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zoom RSS プレミアリーグ「チェルシー対バーンリー」戦超雑感 「最終ラインの裏のスペース」を突くこととは?

<<   作成日時 : 2009/08/31 20:20   >>

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■さて…

衆議院議員選挙でサッカーどころじゃなかったのか、それとも衆議院議員選挙だからこそサッカーだったのか? 政治には詳しくないのですが一応選挙についても素人的な意見を言わせていただくと、今回の選挙は自民党をぶっ壊すという「小泉改革」の延長線だったということなんでしょうかね? と言っちゃ民主党に失礼ですか。しみません。というわけでチェルシー戦。先制点が入るまでは手こずりましたが、終わってみれば3ゴール無失点での完勝。前半ロスタイムに先制点取れたのが大きかった。あのゴールで、楽になりました。というわけでゴールシーンの中心に試合を振り返ります。

■フォーメーション

まずスタメン&フォーメーションですが、この試合はドログバ&アネルカを2トップにした4−4−2のように見えました。現地の試合前の映像ではドログバ頂点でアネルカ&デコを2列目に配した4−3−3で紹介され、スカパーの解説の人もそんなイメージで語り、確かにアネルカがサイドで張っている時間帯もありましたが(前半途中くらいまで?)、試合全般で考えると基本的には「4−4−2」で戦っていたように私は感じました。リトリートで守備するときにバラック、デコ、エシエン、ランパードの4人の中盤が2列目で網を張る「4−4ゾーンデョフェンス」していることが多かったのがその理由。攻撃のときのポジショニングは流動的なところが多いんで、私はリトリート守備の時のポジションでフォーメーションを考えるほうが適当と思っています。まぁケースバイケースなところがあるとは思いますが。

■前半の概要

さて前半。開始早々にアネルカがハーフウェイライン付近でインターセプトし、そのままドリブルでペナルティエリア内にボールを持ち込むというビックチャンスが到来しますが、相手GKイエンセンを交わせずノーゴール。GKイエンセンはうまかったけど、これはきちっとアネルカに決めて欲しかった。で、その数分後に今度はチェルシーがミスから大ピンチ。ランパードが最終ライン近くでボケッとしていてインターセプトされ、バーンリーのFWがチェフと1対1状態に。幸いにも相手のシュートがヘタレで失点を免れたけど、ああいう位置でボールロストするチョンボは絶対に避けないといけませんよね。ランパードはたまーに「あれ」をやらかす時があるので、注意して欲しいです。まぁ、ポゼッションサッカーする上では「ありがち」なミスではあるんだけど。

というわけで、前半は基本的にはチェルシーがボールポゼッションし、バーンリーが高い位置からプレス&低い位置ではスペース消すという守備中心という展開で試合が進行します。チェルシーは何度か惜しいシーンを演出しますが、GKイエンセンの好守備もありなかなかゴールを奪えないという「ちょっと嫌な展開」。

■1ゴール目:エシエンのパス&ドログバの動き

このまま「0-0」で前半終了かと思われた前半ロスタイムに、チェルシーに待望の先制点が生まれます。エシエンの自陣からのロングスルーパスに、右サイドに開いていたドログバがオフサイドラインぎりぎりのところをかいくぐって抜け出し、ペナルティエリアに進入。で、GKを引きつけて、逆サイドに上がってきたアネルカにパスし、アネルカがそのパスをダイレクトでスラインディングシュート。「エシエン→ドログバ→アネルカ」の3人のコンビによる、カウンター的な見事なゴールでした。このゴール何が素晴らしかったかというと、エシエンのパス&ドログバ動きで「相手DFの裏のスペース」をピンポイントで狙って崩したところ。DFの裏のスペースはゴールする上で重要なスペースなんですが、パスが悪かったり、FWの動きが鈍いと「オフサイドトラップ」の餌食となってしまう場合が多々あるわけで。で、このシーンでは、そのオフサイドトラップに引っ掛からないような「パススピード」と「FWのポジショニング&オフザボールの動き」の2つの要素が“ミックス”してできたことが秀逸でした。

この「相手DFの裏のスペースを突くこと」はゴールする上では非常に重要なんですよね。この試合でチェルシーは3ゴールを上げるわけですが、3ゴールすべてが、この「相手DFの裏のスペースを突くこと」に絡んでいました。

■2ゴール目:無駄じゃないオフザボールの動き

2ゴール目は後半開始早々に生まれます。相手DFのクリアミスを左サイドに開いてポジションを取っていたアネルカが拾ってキープ。そのままサイドでためを作ることに成功するわけですが、それを見たランパードが後方からオフザボールの動きで、そのアネルカを追い越して、その「相手DFの裏のスペース」を突きます。このランパードの動きが秀逸でした。1点目のドログバ同様「相手のDFの裏のスペース」を狙ったものでしたが、その走ったコース、走り出すタイミングがすばらしい。きっとオシムも褒めたことでしょう。で、アネルカがそのランパードの「無駄じゃないオフザボールの動き」にビビビと反応。ランパードの動きに呼応して、スペースへパスを出して相手最終ラインを攻略するわけですが、ここでのアネルカのパスをチョイスした判断も素晴らしかったのは言うまでもありません。で、最後はランパードの正確でやさしいセンタリングを、これまた3列目から「相手DFの裏のスペース」へ走りこんできたバラックが頭で正確に決めてゴールするわけですが、「ボールポゼッションからの崩しは、こうやるんだ」と言わんばかりの、見事な相手ゾーンディフェンスの崩し&ゴールでした。

