2009年親善試合「オランダ代表対日本代表」を、今更ながら見て  「ハエ」と「コンパクト」の違い

スカパーで2009年に行われた「オランダ対日本」の親善試合が再放映されていたので録画観戦しました。実は初見だったりします。で、なんとなく思ったことをいくつか。

■最終ラインの脆さはこの頃から

まず気になったのが、最終ラインのラインコントロールの不安定さ。先日のセルビア戦が特殊だったと思っていたんですが、なんと、既にこの時からバラバラだったんですね。最終ライン4人の意思疎通がないというか、単に戦術がないというか。まぁ両方なんでしょうけど、前から積極的にプレス掛けるという戦術するなら、もっとオフサイドトラップのやり方など「最終ラインの守り方」を整備すべきだと感じました。あまりに無防備すぎ。普通は「前からプレス」という戦術を敢行するなら、それによって相手が「中盤省略した縦1本」で攻めてくることを予想し「オフサイドトラップ戦術」をセットにして守ることを考えると思うんだけど、岡ちゃんの日本代表にはその考えがないように見えたのはある意味サプライズ。というか激ヤバ。正直「90分プレス発想」よりも、この「オフサイドトラップ戦術なしの前からプレス発想」のがヤバイんじゃないかな。まあ、確かに前半に何度かオランダをオフサイドトラップに掛けてはいましたけど、あれは偶然だと思うね。つまりオフザイドトラップを狙って奪ったものではなく、偶然に掛かっただけなんじゃないかってこと。だってSB内田のオフザボールの動きとか見ると、それしか考えられないもん。たとえば前半11分のオフサイドシーンとか見るとSB内田のポジションが中途半端だし、けっして狙ってオフザイドを奪ったようには見えませんでした。一歩間違えればセルビア戦同様に、カイトにオフザイドトラップ崩れで独走されていましたよ。前半21分のカイトが飛び出したシーンも同様。ラインコントロールが疎すぎる。オフサイドトラップ狙わないならそれで、もっときちんとカバーリングの意識&決まりごとを徹底させないと。それが大切なことだというのは、の中学2年生でもわかっていることだと思うけど。ちなみに1失点目はコーナーからだけど基本はオスサイドトラップミスからでした。

■「ハエ」と「コンパクト」の違い

前からのプレス自体は確かによかったし、前半の半分くらいまでは効いていたと思いました。それは認めましょう。CBも楔パスを入れさせない「前に出る守備」ができていたし、そこも評価。ただ何度も言うようにラインコントロールの意識がもっと欲しい。つまり「前掛かりの守備」するなら、それに合わせて後ろも前掛かりで連動して「コンパクトな守備」を形成しないと。もちろん闇雲にオフサイドトラップ狙うのは得策じゃないと思うけど、少なくとも「コンパクトにする」という最終ライン&中盤の意識改革は必要に思えました。って、そんな全体の守備構造のフォルムがないのが、「ハエ」ディフェンスたる所以なのかもしれないけど(笑)。個々がバラバラにハエみたいにクソにたかるのは、やっぱ危険すぎるよ。そんなの素人でもわかると思うけど。

■攻撃

攻撃では楔パスが入ると、ほんの少しだけど「可能性」は感じたのは確か。ただ、もっとサイドに人数掛ける攻撃をしないと、本番では厳しいのではないだろうか? 早いアーリークロス系は正直あまり効果的には感じなかった。攻撃が雑になるだけ。というか、全般的に攻撃が雑だよね。それはたぶん、スピードを重視しすぎるから、そうなっちゃうんでしょう。スピードは確かに重要だけど、それはメリハリでつけるべきであって、攻撃を雑にしてまでやることではないと思うよ。そんなこと小学生でもわかっていると思うけど。とりあえず、そんな感じ。

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