コンフェデ杯「スペイン代表対イラク代表」 ボラ・ミルティノビッチはオシム的?

■フラット5って、金利の話じゃないよ!

イラク代表の守備がすばらしかった。

最終ラインに5人(フラットファイブ?)、中盤に4人という感じの、変則的(?)2ラインのゾーンディフェンスを、ペナルティエリアからちょい上に構築。

そして、その2ラインのゾーンを基本に、さらにフェルナンドトーレスとビジャの2トップには、ある程度「マンマーク」的にきっちりと対応するという、「ゾーンディフェンス」と「マンマーク」の併用でスペインに挑んでいたように見えたんですが、これがなかなかすばらしく、スペイン代表の攻撃陣を手こずらせていたのは見事でした。

■ボラ・ラボ?

特筆すべきは最終ラインの形成の仕方でしょうか?

通常は4バックで「フォアリベロ」をその前に配するのがよくあるスタイルですが、彼らは5バックをフラット気味に組んでいたんですよね。って、もしかしたら「4バック+リベロ」が崩れて「5バック気味」に見えただけなのかもしれないけど(笑)、何はともあれ、オフサイドトラップはある程度捨てて、それよりも「2トップをマンマーク的につかめる」スタイルは、彼らの戦力から考えると理にかなっていたようにも感じました。これは、やっぱボラ・ミルティノビッチ監督がデザインした守備なのかな? さすがだね。まぁ、たぶん、この人も欧州のトップモードを常にチェックしつつ、それを自分なりに消化(アレンジ)して、自らのチームに生かしているんだろうけど、よくある「モウリーニョとかの現代サッカー戦術の上っ面だけなぞる真似事」ではなく、そこに隠された物事の本質を理解しているということなんでしょう。要はオシム監督のサッカー力みたいなものだ。そういえば、オシム監督時代の日本代表も「相手のFWの人数によって、最終ラインの数を決める」やり方を採用していた時期がありましたが、この日のイラク代表の守備は、もしかしたらそのオシム時代の守備の進化系なのかもしれません。まぁ、どちらが進化した形なのかはわかりませんけど(笑)。

■魅力的な“ミドル”オヤジって誰?

というわけで、イラク代表の守備がすばらしかったんですが、一方で攻撃する側のスペイン代表にまったく問題がなかったかと言われればそうでもなかったわけで。特にミドルシュートが打てなかったのが、この日のスペイン代表の問題点であったのは確かでしょう。

一方、イラク戦に先発出場し、2度強烈なシュートでイラクゴールを脅かしたMFシャビ・アロンソは、次のように語っている。
「イラクは僕らを難しい状況に追い込んだ。僕らが普段のようなリズムでプレーすることはとても難しいことだった」
「エリア外からのシュートが僕らの唯一の選択肢だった。ただ、僕のシュートがどちらも決まらなかったことは恥ずべきことだね」
「でも、少なくとも準決勝進出を決めるために必要な1ゴールを決めることができた。僕はそれに満足しているよ」http://news.livedoor.com/article/detail/4208499/

「恥ずべきこと」とシャビ・アロンソは言っていますが、確かにもっと狙うべきだったように感じました。ユーロの時は確かマルコスセナがミドルシュートを決めていましたが、この試合でもそういうプレイが求められていたと思うんです。先日のイタリア代表はロッシ&デ・ロッシのミドルシュートでアメリカ代表の守備を崩したわけですが、引かれた相手に対してはやっぱミドルシュートが有効であり必要であるわけで、この試合のスペイン代表にはその「武器」がなかったところがちょっと気になりました。まぁ、アロンソも調子いいときはミドルを決めれる選手なので問題ないのかもしれないけど、ランパードやジェラードばりのミドルの名手ってスペイン代表にはあまりいないんでしたっけ? そういえば、イニエスタやシャビってCLチェルシー戦でもあまりミドルを打ってなかった気もするけど、別にミドルが打てないってわけではないんでしょ?

■サイドを捨てる代償?

スペースがなく、その上、有効なミドルシュートも打てずにイラクの守備に苦戦していたスペイン代表でしたが、それでもゴールを奪って勝利したのはさすがヨーロッパチャンピオンでした。決めたのは、ただ今、巷で移籍報道をにぎわしているビジャ。左サイドからのセンタリングをイラク守備陣のマークを剥がしてピンポイントでヘディングしゴールを決めたのは見事でした。まぁこのゴールのちょっと前くらいから、イラク守備陣の集中力が切れ出していた感じだったわけで、イラクのマークが緩くなればビジャ的にはそれほど難しくない仕事だったのかもしれません。それにイラクの「5-4」ツーラインは中央は固いけどサイドはそれほど追いかけない感じだったので、結果的には、その「サイドはある程度捨てて、中央をきっちり守れ」という選択肢が裏目に出たと言えるのかもしれません。ただ、私は「サイドを捨てる選択」はわかるし、それはそれで間違ってなかった気もするんですけどね。

■あのカサ・ミラのチームって意外と多国籍?

というわけで「イラク代表の守備」ばかり語ってしまいましたが、スペイン代表が苦戦しながらも、きちんと勝ち点3をあげて勝ったのは見事でした。その勝者のメンタル的なものは、果たして「イングランド効果」が持たしたものなのでしょうか? まぁわかりませんが、単純に「リバプール(トーレス、アロンソ、レイナほか)+バルセロナ(シャビ、ピケって、イニエスタはいないからそれくらいか? ほかにいるっけ?)」って考えただけでも強い気もします。

デルボスケ監督は「スペイン人選手たちが外国、特にイングランドへ行っていることは、スペインの力を高めた要因のひとつだ」とコメント。「今のスペイン代表にも6人いるし、イングランドでプレーすることは彼らが大きく成長するのに役立った」と、同国での経験が戦術理解度を深めることや人間的な成熟につながっていると語った。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20090617-00000019-ism-socc

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先日、江ノ島に行ってハワイアンなお店でランチした。どうやら、そのお店はテレビなどで取り上げられたことがある店だったらしいが、個人的は別に気に入りもしなかった。とはいえ江ノ島とハワイの相性がよくないのかと考えれば、そうでもないのかもしれないと思っている。少なくとも“ランブラス通りにある、パエリアがおいしい店“的な演出をするよりは、ずっと場違いではないんだろう。まぁ結局はサザンオールスターズでも聴きながら焼きそば食べたり、ジャパニーズヒップホップを聴きながらトロピカルジュースを飲むのが一番なんでしょうけど。改めてシャ-デーやドナルドフェイゲンがBGMって場所ではないところだな。それはない。もっと人が少ないところじゃないと。

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