プレミアリーグ「ウエストハム対チェルシー」雑感 完勝でした!

■試合の前に、「1試合負けただけで」について

「前の試合のことを言うならば、うちはいいプレーができずに敗れた。その前の5か月間は問題なかった。日曜日の試合は悪かった。チームにとって悪い日だったということだ。そういうことだってあるさ。試合には負けた。だが、我々はファイターだ。戦い続ける」と当初は冷静に話していた監督だが、トッテナム戦後の選手との仲について聞かれると、「なぜ1週間前にその質問をしなかったんだ? 1試合負けただけで……そんなことを問題にするなんて間違っている。チームスピリットは良好だし、チーム状況も非常にいい。トッテナム戦は残念だった。だが、この5カ月、我々はいい仕事をしてきたんだ」と繰り返し、不安を煽るような報道をするメディアを批判した。http://www.so-net.ne.jp/FW/fw_news/tools/cgi-bin/view_text.cgi?topic_id=1204331863

試合を振り返る前に、一応この「1試合負けただけで」というコメントについて。これスカパー・ウエストハム戦の解説中に粕谷氏も言っていましたが、リーグ優勝もしくは4冠を目指すビッククラブの監督が言うセリフではない気がします。このセリフから想像するに、チェルシーというクラブにおいて「1試合負けることの意味」や「その重み」がわかってないんでしょうね。わかってないからこそのローテーション戦術であり、試合中に「勝つための交代戦術」ができないのかな? って交代戦術ができないのは、単に監督としての力量がないだけか。あと、合わせて粕谷氏が「グラント監督はメディア対応が下手」というようなことも言ってましたが、それにも同意。個人的にはふだんの試合前後のコメントなどがまったくつまんないんだから、たとえ嘘であってもメディアに話題にされるだけでもありがたいって思うのですが、さすがにそれは言い過ぎですか(笑)。個人的には今年1年はいいけど、来年からは別の人に指揮してもらいたいというのが正直なところ。なんか選手がかわいそうに思えるし、このままじゃこのオフにチーム崩壊する気がするんで。まぁ、何かしらの目に見える結果を残せれば、状況がかわるのかもしれませんけど。

■「中盤省略→FWアネルカへロングボール」が決まり…

というわけで、ウエストハム戦について。完勝でしたね。前半17分から22分の5分間の間に上げた怒とうの3ゴールがすべてでした。狙った攻撃だったかわかりませんが「中盤省略→FWアネルカへロングボール」という攻撃の形が見事にハマり、それを確実にゴールした決定力の高さが見事でした。ウエストハム守備陣の対応がまずかったことも多々ありましたが、それよりもジョー・コール、バラック、アシュリーコールらのシュートを褒めたいですね。ほんと見事でした。

■スタメン:ローテーションはわかるけど…

チェルシーのスタメンですが、予想通りというか一部ローテーションを採用。グラント監督はドログバ&エシエンをスタメンから外し、アネルカワントップの「ランパード・バラック共存」という選択をしてきました。まぁCLオリンピアコス戦を控えているので、このタイミングでローテーションを採用すること自体は悪くはない気はします。ただ気になるのは、その選手のチョイスした理由や方法に対してしっかりとした考えやポリシーがあるのかどうかってことなんですよね。何も考えずに順番で選手を起用しているのか、それとも試合の重要度や相手の戦術との相性、もしくは選手のコンディションを加味してローテーションし選手をチョイスしているのか? グラント監督が何を考えて選手を採用しているのかが、どうも私には見えてこない。まぁ1年目ですし、これからいろいろと見えてくるのかもしれませんが、現状、彼の中の「チェルシーのベスト布陣」というのがどういうものなのかわからないんですよね。まぁ本人もわからないというか、決めかねているのかもしれませんが、どこかの段階で「ベストの布陣」というものを決めた方がいい気がするんですけど…、って話が横道にそれてしまいました。ウエストハム戦に戻って、スタメンを確認しときます。GKチェフ、DFアシュリーコール、テリー、カルバーリョ、フェレイラ、MF、ランパード、マケレレ、バラック、FWカルー、アネルカ、ジョーコール。ウエストハムはめんどくさいので割愛。カールトンコール、リュングベリ、マリンズ、アップソン、ニール伯父さん、ボアモルテなどおなじみのメンツが出てました。一応。

■前半1:あのテリーが戻ってきた!

