欧州CL「セルティック対ミラン」第1戦雑感 「バランス崩してもまずかった」戦いの末

■バランス崩してもまずかった

▼中村の話 もうちょっとやれたとは思うが、前に行きすぎてバランス崩してもまずかった。レッジーナにいたときより「全然かなわないわ」という感じではなかった。(直接FKが入らず)悔しくて今晩は眠れないでしょう。 (共同)http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20070221000.html

「前に行きすぎてバランス崩してもまずかった」というのが、この試合の結果を象徴するコメントのような気もします。ミランは、事前に怪我で出れないのではという流言が流れてたジラルディーノが何もなかったように出場し、彼をワントップにした「4-5-1」の布陣で中盤を厚くし守備的に戦ってきましたが、セルティックも中盤でグラベセンを外して「レノン&スノ」のダブルボランチにするなど、これまた守備を意識した戦いを展開。どちらも「負けたくない」というバランスを考えた戦いをした結果、どちらも「負けない結果」となったということなのでしょう。内弁慶のセルティックとしてはホームで勝ちたかったところもあるんでしょうが、それよりも「負けないこと」「失点しないこと」が優先だったわけで、結果としてそうできたことは評価していいのではないですかね。

■「クサビのパス」を入れさせなかった

ミランの守備はやっぱ固いですよ。がっちりと守られたら、そう簡単に得点できるものではありません。引いてスペースを消してゾーンで待ち構え、ボールホルダーに関しては厳しくプレスをかけて当たりにいく守備はしっかりと組織され、しかも個の守備力も高いとくれば、ゴールするのは至難の業。何よりもセルティックのFWヘッセリングをしっかり押さえて「クサビのパス」を入れさせなかったのはすばらしかったし、中村俊輔&マクギーディの2列目も時にはダブルマークで対応するなどキープレイヤーを押さえていたものすばらしかったです。特にセルティックは、ヘッセリングのところで「基点」を作れなかったことが痛かった。前半はほとんど「攻め手無し」という感じでしたが、惜しかったのは中村のFKくらいでしたかね。

■少しだけ吹っ切れたけど、やっぱ力が入ってしまった

ただ後半になるとセルティックの選手が気持ち的に吹っ切れたのか少し攻撃できるようになるんですが、ミランの選手に疲れがでたこともあったのかもしれません。ボールが持てるようになり、サイドチェンジもできるようになって、両サイドバックが攻撃に絡めるようになるんですが、特に左サイドバックのネイラーが高い位置で基点になれたことがセルティック的には大きかった。彼が左サイドの高い位置で起点になることによって、そこからFWへクサビのパスが通るようになったんですよね。ナナメ後方から角度のあるパスを防ぐのは、ミラン守備陣でもやっぱ難しい? で、前線でボールが入ることによってミドルシュートが打てるようになったり、ペナルティエリア近くのいい位置でファウルをゲットしてFKのチャンスを得ることになるんですが、54分のネイラーのミドルシュートも59分の中村俊輔のFKも枠を捉えることができなかったのは残念でした。初のCL決勝トーナメント大一番。しかも相手は強豪ミランということもあり、変に力が入ってしまったのかもしれません。特に中村俊輔はプレイが固かったように見えました。まぁ、ミラン守備陣のマークがきつくて思うようにプレイができない焦りみたいなものもあったのかもしれませんが、パスミスもけっこう多かったように感じました。期待が大きかったので、それがプレッシャーになってしまったところもあったのかもしれませんが、次の第2戦では吹っ切れたプレイを期待したいところです。

■メンタル面での苦悩が演技に出ていた

ミランは、守備はよかったですが攻撃はイマイチでした。というかフィニッシュの精度がダメダメでしたね。特にジラルディーノはブレーキでした。決定的なチャンスを何度も外してましたが、パルマでよかった頃と比べると雲泥の差でしたね。もっと自信を持ってプレイしてもいいと思うんですが、ビッククラブ特有のプレッシャーからか、萎縮してプレイしているように感じました。あのダイブも、そういうメンタル面での苦悩が演技に出ていた感じでしたし。カカはよかったですが、彼が「お膳立て」するほうでなくて「決める」ほうになる形が多く作れていたなら、ゴールが生まれていたかもしれません。

■失うものは何もないはず

まぁ、何はともあれ勝負は次の第2戦に持ち越されました。今期アウェーで勝ててないセルティックですが、勝機は十分にあると思うんでがんばってもらいたいです。特に攻撃陣には吹っ切れたプレイを期待したいです。失うものは何もないと思うんで。

■皆さんは笑っているが、私は本気

「CLの結果で私をクビにするなら、CLで優勝経験のない監督もクビにして欲しいもんだ。なぜなら、私は1度優勝を経験しているのだからね。私がプレッシャーを感じているのなら、優勝経験のない監督はさぞ不安だろう。そもそも、CLは簡単に優勝できる大会ではない。どんなにビッグな監督でも、優勝経験がない者がほとんどだ。そんな監督がロンドンにも1人いるだろう? (アーセナルの)アーセン・ベンゲルはトップクラスの監督だ。皆さんは笑っているが、私は本気だよ。そんな彼でも優勝を経験していないんだ。だから、1度経験している私は神に感謝しなければならない。チェルシーの監督としてプレッシャーは感じていないよ。ポルト時代の方がキツかったくらいさ」http://news.livedoor.com/article/detail/3039300/

さて、いよいよチェルシーの登場です。昨日アーセナルは敗れましたし、ユナイテッドも苦戦しました。CL決勝トーナメントに楽な試合などないですが、勝利目指してがんばってほしいです。というわけで、景気づけにおなじみこの曲を最後に。
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PS:追加でまったく関係ないけど、ついでにこの曲も張っとこう。懐かしいなぁ。
確かにベースかっこいいよね。だからわかるよ、これとか、これとか、これとか、これとか。

ワールド・フットボール・アンセムズ

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