欧州CL決勝戦「バイエルン対チェルシー」感想文  エンディングがありました

ーー勝っちゃいましたよ。
doroguba:ですね。勝っちゃいましたね。いや、信じられない。というか、なんなんでしょう、この胃がキリキリするような展開での勝利のオンパレードは(笑)。改めてチェルシーを応援するには神経が図太くないとだめだなと思いました。ドログバのPKで思わず泣いちゃいましたが、だめだな、そんな柔な神経じゃ(笑)。
ーー勝因はなんでしょう? 運?
doroguba:ドログバが試合後にスピリットというかあきらめないメンタル面について語っていたみたいですが、それかな。データも戦術もテクニックももちろん大事だけど、メンタルだってサッカーでは大切な要素なんですよね。というかスポーツ全般に。
ーーポゼッションとかアンチフットボールとかは関係ない?doroguba:もちろん、それらも大切です。コンディションも大切だし、センターバックのボール運びだって大切。最終ラインを高くすることだって、時には大切でしょう。で、それと同じくらいにメンタルも重要なのかなと。それと運ね(笑)。
ーー運ありましたね。
doroguba:確かに。でもPK外したメッシにせよ、ロッベンにせよメンタルに問題がなかったかと考えると、怪しいというか、そこが弱点でもなるのかなって気もするんだよね。まぁ、運なんだろうけど(笑)。誰か悪魔に魂売りましたか、もしかして?
ーー試合を簡単に振り返りますと、どうでした?
doroguba:テリー、ラミレス、イバノが不在だったけど、ディマッティオは結局、「今までの継続」で戦ったということなのかなと思ってます。攻撃的に戦うという選択肢もあったと思うんだけど、そうしませんでした。その理由は、アウェイだから? それとも自分たちのスタイルを全うしたかったから? わからんけど、まぁドログバ、ランパード、マタ、ミケルらは出場できたんで、今思えば継続したのは利に適っていたんでしょう。というか結局のところ、継続する場合の問題はラミレスの代わりをどうするかってことだったんだけど、まさかバートランド抜擢とはね。いや、あの采配はすごいですよ。バートランド=ラミレスです。確かに代役ぴったりだ。個人的にはエシエンをウイング的に使うのもありかなと思っていたんですが、コンディション的に問題があったのかな? 
ーーウイングにウイングじゃない選手を使うのがディマッティオ流?
doroguba:守備を考えてというか、バランスを考えての布陣なんですかね。マタをトップ下で使い、ミケルをアンカーに戻したのもディマッティオ仕事だと思うんだけど、右ウイングに「運動量と守備」を考慮したのは、イタリアンジョブ? というか、さすがでした。
ーーおなじイタリア人のアンチェロッティは、そんなことしませんでしたけど(笑)。
doroguba:まぁイタリア人だっていろいろいるし、すべてを一つでくくるとやばいですよね。なんにせよディマッティオは「継続」路線で戦ったということです。たぶん。
ーーバイエルンはどうでした?
doroguba:ルシオがいたのって数年前でしたっけ? まぁ、彼がいなくて、よかったなと。って、言うほどチェルシーは攻めてなかったし、守備一辺倒だったんだけど。なんというか、ロッベン、リベリの個に頼りすぎていた感はありましたね。ふだん見てないのでよくわからないんだけど、彼ら以外はそれほど怖くなかったなぁと。
ーー先制ゴールは、その2人とは違う人でしたけど…。 doroguba:ミューラーはいい選手です。シュバインシュタイガーも、名前がいい。ヒャダインみたいな感じで響きがグッドです。
ーーラームもいいよね。
doroguba:彼にあまり仕事させなかったのは勝因ですよね。バートランド起用の真の意図もそこなんだろうけど、ラミレスの代わりということにさせてください。
ーーロッベンどうでした?
doroguba:変わってないよね。髪形も含めて(笑)。ルーニーみたいに、あれしちゃえばいいのに、かたくなにあのヘアなところがロッベンのいいところであり、悪いところ。ぶっちゃけ、この試合はメンタルがイマイチだったように感じまいた。本来は強い選手だと思うんだけど、大事なところで崩れる傾向があるんだよな。チェルシー時代から。だからチェルシーから移籍していったんだろうけど、そのあたりのメンタル面の勝負でチェルシー一筋のらんさんとかドログバが圧勝したのは、この試合を見ていて一番うれしかったところですね。大人と子供くらいの差はあった。それはバイエルン対チェルシーにも置き換えて言えるかなと。
ーーらんさんはイマイチでしたが
doroguba:そうでもないよ。というか、俺のらんさんのこと悪く言うな(笑)。ストイックに戦っただけでしょう。ディマッティオに監督が変わって、ランパードも何か吹っ切れたように見えるんです。というかボアス前監督に鍛えられたってことなのかもしれないけど。大変なシーズンだったと思うけど、成長したように感じます。ランパードは。
ーーケーヒルががんばってました。
doroguba:移籍早々はフィットしてない感じで、これは使えない?って感じでしたが。バルセロナ戦を経験して、完全に一皮むけた感じです。ルイスもそうだけど、守備が安定したのは、この試合の肝でした。
ーーで、MVPのチェフ。doroguba:何度も言うけど、引いたゾーンディフェンスとの相性は抜群なんですよね。高いラインの守備だとイマイチなんだけど、ディマッティオに変わって、一番やりやすくなったのはチェフだと思う。
ーーさて、もうそろそろ時間なんですが、最後にチェルシースピリッツって結局、何?
doroguba:モウリーニョ仕込なのは間違いないんだけど、要はデータや戦術など
科学的な要素を、生身の人間の心に「変換したもの」なのかなって思ってます。もちろん個の気持ちの強さというのはベースにあるんだろうけど、気持ちだけじゃ、やっぱ勝てないんですよ。「頼れる」何かがないと、人間の気持ちはもちませんって。チェルシーの選手には頼れるものがたくさんあるんです。「戦術」しかり「友情」しかり「練習」しかり。だから、ぶれない。それら、頼れるものがあるから、気持ちでは負けないんです。
ーーそれはファンも一緒ですかね?
doroguba:ですね。じゃないと、チェルシーファンは続けられませんよ(笑)
ーーこの優勝が、チェルシーにとって最後の晩餐なんですか?
doroguba:始まりでもあり、終わりでもあるのは確かだね。どう考えてもテリー、ランパード、ドログバ、そしてモウリーニョ時代の集大成です。この優勝は。なのでスタートというよりもエンディング要素のが近いかなと。といか、最高のエンディングを用意してくれた神様にお礼をいいたいですわ。てっきりエンディングなしで終わりかと思っていたので。
ーーディマッティオですか来期は?
doroguba:わからんけど、その権利はあるよね。というかディマッティオは、もう監督業で食いっぱくれることはないよ。この優勝で一生、食っていけます。
ーー全然、最後の質問じゃなかったけど。ほんとに最後一言どうぞ。
doroguba:ゾラやケンベイツ時代からのファンの皆さんは、さぞかし感慨深いと思いますが、念願の優勝おめでとうございます。長かったですよね。アブラモビッチになってからだって8年ですか。もうそんなに経つんですよね。いや、やっとというかチェルシー的ドリームチームの面子で、最後にギリギリ優勝できて、よかったです。今シーズンはそういう運命だったんでしょう。
ーー優勝おめでとうございます。
doroguba:(泣)

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