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zoom RSS オシム日本代表の「彼らが国内組よりよい選手でないといけない」ロジックについて一考察(さわり)

<<   作成日時 : 2007/04/04 00:03   >>

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土台とはなんぞや?」というRomantic-Reasonさんのコラムを読んで。その内容とはちょっと違うかもしれませんが、私が感じる「日本代表の土台の変化」についてちょっと書いてみます。オシム監督になって日本代表はいろいろと変わったところがあると思うんですが、1番変わったのはやっぱ「海外組」と「国内組」に対するウェイトなんでしょうかね。
 
3月29日に離日し、中1日の31日・ダンディーU戦はフル出場。チーム合流直後に結果を出し、長距離移動や時差の悪影響を理由に海外組招集に消極的だったオシム監督の不安を一掃したかに見えたが、“オシムの考え”は違った。「彼が何を克服したというんだ。FKが蹴れるのは分かっている。試合の中身がどうかが重要」とFKから2アシストした24日・ペルー戦後同様に辛口。中村俊ら海外組を「特別扱いしないでください」とまくし立てた。
 また6月上旬のキリン杯、7月のアジア杯の海外組招集について「カレンダーの問題もあるが、呼ぶからには彼らが国内組よりよい選手でないといけない。それがロジック」と厳しいハードルを設ける。最後は関係者を通じて「もう中村俊の質問をするな」と報道陣に通達し、家路に就いた。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20070403-00000007-spnavi_ot-socc.html

まぁ、“オシムの考え“が本当のところどうなのかはわからないわけですが、「(海外組)を特別扱いしないでください」「彼らが国内組よりよい選手でないといけない」という発言は興味深いなぁと思う次第です。今から8年前の言葉になりますが、当時の日本代表監督トルエシと、同じく当時の日本サッカー協会技術委員会委員長であった大仁氏は以下のように言ってました。

海外でつらい体験をすることは大切だ。前回のワールドカップのベスト4の国は、チームの大半が外国のクラブでプレーしている。フランスは11うち8人が外国のクラブ、ブラジルは100%、オランダも9割、クロアチアも100%。国内の選手だけでやっているところは、グループリーグを突破することもできなかったはずだ。外国でプレーすることは必ずプラスになる。フランスは前からいいチームをもっていたが、準決勝を突破できなかったのは、もうひとつ何かが足りなかったからだ。http://soccer.cplaza.ne.jp/truth/n78/shin.html
−− 海外移籍する選手が何人かいますね。
大仁 どんどん出てほしいと思います。イタリアリーグやプレミアリーグなどと限定しないで、若い選手ならベルギーでも、ドイツリーグの2部でもいいし、積極的に出ていってほしいです。それだけの価値があると思います。
−− あまり多いと代表チームに呼び戻す苦労もあるかと思いますが。
大仁 それはうれしい悲鳴です。問題ないです。(代表招集についての)ルールがありますから、集めようと思ったら集められます。http://soccer.cplaza.ne.jp/archives/japan/daini/n04/index.html

「海外移籍の薦め」ってわけではないのかもしれませんが、当時セリエAで活躍していた中田英に続けとばかりに「海外移籍を目指そう!」って感じだったわけですよ。当時のことは、ちゃんと覚えているわけではありませんが、日本サッカー界全体にがそういう空気があったように記憶してます。要は「海外でプレイする人が増えれば、それだけ個のレベルが上がるので日本代表が強くなるぞい」という考え方とでも言いますか。で、その考えというか方針は、たぶんジーコ日本代表のときも継承されていたというか、よりいっそう推し進めらていたと思っているんですが、その「海外移籍によってチームが強くなる」という考えを、今のところオシム監督は継承していないように感じるんですよね。まぁ、就任してまあ1年も経ってないわけで、今後どうなるかはわかりませんが、少なくとも現状では「海外移籍を薦めている」ようには見えないし、むしろ「海外でプレイすることの弊害を説いている」ように感じるのが興味深いところです。「弊害を説く」は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも「呼ぶからには彼らが国内組よりよい選手でないといけない」という理論は持っているのは確かです。で、ここでポイントとなるのは「よい選手」という定義なんでしょうかね。何をもって「国内組よりよい」とするのか。そこにトルシエ時代からジーコ時代までの「海外組」に対する考え方との違いがあると思うんですが、それについてはここではあえて言及しません。まぁ、結局はトルシエ日本代表からジーコ日本代表までの時代というのは、中田英寿とともに歩んだ、いわば「日本サッカー界の高度成長期」の時代だったんだなぁって、今のオシム日本代表を見て感じたりすんですが、日本サッカー界というよりも世界のサッカー界を含めて「そういう時代」だったんですよね。「バブリー」であり「アジア・アフリカサッカー台頭の時代」であったとでも言いますか。まとまりませんが、本日はこんなところで。
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
オシム監督は試合勘を重視していますよね。飼い殺しにならないよう、自分の現状に合ったチーム、国を選べということなのでしょう。この考えには基本的に賛成です。実戦に勝る経験は無いでしょう。