■3ゴール目:ワンツーを使った崩し

3ゴール目はそれから数分後。今度は左サイドバックのアシュリー・コールとMFランパードの2人で「相手DFの裏のスペース」を攻略することに成功します。アシュリー・コールとランパード2人が、いわゆる壁パス(ワンツー)で崩すわけですが、このワンツー突破も「相手最終ラインの裏のスペース」を狙ったところが秀逸でした。まぁワンツー突破とは、大概そういう裏のスペースを狙った崩しであるんですがね。アシュリー・コールのシュートが正確だったことも評価。

というわけで1ゴール目に絡めて、一気に3ゴール紹介してしまいましたが、どれも「相手DFの最終ラインの裏のスペース」を利用した見事なゴールでした。もちらんセンタリングやシュートもすばらしかったからこそゴールが生まれたわけですが、その前の段階での「崩し」が秀逸だったことは特筆すべきだと思うんです。

■フラムの攻撃を見て

ちなみに昨日、アストン・ビラ対フラムをボケッと眺めていたのですが、後半、フラムの攻撃でパスは回せているんだけどシュートまで持っていけない感じの攻撃が延々と続いている時間帯がありました。ボール・ポゼッションできてはいるんですが、シュートまでもっていけないわけです。シュートまで持っていけない理由は何なのか? いろいろとあるとは思いますが、私は上で散々述べた「相手DFの裏を狙う攻撃」ができてなかったことだとがその理由だと思いました。もちろん、バーンリーと違ってアストン・ビラの守備陣はかなり下がってゾーンを形成していたんで、最終ライン裏のスペースがあまりなかったと言えばそうなんですが、それでも僅かながらでも狙うべきスペースはあったわけで。失敗してもいいから、フラムは強引に「最終ライン裏のスペース」を突くべきだったと思うんです。それによってアストン・ビラのゾーンディフェンスが前後に揺さぶることができれば、どこかにゾーンに亀裂が入ったり、綻びが生まれる可能性があるわけですから。

■「最終ラインの裏のスペース」を突くこととは?

話がそれましたが「最終ラインの裏のスペース」を突くこととは、要は「パスとオフザボールの動き」によって相手のゾーンディフェンスを崩す場合の大きなポイントだと言いたいわけです。DF裏のスペースを有効活用することによって、相手のゾーンディフェンス網が崩れ、その結果、いい位置でシュートできる可能性が高くなるみたいな感じ? もちろん「最終ラインの裏のスペース」に関係なくゴールが生まれる場合も多々あるとは思いますが、やっぱゾーンが張られてない場所や、ゾーンが手薄なところ(相手DFの選手の数が少ないところ)のほうが有効なシュートが打てる可能性が高いですからね。それに「最終ラインの裏のスペース」を突くほうが、ゴールまでの絶対距離が短くなるんで、単純に考えるとゴールまでの距離が短いほうがゴールが生まれる可能性が高くなる気もするしね。

■後半の概要と言うか、まとめ

というわけで後半早々に2ゴール奪ったチェルシーが、そのままバーンリーを無失点でシャットアウトし見事に4連勝を飾りました。攻守共々うまく機能していたように感じましたし、言うことがない勝利だったのではないでしょうか? この試合、特によかったと感じたのがエシエン。運動量も然ることながら、先制ゴールにもつながった素晴らしいタテパスの供給はこの試合見事でした。まだシュートが吹かし気味であるのが気になりますが、コンディションがよくなっているのは確かでしょう。今期はシーズン通して怪我なく戦ってほしい。あとバラックとランパードもすばらしかった。どちらもペナルティエリアに入るような「オフザボールの動き」がすばらしかったです。その象徴が2点目。ランパードのアシスト&バラックのシュートでゴールとなるわけですが、両選手のオフザボールの動き&パスとシュートの精度がすばらしかった。MFではデコがちょっと苦しんでいた気もするけど、まぁいいシュートも打っていたし問題ないといえばそうかもしれません。アネルカとドログバもまずまずの出来でした。ドログバはシュートがイマイチでしたが、ちょっとお疲れ気味? 代表ウィークで疲れから怪我しないようにがんばってほしい。あとアシュリー・コールもすばらしかったです。特に後半。こんなところですかね。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
素晴らしい分析・解説ですね!
チェルサポ
2009/09/01 01:01
プレミアリーグ「チェルシー対バーンリー」戦超雑感 「最終ラインの裏のスペース」を突くこととは? doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
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