欧州CLグループリーグ最終節「チェルシー対レフスキソフィア戦」雑感  ゴールシーンとエシエン

■勝ちました。1位通過です

勝ちました。1位通過です。本調子でなかったシェフチェンコ&ショーンライトフィリップスが決めてくれました。追加点が取れずちょっと手こずりましたが、まぁ完勝と言えるでしょう。ゴールシーンを振り返ってみます。

■チェルシーのゴールシーンをチェック①:シェフチェンコ

【チェルシーのゴールシーン1:シェフチェンコ】

前半27分。相手陣右サイドのスローインから、ロッベンがボールを受けてランパードにパス。ランパードがペナルティエリアのちょい外側までボールを持ち込んで、ペナルティエリア内の左サイドでフリーでいたシェフチェンコにパス。ランパードのパスをシェフチェンコが左足のアウトに掛けてダイレクトでシュート。これがゴール右墨に決まりチェルシーが先制。

何よりもシェフチェンコのシュートが見事でした。ボールのもらい方からシュートを打つまでの動きはすばらしかったですし、左足のアウトにかけたシュートも精度がありすばらしかったです。今まではどちらかというと「決定機の演出」する側になる場合が多かったシェフチェンコですが、このように他の選手がお膳立てしてくれればきちんとゴールできる選手であるのは言うまでもないこと。このゴールを演出したのはMFランパードでしたが、この試合では「トップ下」的に相手バイタルエリア内にドリブルでボールを持ち込むシーンが多々あり、それがこのゴールにも結び付いたと言えるのでしょう。


【図①:チェルシー:対レフスキ戦・基本フォーメーション】
                    GK●イラーリオ
         
              CB●ブラールズ  CB●カルバーリョ
     SB●フェレイラ                    SB●ブリッジ

                    MF●エシエン
             MF●バラック        MF●ランパード
 
   FW●シェフチェンコ                  FW●ロッベン
                    FW●ドログバ
【図②:チェルシー:対レフスキ戦・攻撃時の形】
                    GK●イラーリオ

              CB●ブラールズ   CB●カルバーリョ
     SB●フェレイラ                    
                                  ↓
                      MF●エシエ      ↓
                                  ↓
               MF●バラック           SB●ブリッジ
                       ↓
  FW●ロッベン           ↓        
                    MF●ランパード

       FW●ドログバ             FW●シェフチェンコ

この試合のチェルシーは変形「4-3-3」でしたが、ゴールが生まれたシーンなどの形は図②のような2トップ+ランパードがトップ下の「3-4-1-2」的な形となってました。で、本来ならこのトップ下的な役目をバラックに期待したいですが、この試合ではそういうプレイはほとんどなく、代わりにランパードが後方から攻撃参加する形でその役目を務めていた感じでした。まぁ、それで勝てれば問題ないかもしれませんが、ランパードは基本的にはトップ下のプレイヤーでないわけで、もうちょっとバラックにがんばってもらいたいなぁというのが正直なところです。

■チェルシーのゴールシーンをチェック②:ショーンライトフィリップス


【チェルシーのゴールシーン2:ショーンライトフィリップス】
後半38分。カウンターからDFカルバーリョがドリブルでボールを運び、前線で張っていたショーンライトフィリップス(SWP)にパス。ペナルティエリア近くでSWPがカルバーリョとワンツー的にパス交換し、正面ちょい右からミドルシュート。これがゴール左隅に決まってゴール。