ただこれは、ビッグクラブに居る選手には難しい問題ですよね。必然的にローテーションに組み込まれるから、「レギュラー」という明確な線が引けるのは限られた選手に。チェルシーだと1、4、8、11、26番の選手あたりでしょうか?
スイスのフォーゲルがミランに居た頃はあまり試合に出れなかったけれど、代表には常に招集されていました。クラブではなく代表の選手層・戦術の中でのその選手の価値なども関わってきますよね。
チャン
2007/04/04 17:20
アルビの外国人補強では適応を最優先事項として考えているそうです。その方針で獲得してきたおかげか、アルビはいまだに外れといわれる外人選手には当たっていません。
世界的にも適応ってのは重要な課題になっていますよね。イタリアからバルサに行った二人が能力通りに活躍しているかと言ったらそうではないと思いますし、シェバやバラックもそう。国外移籍の難しさを感じます。
が、かといって海外組を萎えさせるようなコメント必要ないと思うんだが……国内組新メンバーのコメント見るとね。
RR
2007/04/04 18:39
>チャンさんへ
まぁちょっと前までは「海外移籍=挑戦」という感覚だったと思うんですよね。選手によっては「日本代表のために海外へ行く」と言っていた人もいたわけです。その考えは間違いだったのか? 変わったのか? 何で変わったのか? それは日本人だけの問題なのか、受け入れる先の問題は? 要はサントスと宮本は何故にオーストリアに行ったのかってことも含めて、いろいろ考えるところがあるなぁと。
>RRさんへ
「適応」は確かに重要だと思いますし、海外移籍は簡単ではないと思います。で、もし中田英を筆頭に日本サッカー界から誰も海外へ移籍せずにこの8年過ごしていたら、今の日本サッカー界はどんなだっただろうなぁ? というのは想像がつくようでつかないような。
doroguba
2007/04/04 23:46
国内よりも「いい選手」ならというのは、オシム監督の目から見てということですね。 ただ、国内から選出されて日本代表に呼ばれた選手はオシム監督との接触期間があきらかに長い訳ですから、たった2日の練習と1日の試合で評価されるのも、公平感はあまりないですね。
日本的サッカースタイル(オシム監督の考える)を確立するには、海外で活躍する選手は逆に、不必要な部分を身につけてしまっている。。。と判断できなくもない。 しかし本当にそれでいいんだろうか?
kufu
2007/04/05 01:25
中田浩二選手もスイスの地味なリーグにいますが、雑誌で「海外(欧州)で普通なディフェンスがJリーグではすぐファウルの対象となっていて、違うサッカーしている。。。」てな意味のこと述べていました。 オシム監督の意図しているのは、ジーコ前監督時代の弊害部分をできるだけ、切り捨てようとしているとも見えますが、どこでも結果を問われるのは監督で選手ではありません。 オシム監督も海外組の選手の人数もそんなに多くないのだから、1月にオーストリアに帰国していた時に海外の選手の様子を見てくればよかったのに。 
kufu
2007/04/05 01:53
別にオシムが急に海外組のウェイトを軽くしたわけではないと思いますよトルシエ時代に戻っただけのことで。
当時の海外組中田は、シーズン中の召集は1〜2回程度で、シーズンオフもアジアカップやコパアメリカには不参加。「森島が入った方がチームが機能する」とかトルシエに言われて軽く不要論も出たり。今の俊輔みたいですよねw
要するに、海外組の弊害はトルシエの時から考慮されていたし、海外組は当時からハンデを負っていたということです。中田は数少ない試合の中でチーム内で機能し結果を出し、エースの立場を維持できた。オシムが今の海外組に同じことを求めるのは当たり前だし、何も変わってないと思いますよ。「国内組よりよい選手」というのはそういうことなんでしょう。
リュウ
2007/04/07 16:48
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