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zoom RSS キリンカップ「日本代表VSペルー」戦雑感  キリンカップの意義&ポゼッションサッカーについて

<<   作成日時 : 2005/05/23 19:35   >>

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試合後のミックスゾーンで、何人かの選手たちが今日の試合を「テストマッチ」と口にしているのを聞いて、私は何とも悲しい気分に襲われた。キリンカップがテストマッチ? 確かに、アジア1次予選で敗退しているUAEを「バーレーン対策」として招いているのだから、そのように思われてしまうのも無理はないのかもしれない。しかしながら、日本にとってワールドカップがまだ「夢のまた夢」であった時代(それほど昔の話ではない)、キリンカップは日本と世界との差を測る意味でも、そしてワールドクラスの選手たちのプレーを堪能する意味でも、キリンカップは極めて重要な大会だったのである。−中略―
 その文脈に沿って言えば、このタイトルを日本で最も渇望しているジーコに対して、私は何ともアンビバレンツなシンパシーを覚えてしまう。思えばキリンカップとは、彼にとっては日本代表監督としての最初のタイトルであった。だからこそ「キリンカップ連覇」は、ジーコにとってバーレーンとのアウエー戦以上に、大きく目前に立ちはだかって見えるのではないだろうか。キリンカップのステータスを重んじる、ジーコの姿勢というものは、基本的には正しいと思う。ただし、キリンカップ優勝とワールドカップ出場、どちらが重要かと問われれば、それは言わずもがなであろう。そのあたりのバランス感覚は、やはり意識していただきたいものである。
 いずれにしても、今週金曜日のUAE戦は、別の意味で注目だ。果たして次の試合、ジーコはあくまで「キリンカップを取りに行く」のか、それとも「バーレーン戦を想定したテスト」として戦うのか――現時点でそれがまったく見えてこない、この理不尽なまでにスリリングな感覚こそ、今の代表の真骨頂ではないだろうか。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200505/at00004823.html

キリンカップって、タイトルマッチ!? 選手&監督の試合への取り組み方は?

日本代表の「タイトルマッチ」であるキリンカップがあったことを、試合開始直後に思い出したのはラッキーでした。あわてて前半15分くらいからVTR回して録画しておき、昨日の深夜に一応見ました。まぁ試合見た感想は、おもしろくもなんともなかったというのが正直なところです。おもしろくなかった理由は、たぶん上で引用している宇都宮氏のコラムが指摘するとおり、この「キリンカップ」というものの位置づけが中途半端だからだと思う次第です。宇都宮氏が言うようにキリンカップは一応は「タイトルマッチ」ではあり、ジーコが昨年、初タイトルを取った大会であり、この大会でも連覇を狙っている大会ということなのである。でもねぇ〜。個人的に言わせてもらえば、やっぱ所詮「親善試合」なんですよ。このキリンカップで優勝するしないなんて、重要ではないんですよ。日本代表の選手の中には、W杯のための「親善試合」と捕らえている人が多いみたいですが、まぁそれが普通の考えでしょう。試合を観戦するファンも、ほとんどの人がそう思っているはずですよ。
 例えばチェルシーのモウリーニョ監督はこんなことを言ってます。プレッシャーのかからない状態での試合は難しいし嫌いだ。優勝が決まったあとの試合は、どうしても選手のモチベーションを上げるのが難しいので苦労すると。言わんとする意味は、非常に判ります。CLの決勝と、韓国での親善試合では、選手にかかるプレッシャーやモチベーションが違って当然なわけです。もちろん試合をやるからには「勝利」を目指すということでは一緒なのですがね。
 でこの日本代表が戦っているキリンカップです。W杯予選やアジア杯とかと比べると、当然、選手にかかるプレッシャーやモチベーションが違って当然なわけです。で問題は「プレッシャーやモチベーション」が違って当然として、その上で監督や選手がどのようにこの「キリンカップ」を捕らえて、プレッシャーなりモチベーションを上げれるかということです。ただ「キリンカップは大会だし親善試合ではない」と言葉で言ってもそんなものはまったく説得力がないし、どんな試合でも「勝利を目指す」なんてチンケな言葉で選手のモチベーションを上げようとしても無理だってことです。そのあたりのジーコの日本代表選手に対する「対応」って、どうなんでしょうね? 選手を鼓舞したり、選手に目的意識をきちんと与えていたりするのか? 選手の試合後のコメント読む限りでは、どうもそのあたりの「心理面のケアの仕方&統一」がキチンと出来ているのかって思ってしまうんですよね。  
 ちなみにこのキリンカップに対するジーコ自身の考え方ですが、本音の部分では「調整試合」と思っているとは思います。いつもならメンバーチェンジしないところを、大黒、稲本、本山を途中で投入したんですから。ただスポンサーの手前、「大会ではなく調整」とは言えないってことだとは思うんですが…、というかそうであってもらいたい、いやそうでないとヤバイでしょう(笑)。

