欧州CL「チェルシー対オリンピアコス」第2戦雑感 勝っているチームは?

チェルシーは立ち上がりから順調に試合を進め、前半5分には早くも先制ゴール。ランパードの左からのクロスをペナルティーエリア中央のバラックがヘディングでたたき込んだ。その後もチェルシーは攻撃の手を緩めない。18分にはジョー・コールの深い位置からのクロスに合わせたドログバのシュートがゴール上に外れ、20分にはマケレレがペナルティーエリア外からの低いシュートでGKニコポリディスを脅かした。ガジェッティとルアルアを欠くオリンピアコスは反撃に転じることができず、25分には追加点を許してしまう。バラックのシュートをニコポリディスが小さくはじいたところを、ランパードが素早くゴールに押し込んだ。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20080306-00000006-spnavi-socc.html

ご存知のようにサッカーでは「勝っているチームは動かさない」という言葉があります。例のローテーション戦術と相反する考え方のように思われますが、この一見相反するように思われる「勝っているチームは動かさない」と「ローテーション」という2つの要素をうまくハンドルする術があるかどうかが、現代の試合過多のビッククラブの監督に求められる一番の要素なのかもしれません。

■勝っているチームは動かさない!

この大事な一戦に臨むに当たり、グラント監督は予想に反して「勝っているチームは動かさない法則」を採用しました。先週末に行なわれたウエストハム戦からメンツを変えたのは2箇所。FWをアネルカからドログバ、GKをチェフからクディニーニに代えてきましたが、それ以外のポジションはそのまま動かしませんでした。クディチーニの起用はチェフが怪我したためと考えると、グラント監督が主体的に変えたのメンツは1つ? 私は当初ドログバはもちろんのこと、エシエンやSWP、ベレッチあたりもローテーションから考えるにスタメンなんだろうなと思っていたんですが、彼らの名前がスタメンになかったのは正直ちょっと驚きでした。悪い意味でなく、いい意味での(笑)。選手やフロントからなんらかの圧力があったのか? それとも自ら心変わりしたのか? 心変わりでなく、この試合だけ気分でローテーションをやめたのか、それとも前節のウェストハム戦での戦いぶりから「ベストメンバー」を見つけたのかわかりませんが、この試合に関しては「勝っているチームは動かさない法則」を採用したのは英断であった気がしています。で、個人的にはグラント監督がこの法則を採用したのを知った時点で、この試合90%の確率でもらったと思ったわけですが(笑)、試合はその予想通り(?でもないか)の展開となったのは何よりでした。

■先制点が利いた!

というわけで、試合について簡単に。何よりも開始5分で先制点を上げることができたのが大きかったですね。左サイドからランパードが高精度のクロスを入れ、それにバラックがうまく頭で合わせて先制するわけですが、ウエストハム戦に続いて「ランパード→バラック」のホットラインからゴールが生まれたのは評価したいです。正直この2人の併用は難しいかなと思っていたのですが、ここ2試合の出来を見るとちょっと希望が出てきたというところでしょうか? 両選手とも決定力があるのは確かなわけで、うまく噛み合えば得点力ある中盤が形成できると思うんですが、総合的に考えるとどの組み合わせがベストなんでしょうかね? まぁ対戦相手にもよると思うんですが、エシエンのボール奪取能力や運動量ってやっぱ捨てがたいものがあると思うんですよね。彼をベンチに座らせて置くのは正直もったいない気がするんですが、じゃ彼をピッチに出すとして変わりに誰をベンチに追いやるかと言われれば、それはそれで返事に困ってしまうわけでして。うーん。その場合はバラックになるのかなと思うんですが、決定力で考えるとエシエンよりもバラックのが期待できるんですよね。マケレレに代えてエシエン? まぁそれもあるかもしれませんが、マケレレのポジションはやっぱマケレレが一番な気がするし。えっ、ランパードに代えてエシエン? それだけは勘弁してください、お代官様。それだけは…。

■2ゴール目

2ゴール目はセットプレイ崩れから生まれましたが、ここでもバラックとランパードが絡んでいます。やはりこの2人の決定力は捨てがたい? ちなみに、3点目もそうでしたが、この試合セットプレイをうまくゴールに結び付けていたのが印象的でした。こういう厳しい戦いでは、やっぱセットプレイは大切だなと改めて思った次第です。もちろん流れの中からゴ-ルできれば言うことないんですが、残念ながらこの試合ではドログバのところでうまく基点を作れなかったこと&右サイドからのセンタリングの精度なかったことなどが影響しそれはなりませんでした。まぁ3点もとっているのに贅沢な要求と言われればそうかもしれませんが、もっとできたと思うんですよね。ウエストハム戦の時みたいにもっと単純にドログバを使ってもよかった気がするんですが、そういうプレイがあまりなかったのはちょっと残念。オリンピアコスの守備陣がそれをさせないようにケアしていたとか、ドログバのポジショニングが悪かったとか理由はあるのかもしれませんが、もっとバイタルエリアへ直に放り込んでいればチャンスメイクできていた気がするんですよね。

■不平不満の出ないやり方なんてない

ドログバの出来はイマイチでした。対戦相手が違うとはいえウェストハム戦のアネルカと比べるともの足りなかった。アネルカを気にしてか変に気負って「自分が自分が&判断悪い強引なプレイ」も目立った気もしました。まぁそれはSWPにしても同じで、スタメンから外され限られた時間で結果を出さなきゃという焦りが出てしまったということなんでしょうけどね。「勝っているチームは動かさない法則」の悪い影響? そうかもしれないけど、それでも単純なローテーションよりはいいんじゃないですかね。一番大切なのはタイトルを取ること&試合に勝つことであり、それを敢行するためにどうチームを作って、どうチームをまとめていくか? 不平不満の出ないやり方なんてないわけで、たとえ出たとしてもそこに整合性があり、尚且つ結果が伴えばチームはうまく回転することになるのではないでしょうか? グラント采配の今後に注目です。
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