プレミアリーグ第29節「チェルシー対シェフィールドU」超雑感  SWPを中盤で試してみて

■ショーンライトフィリップス(SWP)の中盤起用!

マンチェスターUも勝利したため、勝ち点が6差から縮まらなかったことについて、チェルシーのモウリーニョ監督は、「彼らは彼らの仕事をし、我々は我々の仕事をした。我々が関与できるのは自分たちの試合だけだ。とにかく直接対決には勝ち、そこで3ポイント縮められると信じている」と話していた。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20070318-00000083-ism-spo

ってわけで、「我々は我々の仕事をした」シュフィールド戦。言うまでもなく開始直後のシェフチェンコのゴールが大きかったんですが、モウリーニョの戦術的な面から考えてみるとショーンライトフィリップス(SWP)をバラックのところ(3ハーフの右)で使っていたのが興味深かったです。エシエンを怪我で欠き、ミケルが出場停止、ディアッラがFAカップで「あれ」だったため、SWPを試してみたのかどうかはわかりませんが、この試合に限っていえば「それ」は成功だったと思いました。前半17分に生まれたチェルシーの2ゴール目は、まさにその「SWPの中盤での起用」から生まれたゴールだったと思うんですが、要はロッベンとSWPの「縦のポジションチェンジ」からチャンスメイクして生まれたゴールだったんですよね。右サイドでロッベンが下がってボールを受けて「ため」を作り、それを追い越す形でSWPが右サイド前線へオフザボールの動きを見せてパスを受けてセンタリング。そのセンタリングをニアでシェフチェンコが詰めて、こぼれたところをカルーが押し込んだものでした。


【右ウイング:ロッベンと右MF:SWPの縦のポジションチェンジ】
                   ●マケレレ
             (SWP)           ●ランパード
                ↓              
     (下がって基点) ↓
      ●ロッベン    ↓                  ●カルー
        ↑       ↓     ●シェフチェンコ
                ↓
   ●SWP(センタリング)

このシーン。シュートを決めたカルーはもちろんすばらしかったのですが、何よりもセンタリングを上げるまでの「ロッベンとSWPの連携」
がよかったんですよね。SWPって、ドリブルよりもこういうオフザボールの動きで2列目から飛び込んでボールをもらうほうが得意としているんでしょうかね。まぁロッベンが下がってボールを受けて起点になり、右サイド先方にスペースが生まれたんでSWPがそれを使っただけなのかもしれませんし、シェフィールドのDF陣がイマイチだったので機能しただけなのかもしれませんが、この2人のポジションチェンジによる崩しはこの試合かなり利いていました。ロッベンとSWPは、それでなくても、もともと個のドリブル突破力もあるわけで。個の突破と、連携による突破をバランスよく繰り出せば、そりゃ相手DFは戸惑うと思いますよ。まぁ、この試合のシェフィールドのDF陣に問題があったのは間違いないのですが。

■守備ではちょっと危なっかしいところがあった?

ってわけで、この「SWPの中盤での起用」が当たってチェルシーが右サイドを掌握したのが勝因だったと思っているのですが、守備ではちょっと危なっかしいところがあったように思えました。危なっかしいというか、エシエンやバラックと比べると安定感がないというか、守備面での主体的な働きや機能性がなかったとでも言いますか。まぁ、おなじみマケレレが中盤の底でがんばっていたし無失点で終えたので問題なかったといえばそうなのかもしれませんが、2点取ったあと何度かシェフィールド攻撃陣にカウンターからチャンスを演出されたシーンはちょっと危なかった。実際「SWPのミス」からのピンチではなくて、マケレレがボールロストしてカウンターを食らったり、ブラールズが不用意なサイドチェンジをインターセプトされたりしてピンチを招いてはいたんですが、それらのミスが起こった1つの要因に「SWPの中盤での起用の影響」が少なからずあったのかなぁと思うんですよね。いつもなら無理して攻撃しないところで、強引に攻撃してボール取られるとか、いつもなら無理してパスをつながないところを、強引にパスを通そうとして取られてしまうとか。

とはいえ結局SWPは90分出場し、さらに見事に完封シャットアウトで試合を終えたわけでして。今後もこの「SWPの中盤で起用」するという起用法は、1つのオプションとしてあるのかもしれません。まぁ基本はバラック、エシエン、ランパード、マケレレ、ミケルだとは思うのですが、超攻撃的な布陣の1つとして「SWPの中盤での起用法」がモウリーニョの脳裏に残ったことは間違いないのではないでしょうか。

■カルバーリョのインターセプト&センタリング

あと、その他のチェルシーのゴールシーンについても、ちょいと。まず1点目。シェフチェンコの決定力のすごさは改めて言うまでもないですが、その前のカルバーリョのインターセプトからセンタリングするまでの「1人ハーフカウンター」の形はすばらしかったです。カルバーリョって実はドリブルうまいんですよね。この試合でも何度かDFラインからスキを見てドリブルでボールを運んでいましたが、状況によってはそういうプレイもするんですよね。これはテリーも同様ですが、状況によってDFラインからドリブルでボールを運んでいます。たまにチェルシーの試合を見てない人なんでしょうが、テリーがボールを運ばないとイメージで思っている人もいるみたいですが、そんなことはないわけで。まぁ、基本的には「DFラインでボールを回す=ボールの休息」の役を担ったり「MFやSBに安全にパスする選択」のが多いとは思いますが、状況的にドリブルが有効と判断した場合はやっているんですよね。話がそれましたが、カルバーリョのインターセプト&センタリングは見事でした。

■これを機にセットプレイからの得点力を上げてもらいたい

最後に3点目。バラックのヘディングはサスガでしたが、セットプレイ時の「SWP&ロッベン」の連携が見事でした。「1人がボールをセットして、もう1人がそのボールをすぐに蹴る」というサインプレイ(?)だったと思うのですが、このプレイはモウリーニョ就任1年目の時に頻繁に見られたものでしたね。実はちゃんと決まったのをあまり見たことなかったんですが(笑)、今回は見事に決まり何よりでした。今期はちょっとセットプレイからの攻撃に迫力欠いていた感じだったんで、これを機にセットプレイからの得点力を上げてもらいたいですね。テリー、バラック、ドログバと「高さ」に強い選手はちゃんというるわけですから。

あと、パウロフェレイラを左SBで試してましたね。ポルトガル代表でもやっているから、ブリッジが戻るまでは問題なし? って、本日はFA杯スパースとの再戦じゃないですか。何で生放送しないんだフジ739!
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