ペルー戦について雑感。ジーコのコメントを元に代表を斬ってみる!?


次にペルー戦について。今回はジーコの試合のコメントとともに振り返って見たいと思います。

ゲームとしては、こちらはホームの利があり、サポーターの応援もあるし、技術的にも優位なので、相手が引き気味でカウンター狙いということは100パーセント想像できた。展開は、彼らもチャンスは多かったが、ウチの方がチャンスは多かったと思う。ただしフィニッシュの精度がなかったために点が入らず、最後の最後で注意しなければならないカウンターにやられてしまった。これからの大きな課題はシュート、完ぺきな態勢でないときに打ち急いでしまうことを、まずは改善しないといけない。とにかく枠をとらえるということの大切さも、大きな課題として残った。


フィニッシュの精度が課題だなんて、まぁこの試合のずっとずっと前からわかってます。ジーコジャパン発足時、いやトルシエ時代以前からずっとそうだったわけです。で、この課題はそんなに簡単にはクリアできないということです。代表の練習時にシュート練習するくらいで精度が上がるとは思えないですし、そもそも「代表の監督が練習で改善できる」という類のものなのでしょうか? ジーコ自身が「シュートの蹴り方はこう。重心を下げて、膝から下を早く振りぬく」みたいに懇切丁寧に自身の蹴り方を伝授し、シュート精度を向上させるってことなら、もっと早くやるべきだし、もうその成果が出てなくてはならない。えっ? そんなに簡単に教えられるものでないし、上達するものでもないですって? まぁ、そういうことです。

サイドからの攻撃は定石? 昨日の日本代表では可能性ゼロ!

要は日本代表選手のシュートが下手と監督も選手も認識し、では下手クソならどうすれば得点が取れるか、もしくは試合に勝てるのかって考えて、そのための方策を練ることです。相手に引かれてしまい、ポゼッションの状態から点が取れない? 確かに引いた相手から点を上げるのは難しいとは思いますが、それが難しいのは承知のうえのハズ。問題は、難しいとわかった上で、どうすれば得点できる可能性が高いのかを考えて実行することだと思うわけです。WBを使ったサイドからのクロスから崩すことが、一番得点できる可能性が高い? 本当か?

これは前半から相手はかなり引き気味に来るだろうと、そして中盤でつぶしにくるというのが分かっていたので、(ゲームを)支配するには縦に積極的に向かうボールが出せなかった。縦に出せないということはサイド。で、サイドからかなり攻めることができたのだが、今度はいくらボールを(クロスで)入れても、最初のニアではじき返されることが多くなってしまった。あれだけ中央突破できない、ならばサイドからという切り替えは選手の中で確実にできるので、いかにニアで合わせるか、あるいはマイナスで、といういつもトライしていることを確認すると。だから攻撃に関しては、相手は引き気味で、ウチもやり方が分かってきたのでサイドで攻めた、ということだ。

