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zoom RSS W杯最終予選「バーレーンVS日本」雑感  バイタルエリアの攻防と国民のアイデンティティー

<<   作成日時 : 2005/06/06 19:27   >>

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だが、むしろ私は、前線の3人と中田英、福西とのボランチが、攻守にわたって機能的に連動していたことを評価したい。前線からのプレスをかいくぐろうとする相手には、必ずボランチの2人が潰しに入っていたし、逆にボランチを起点とした攻撃の際には、前の3人が有機的に絡んで多彩な攻撃を仕掛けていた。これは結果論だが、やはり中田英を1枚下げたことで、彼の視野の広さと力強いドリブルが生きたのだと思う。無念のリタイアを強いられた小野には気の毒だが、まさに「けがの功名」だったといえるのではないか。短期連載 宇都宮徹壱のマナマ日記よりhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200506/at00004932.html

前線の3人と中田英、福西とのボランチが機能

遅ればせながらバーレーンVS日本代表について。試合についての詳細は、今更という感じですので割愛しますが、この試合の勝因は宇都宮氏がコラムが言うように「前線の3人と中田英、福西とのボランチが、攻守にわたって機能的に連動していた」ことだと、私も思ってます。例えば得点シーン。シュート打って決めた小笠原が一番すばらしかったのは間違いないですが、シュートを打つまでの日本代表の「中盤の組み立て」「連動的な崩し」がよかったというのも得点できた要因の1つだと思う次第です。得点シーンを振り返ってみますと、「縦のクサビのパス」が2本通っているんですよね。バーレーンのファウルによるリスタートから始まり、一度バックラインの田中にぼーるが戻ったところから攻撃が始まります。その田中から、まず「1本目のクサビのパス」が、前線から引いてフリーとなったFW柳沢に通ります。柳沢がすぐにそのボールを中田英にわたし、そこから「2本目のクサビのパス」が柳沢の空けたスペースへ入り込んだ中村へ。そのボールを中村がヒールで落とし小笠原がバイタルエリアで前を向いてシュート! ゴール! 得点シーンは、こんな感じでした。田中と中田英の「2本のクサビのパス」。そのクサビのパスを引き出した、柳沢の「ボールを受ける動き」と「スペースを作る動き」。柳沢が空けた(作った)「バイタルエリアのスペース」を中村、小笠原が「FW的な動き」で活用したこと。得点が生まれた背景には、このような要因があったのではと思っていますが、特に「バイタルエリアをうまく活用できたこと」が大きかったと思う次第です。

バイタイルエリアの攻防を制す!

このバイタルエリアという言葉ですが、実は個人的にはよくわかってなかったりします(笑)。ペナルティエリア周辺の、DFラインと中盤の間のスペースがそれと思っているのですが、「ペナルティーエリア前の5mと後ろの5m前後のエリアの総称」とか言われているみたいです。まぁ要は「致命的な場所」という意味なんでしょう。で、バーレーン戦では得点シーンに象徴されるように、攻撃では前線の3人+ボランチが「相手のバイタルエリアを攻撃」できて、逆に守備ではボランチの2人とDFが「バーレーンに日本のバイタルエリアを活用させなかった」ことが大きかったと思うんですよね。しかしバーレーンの守備はゆるかった。もっと厳しいというイメージを持っていたので、正直、あそこまで日本が「バイタルエリア」で基点を作れるとは思ってもなかったです。確かに日本の攻撃陣の連携や動きがよかったというのもあると思いますが、それ以上にバーレーンの守備が甘かったと思うのが正直なところです。バーレーンは後半の動きも悪かったしコンディション不良みたいなものがあったのかもしれませんが…、どうなんでしょう?? まぁバーレーンのことはどうでもいいとして(笑)、日本代表です。このバーレーン戦の勝利で「W杯出場」をほぼ決めたのではないか思ってますが、その勝利の要因となったは「バイタルエリアの攻防」で勝ったこと、そしてその「バイタルエリアの攻防で勝った要因」は、日本が世界に誇る「中盤の4人」が機能したことだったのではないかと思う次第です。

「3バック」と「ボランチ福西」という選択

もう「黄金の中盤」という言葉は死語になっているのかもしれませんが、ジーコ日本代表がスタートした時点で掲げていた1つのスタイルが「中田英、中村、小野、稲本」という海外のクラブで活躍する4人の中盤を「4−4−2システム」で同じピッチ上で使うというものでした。この4人を「4−4−2」の中盤で同時に使うというジーコの発想は、そもそもどういうものだったのか? 攻撃的スタイルという観点? バランスがいい? それともスター選手をベンチに置くのはもったいない(笑)? まぁ、実際のところの理由はわかりませんが「4−4−2」&「黄金の中盤」という戦術でスタートしたジーコ日本代表ですが、このW杯出場をほぼ決めたバーレーン戦では「3−6−1」&「中田英、中村、小笠原(小野)、福西」という戦術に変化したのは非常に興味深いところなわけです。あまりメディアなどに触れられてませんが、稲本から福西へのレギュラーの変更というのはジーコジャパンを考えるうえで非常に興味深いところです。たぶんアジア杯あたりからだと思うんですが「黄金の中盤よりも、ボランチに福西」という考えがジーコに出てきたように感じます。このバーレーン戦で稲本を使わずにボランチに福西を起用した理由は戦術的な問題からか? それとも単純に稲本のコンディションの問題からなのでしょうか? その理由はわからないですが、たぶん「守備戦術」「中盤のバランス」という観点からの福西の起用だと思うんですよね。