前半。さすがロンドンダービーという感じで、試合開始から球際の激しいプレイが目立つ展開でしたが、前半2分にチェルシーにいきなりビックチャンス到来します。セットプレイからテリーがゴール正面でヘディングシュート。GKグリーンが弾いたところをアネルカが詰めてチェルシーが先制したかに見えましたが、残念ながら判定はオフサイド。VTRで見るとオンサイドのように見えましたが、まぁ微妙なプレイだったので仕方がないところでしょうか。ちなみにこのシーン、テリーのヘディングシュートが見事でしたが、これ以外のシーンでもいいプレイが多かったように思えました。あの「テリー」が帰ってきたという感じでしたね。高さもスピードもキレも激しさもあり、マジですばらしい出来でした。とりあえす、ここで褒めておきたいと思います。

■前半2:ターゲットマンとしてのアネルカ

試合に戻ります。続く前半5分にチェルシーが最終ラインのテリーから中盤省略してFWアネルカへ「ロングパス」して前線に基点を作るんですが、この試合この中盤省略する形がけっこう見られたのが印象的でした。主にGKチェフからのパントキックでそのままアネルカへという形が多く、適当に数えたら前半20分までに5回くらいありました。意図したものだったかわかりませんが、この試合は下手に中盤でつなぐことばかりしないで、そのようにFWへ放り込んだ攻撃が利いていたように思えました。で、そのターゲットマンとなったアネルカのプレイがすばらしかったんですよね。ロングボールをかなりの確率で競り勝ってましたし、何度か前線で基点を作れていたのは個人的には評価したいと思いました。当初、そういうポストプレイは得意でないのかなって思っていたんですが、いやはや失礼しました。この試合の出来でしたら、十分にチェルシーのワントップできますね。まぁウエストハム守備陣の出来が悪かったところもあるんでしょうが、この試合のアネルカのプレイはすばらしかった。MVP上げていいくらい。

■1点目:カルーのオフザボールの動きを評価

迎えた前半17分。チェルシーに先制点が入ります。ハーフウェイラインあたりでファウルをもらい、そこからすばやく右サイドにサイドチェンジ。ランパードから右サイド高い位置のアシュリーコールに展開し、そこから前線のカルーへスルーパス。ペナルティエリアちょい外でパスを受けて、そのままドリブルしようとしたところをアントンに足を掛けられてPK奪取。これをランパードがしっかりと決めて、チェルシーが先制します。この得点シーン、個人的にはカルーのオフザボールの動きを評価したいです。基本はウイングではあるけど、FW的(シャドーストライカー的)な動きができるのが彼のいいところなんですよね。このPK奪取シーンはまさにそんな感じでしたが、これでサイドでの淡白なドリブルとシュートがもっとうまくなればいうことなしというところでしょうか。

■2点目:ジョーコールは単なるセンタリングマシンでない!

続く前半19分にチェルシーが追加点を上げます。先ほど述べたようにチェフ→アネルカのホットラインが炸裂。ジョーコールが絡んで、アネルカがポストプレイから流れの中で左サイドへ移動して基点を作ります。中に折り返して、これをジョーコールがペナルティエリア左側からすばやい振りのシュートを放ち、ゴール右隅へ。ジョーコールのシュートは見事でした。彼もカルーと同様、ウイングながら中央でもプレイできるのがやっぱ魅力。そして何よりも、精度の高いシュートを打てる決定力があるのはほんとすばらしいんですよね。単なるセンタリングマシンでなく、FWとしてゴールも狙えるってのはチェルシーの3トップでも大変重要であると思っていますが、この試合のジョーコールはまさにそんな感じでした。

■3点目:ランパードのセンタリングも見事でしたし、バラックのシュートも見事

21分に3点目が入ります。今度はチェフ→カルーと放り込んで、そこにアネルカが絡みランパードが右サイド深い位置で基点に。そこからペナルティエリア逆サイドのバラックへ狙い済ましたセンタリング。これをバラックが見事にボレー。試合を決める3ゴール目が決まります。ランパードのセンタリングも見事でしたし、バラックのシュートも見事でした。精度が高かった。ジーコが言うように、これやはり重要ですね(笑)。ちなみに2点目も3点目の「前線左サイドの高い位置」で基点となって、そこからのアシストでゴール生まれているんですが、ウエストハムのサイドの守備(マークやゾーン)を混乱させたのが大きかったように思いました。まぁアネルカ、ランパードらのポジションチェンジが利いたわけですが、このような流動的な攻撃からサイドで基点を作れればもっと得点力はUPすると思うんですけどね。今後に期待です。

■後半は割愛

試合はこの3点目がすべてでした。このあとランパードが退場となり10人となってしまいますが、後半もしっかりと守って完封勝利したのは見事。あといろいろ私生活で騒がれているアシュリーコールがゴールできたのもよかったなぁと。まぁそんな感じです。 

■総括みたいな

というわけで、カーリングカップ敗戦を払拭するような完勝でしたが、これで調子を取り戻せたら言うことないですけどね。とりあえずは今週ミッドウィークにあるCLオリンピアコス戦がポイントになると思いますが、ぜひともいい形での勝利を期待したいです。
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