SWPにはこういうプレイを求めていたので、決めてくれてうれしいです。まぁカルバーリョのラストパスは、本当はランパードに出したもので、たまたまSWPのところに転がってきただけという噂もありますが、SWPにはこういう中央に絞ってミドルシュートを狙うプレイをもっともっとやってほしいです。今期セルティックの中村俊輔はゴールの意識がついてペナルティエリアに入っていくプレイが増えましたが、同様のことをSWPに期待したいんですよね。で、そういったサイドのみならず、中央に絞ったり、ペナルティエリア内にポジションを移動してプレイするためにSWPに必要なのは、「プレイに対する自信」であったり「自ら主体となって仕掛ける意識」「いい意味での積極性」というメンタル面の問題だと思うんです。前にも書きましたが、SWPはどうもほかのプレイヤーに遠慮し過ぎているところがあって、それがプレイの幅を狭めてしまっている気がするんですよね。確かに、右サイドに張ってセンタリングを上げることが仕事ではあると思うんですが、あまりにその考えに固執しすぎてプレイを難しくしてしまっているとでも言いますか。もちろんそういうプレイも必要ですが、攻撃時のここぞというところでは、もっとポジションにこだわらずに動いていいと思うんです。そうすればもっとプレイの幅が広がって、中央でシュートを打ってゴールできたり、サイドでも相手のマークが緩んだりすることになると思うんで。

とにもかくにも、このゴールでSWPの何かが変わってくれること、そして今後の活躍を期待したいですね。ただ、まぁ現状は依然として「この冬に移籍するリストの1番手」であるんでしょうけど。

■最後に、エシエンでなくパウロフェレイラが途中交代で退いた意味について

という感じでゴールシーンを中心に書いてきましたが、まぁ相手が相手だったんで試合内容自体は70%デキという感じ? 早い時間帯で2点目がほしい試合でした。欲を言えばロッベン、ランパード、ドログバあたりにゴールがほしかった。ちなみにモウリーニョは途中交代で3人選手を入れ替えたんですが、ディアッラを入れた時に同しポジションだったエシエンを下げずにパウロフェレイラを下げて、エシエンをボランチからSBにポジション代えてフルタイム起用してました。これはパウロフェレイラの出来が悪かったからではないかスカパー解説の渡辺氏が言ってましたが、私はそれよりも、単に「エシエンをピッチに残したかったから」そうしたのではないかと思いました。エシエンはFW&GK以外ならどのポジションもこなるマルチプレイヤーなので、たとえば誰かが退場になったときなどの「不測の事態」に非常に役立つプレイヤー。この試合、チェルシーはいつもレギュラーでない選手がけっこう出ていたし、交代でMFに入ったディアッラも久々の登場でしたんで、モウリーニョ的にはピッチ上に保険を残しておきたかった。で、エシエンを下げずにパウロフェレイラを変えたのではないかと。まぁ真相はわかりませんし、単にパウロフェレイラの出来が不満だっただけかもしれませんが。最後に、たまには趣向を変えて個人評価をしてこのエントリーを終了。
GKイラーリオ…シュートのナイスセーブが2本。無失点に貢献。
SBパウロフェレイラ…攻守にイマイチ。特に守備での不安定さが目についた。コンディションの問題? 
CBブラールズ…守備は安定していたが、サイドを破られた時のポジションニングにちょい不安。攻撃面で、もう少し基点になるプレイがほしい。
CBカルバーリョ…攻守にすばらしかった。特に2点目の演出は見事。
SBブリッジ…攻撃面では何度かいいオーバーラップを見せたが、守備ではイマイチ。その点を考えると現状アシュリーコールの控えはやむなし。
MFエシエン…中盤の底よりもサイドバックでいい動き? チェルシーの心臓。
MFバラック…何本かミドルシュートを見せたが存在感なし。次に期待。
MFランパード…攻撃のキーマンとして活躍。ミドルシュートを決めたかった。
FWロッベン…左サイドを中心に攻撃の基点。守備でも奮闘。もうそろそろゴールもほしい。
FWシェフチェンコ…ゴールは見事! もう1点決めたかった。今後に期待。
FWドログバ…前半終了間際に魅せたGKを受けて「胸トラ→キープ→ランパードにパス」までの一連のプレイは見事。ゴールが取れなかったのが不満。
交代出場
MFディアッラ…守備時のポジショニングで気になるところがあった。冬にレンタル?
FWカルー…シュートはあれでしたが、シュート打つまでの動きはよかった。
FWショーンライトフィリップス…ゴールは見事! 今後に期待。

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