欧州CL「チェルシー対バルセロナ第2戦」妄想プレビュー またはゾーンディフェンスとマンマークについて

■はっきりいってカンプノウに「苦手意識」みたいなものがある気がしてます


モウリーニョ・チェルシーになって、これまで2度カンプノウで対戦してますが、どちらもいい結果が出てません。一昨年はドログバが退場し1-2で逆転負けし、昨年はロナウジーニョに中央突破からゴールを決められ涙を呑んだわけですが、はっきりいってカンプノウに「苦手意識」みたいなものがある気がしてます。それを受けての今回の対戦ですが、「3度目の正直」となるのか「2度あることは3度ある」となるのかわかりませんが、ここらで苦手意識を払拭しておきたいのは確かなところ。まぁ勝てればベストですが、引き分けでも万々歳で問題なし…そんな感じで見守っていきたいと思いますが、ドログバとシェフチェンコの出場が微妙みたいなので、かなり厳しい戦いになるのは間違いないところですね。って、わけでチェルシー側から見た試合展望を書いてみたいと思いますが、その前にスカパーで原博美が解説していたファーストレグのバルサの「3バック守備への変更」についてちょいと。

■まずはスカパーで原博美が解説していたファーストレグのバルサの「3バック守備への変更」について

ドログバのゴールで先制されたあとサイドバックのジオに代えてイニエスタを投入し「3-4-3」にシステムを変えたバルセロナでしたが、原さんがスカパーダイジェストだったが解説されたように「シェフチェンコが右サイドに張るポジションニング」を取ったことで、バルセロナの守備陣が混乱していたように見えました。具体的に言うと、後半何分か忘れましたがランパードのスルーパスからドログバがゴール正面でシュートうって、ビクトールバルデスの攻守で追加点を防いだシーンが顕著だったんですが、要はシェフチェンコの対応にプジョルが引っ張り出されバルサの左サイドに膨大なスペースができてしまっていたんですよね。


【バルセロナ3バック時の穴】

          ●ザンブロッタ  ●マルケス

               ○ドログバ

        ○ランパード              ↑
          ↑              ○エシエン      ●プジョル
                                      ○シェフチェンコ

シェフチェンコがバルサの左サイドに張ることで、プジョルがそれに対応していたんですが、図で見てもらえば分けるように、実質2バック状態。でこの時、チェルシーはSBブラルーズからドログバへロングボールが放り込んで、そのボールにドログバが反応して「1対2の状態」ながら、競り勝ってポストプレイを決めますランパードがそれに応じてボールを受け、バルサの左サイドの広大なスペースへスルーパスを出すのですが、ドログバ&エシエンがフリーな状態でポジションをとっていたのが印象的でした。「4バックから3バックへの変更」がこの「左サイドの広大なスペース」を生んだのは間違いないのですが、もっと言えばバルサロナが「4バックから3バックへの変更」したことによって、最終ラインが「ゾーンディフェンスからマンマークディフェンス」への変更を余儀なくされ、その結果としてチェルシーが攻める「スペ-ス=ゾーン」が生まれたともいえる気がするんですよね。

■「4バックから3バックへの変更」したことによって、最終ラインが「ゾーンディフェンスからマンマークディフェンス」への変更を余儀なくされた?

4バック時もバルサのCBの2人はドログバとシェフチェンコに「マンマーク的」に付いてはいたんですが、両サイドのスペースはサイドバックが埋めており基本的には「最終ラインの4人で分担」してゾーンを守っていました。ですが3バックに変更後は3人でドログバ、シェフチェンコの2人に対応することになり「3人のうち2人がマンマークして1人がリベロで余る」的なマンマーク守備になっていたように見えました。まぁバルサの最終ラインの選手たちが「ゾーンからマンマークへの変更」を意識したわけでなく、シェフチェンコが右サイドで張ることによって「マンマーク守備的になってしまった」というのが正解なのかもしれません。で、その結果ランパードやエシエンといったチェルシーの2列目の選手が使える「スペース」が生まれることになるんですが、バルセロナの守備陣が彼ら2人に対してもマンマークの意識があれば、まだ混乱は防げたのかもしれません。が上のシーンではその意識はなく、ランパードやエシエンがフリーでボールを受け、フリーでスペースを突いていました。まさに「ゾーンディフェンス」が崩壊し、「マンマークディフェンス」にも綻びがあったわけですが、要はこれがファーストレグのバルセロナが崩れた原因であったと思う次第です。