「サイドから攻めた、ということだ」ですか、それで得点の可能性はありと考えていたわけでしょうかね? 厳しい言い方で、申し訳ありませんが昨日のペルー戦に関してはサントスからのクロスはほとんどいいものが入らなかったし、三浦のクロスもしかりでした。アーリークロス気味に、早めに放り込むプレイが多かったように感じましたが、まぁ見てて得点できると思える可能性はゼロでしたね。クロスの精度も低けりゃ、ゴール前で待つFWのヘディング能力も低い。可能性的には左サイドのサントスからのクロスなんでしょうけど、例えば久保みたいなヘッドで勝てる選手がいればの話ってことです。鈴木はまだヘッドがましかもしれませんが、玉田&大黒がペルーのDF相手に勝てるかって考えれば、その可能性はゼロに近い。では得点できる可能性がゼロなら。やみくもにクロス上げてりゃいいってものではないわけです。頭で勝てないなら、WBがもっとドリブルで仕掛けて「ヘディング以外でFWがシュートできるようなパスを出すようにトライすべき」だと思うし、自ら切れ込んでシュートをもっと狙うべきだと思うわけです。まぁ所詮、国内組かもしれません。親善試合かもしれません。が、練習でできないことは親善試合でもできないと思うし、親善試合でできないことは本番の試合でもできないと思うわけです。だいたいふだんの練習でも、三浦や加持のアーリークロスからヘディングで得点が決まったことってあるのでしょうけかね? 練習ではある? ならば、まぁトライすることはいいのと思いますが…。昨日の試合を見る限りは、アーリークロスから得点の可能性はゼロだったと思ったということです。

ポゼッション無理なら、CSKAモスクワみたいなサッカーでOKでしょ。

最後に、ジーコの掲げるポゼッションサッカーについて。くしくも昨日ペルー代表が引いたことにより、日本代表のポゼッションからの攻撃が試される形となったわけですが、やっぱ小野、中村、中田英(?)といった海外組がいないと、できないということなのでしょうか? まぁ海外組でもあまり変わらないような気もしますが。イングランドやチェコとの親善試合では、確かにいいパフォーマンスを見せました、アジア杯も優勝しました。それらの結果は評価しますが、ジーコが掲げるポゼッションサッカーができているかと言えば、できていないと思うし、これからW杯にj向けて出来るようになるかと聞かれれば難しいと思うのが個人的な意見です。もちろんジーコの「ポゼッションサッカーを掲げる」
考え方は賛同しますし目指して欲しいと思いますし、日本代表がそのようなサッカーを実践できれば言うことないと思いますが、このペルー戦を含めた最近のパフォーマンスを見る限り、現実的には「難しいだろう」って思うってわけです。
  UEFA杯の決勝を見ました。CSKAモスクワのサッカーを見ました。3−5−2の最終ラインが高くないカウンターサッカーでした。ゲームは支配されましたが、トップ下のカルバーリョの技術を駆使したセットプレイは見事でしたし、カウンター攻撃はさすがでした。3−1で優勝しました。結果を出しました。不覚にも、なぜかこのCSKAのサッカーに、ジーコジャパンのサッカーの香りを感じてしまいました。「3−5−2」「高くない最終ライン」「トップ下の技術による得点」。もちろん日本代表には高くて強靭なセンターバックはいないし、ダニエルカルバーリョみたいな天才的なトップ下もいないし、バグネルラブみたいな点取り屋もいないわけですがね。ただ、言えることはこういうCSKAモスクワみたいなサッカーって全然ありなわけです。勝利という結果を出すことが一番だと思うわけです。
 日本代表に「CSKA」の香りがしたと書きましたが、問題というか違いは、意図してそういうサッカーを行っているのか、本当は意図せずに偶然そのようなサッカーをやっているのかということです。UEFA杯を見たあと、ジーコジャパンも、もうそろそろ「意図」してそういうサッカーをしてもいいのかなって思ってしまいました。ポゼッションを、あえて捨てるっていうサッカーをね。

 どうも愚痴ばかりのような感じとなってしまってすみません。昨日のペルー戦を見た結果、私から出てきた思いがこんな感じだということです。まぁUEA戦では違った日本代表の一面を見れることを期待します。そそてバーレーン戦、北朝鮮戦にも勝ってほしいと思ってます。
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
とても読み応えのある文章ですねーすごい!!
お勉強になりました。
たま
2005/05/23 21:12
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