ファン・バステンが目指すサッカーは「4−3−3システムで、攻撃的な、ボールを支配する、魅力的で、オランダ国民のアイデンティティーとなるサッカー」(監督主任記者会見)だ。セードルフは今シーズン、ミランで好プレーをみせた。しかしイタリア的な「際どいパスばかりを狙っている。その分相手にボールを奪われる」(フリットの分析)というプレーで、まずはボールをつないで支配率を高くするというオランダが目指すサッカーを日ごろ行ってない。これは決してセードルフに対する非難ではない。イタリアでプレーするセードルフが、イタリアの色に染まってプレイーするのは当然なのだ。だが限られた時間でチームビルディングをしなければならないファン・バステンにとって、それは好ましいことではない。「EL GOLAZO6/3版・中田徹氏コラム「日本では知られていないオランダ代表の超人気」より

国民のアイデンティティーとなるサッカー!?

「EL GOLAZO」の中田徹氏のオランダ代表についてのコラムからの引用ですが、ファンバステン監督が言う「国民のアイデンティティーとなるサッカー」という言葉がひっかかりました。まぁ、ファンバステンが言う「オランダ国民のアイデンティティーとなるサッカー」というのは、多かれ少なかれ「ファン・バステンの個人的な嗜好&理想」とするサッカーであると思います。「ファンボメルとランザートとセードルフより上」「ダービッツは所属クラブで試合に出ていない」と言っているみたいですが、まぁこの2人を使わない理由は「オランダ国民の総意」というよりも「ファンバステンの個人的な考えであるとも思えるわけです。例えば、この冬にPSVのファンボメルとAZのランザートが海外クラブに移籍し海外組となってしまっても、彼らを外して新たな国内組みでチームを構成することはないと思うんですよね。まぁ多かれ少なかれ「監督の嗜好」というのはそのチームに反映されることは言うまでもないですが、ファンバステンが言うところの「国民のアイデンティティーとなるサッカー」という考えは「代表チーム」を作るうえで重要なことのような気もします。では今の日本代表はどうなのか? ジーコの目指すサッカースタイルが、日本国民の好むサッカースタイルなのか? まぁいろいろな意見があると思いますし100%の人が同意するスタイルなんてものはないわけですが、例えば「4バック」と「3バック」ではどちらが「国民のアイデンティティーとなるサッカー」なのか? 「黄金の中盤」と「中田英、中村、小笠原(小野)、福西の中盤」では、どうなのか? Jリーグで調子のいい選手を中心にしてチームを構成するのが国民の総意なのか?「日本国民のアイデンティティーとなるサッカー」があるのかどうか? というかそもそも「サッカースタイルにアイデンティティーがある国」なんて、あまりないのかもしれません。オランダのファンバステンが掲げる「国民のアイデンティティーとなるサッカー」って、たぶんW杯で準優勝したころのクライフを中心とした「美しくて、強いサッカー」のことを言っていると思うのですが、そういった「サッカーの歴史」を築いたからこそ出てくる言葉だと思うんですよね。「サッカーのスタイル」のみならず、ある程度の「勝利という結果」を出さないとアイデンティティーとならないと思うんですよね。さてさてジーコの日本代表ですが、正直いまのところそれほどすごい国民の支持は受けてないようにも感じます。ですが、W杯出場を決めて、W杯である程度の結果を残せれば…。その結果、今のジーコのスタイルが「日本国民のアイデンティティー」となる可能性は大なわけです。まぁオランダやブラジルのようにすべての国が「すばらしい歴史」が作れるというわけではないのですがね。最後に、ジーコの選手起用について。上のファン・バステンのところで述べたように「国民のアイデンティティー」がどうであれ、そのチームの監督の嗜好が反映されないチームなんてのは皆無なのは言うまでもないところです。今の、オランダ代表が多かれ少なかれ「ファン・バステンの個人的な嗜好&理想」とするサッカーであるのと同じく、今の日本代表に「ジーコの個人的な嗜好」が入るのは問題ないと思ってます。というか、監督の嗜好が入らないチーム作りは無理ですよね(笑)。
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2005/06/07 14:26
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