■チェルシーの「ゾーンディフェンス」と、バルサのポジションチェンジの攻防

対するチェルシーですが、基本的に「ゾーンディフェンス」を遂行してました。メッシにはアシュリーコールが、ロナウジーニョにはブラールズが対応してましたが、「どこまでも追尾する密着マーク」ではなく基本的には「ゾーンに入ってきたら厳しく守備する」というものでした。たとえば、ロナウジーニョやメッシがポジションを崩して「中央」「逆サイド」に流れた時も、彼らはマンマークせずに決められたゾーンを守りました。で、バルセロナは、その「マークがはがれた時」に何度かチャンスを演出していたんですが、結果的にはチェルシーのゾーンディフェンスによって防がれたというのがファーストレグだったんですよね。具体的に言うとロナウジーニョは左サイドではブラールズに押さえられており、ポジションを中盤に移動してボールを受けるシーンが多々ありました。



【チェルシー4バックのゾーン一例】
             ○カルバーリョ   ○テリー
  ○ブラールズ                       ○アシュリーコール

            ○エシエン
                    ○マケレレ
                     ↓
                 → →●ロナウジーニョ

その時のチェルシーの対応ですが、ブラールズはロナウジーニョを追わずサイドのスペースを守り、代わりにマケレレやエシエンがロナウジーニョの対応をします。で、バルセロナはこの「チェルシーのマークのズレ」を利用してパスをダイレクトでつないで、最後はデコからシュリーコールの裏のスペースへスルーパスし、そこにメッシやシャビが走り込むというシーンで好機を演出してました。前半29分のシーンがそれです。


【前半29分:バルセロナのポジションチェンジからの攻撃】
          ○カルバーリョ   ○テリー     ●シャビ(フリー)
○ブラールズ     
                    ←←○Aコール
           ○エシエン     ←←●メッシ

           ●デコ      ○マケレレ
                  →→●ロナウジーニョ

要はロナウジョーニョがポジション崩したことでチェルシーの中盤のマークがずれ、合わせてメッシが中央に絞ってアシュリーコールをひきつけることによってできた「チェルシーの左サイド」のスペースを「デコのスルーパス&シャビのオフザボールの動き」で突いたというのがバルサの形だったんですが、最後はチェルシー守備陣が「ゾーンを壊して体を張って守備」をして防ぐことになります。まぁ、チェルシーも最後は「マンマーク的」に対応するんですが、ギリギリまで「スペースを守る意識」が守備陣にあったので瀬戸際で防ぐふせぐことができたというのは言いすぎでしょうか? アシュリーコールがつり出され左サイドをバルサにこじ開けられてますが、「スペースの意識」があるから、こじ開けられたスペースを即座に埋めるカバーリングができたとでも言いますか。

■要はチェルシーもバルセロナも「ゾーン」の意識があり、それを壊す&埋める攻防が第2戦でも展開するであろうということ

まぁマンマークとゾーンディフェンスに関してはオシム日本代表でも話題になっていますが、CL「チェルシー対バルセロナ戦」から、それに関連した部分を拾ってみました。すみません、全然第2戦のプレビューになってないのですが、要はチェルシーもバルセロナも「ゾーン」の意識があり、それを壊す&埋める攻防が第2戦でも展開するであろうということです。もっと言えば、バルセロナがチェルシーのブロックを破れるか、反対にチェルシーがバルサにスペースを与えずに「ゾーンで守れるか」がポイントになるとでも言いますか。ちなみに第1戦でチェルシーは「時間帯」や「ボールの位置」によって、エジミウソンのあたりからゾーンプレスをかけて全体的に押し上げており、これが機能してましたが、カンプノウでも同様の「前線からのいプレス」が利くかどうかは注目点かもしれませんね。
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