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zoom RSS 南アフリカ戦から考える、岡ちゃん日本代表のポゼッションサッカー

<<   作成日時 : 2009/11/17 00:04   >>

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ポルトガル対ボスニアについて書こうと思ったけど時間がないので、岡ちゃん日本代表の補足に変更(といっても大した補足でもないんだけど)。現イングランド代表監督のカペッロが、以前「4−4−2はほとんどの選手みんなが知っているから使用している」的な発言を何かでしていたのを当ブログで書いた記憶があるんですが、岡ちゃん日本代表においても、そういう「選手間でのサッカー戦術の共通認識」が、大切な役割を果たしているところはあるんでしょうかというのが今回のお話です。まずは南アフリカ戦後の中村俊輔選手のコメントから。
 松井と一緒にセットで入ったから、松井はやっぱり開いているのと、ヤット(遠藤)やハセ(長谷部)からボールが出たら、どんどん前に出ていけと。今までは4−4−2で土台を作ってきたから、あうんの呼吸ではないけどそういうのはあるし。ハセが前へ前へ行きすぎてパスミスするとか、ああいうのがなくなれば。ワールドカップの前にこういう雰囲気でできたことは大きい。声は通らないという話は試合前からしていた。
(サイドの攻撃がそれまでできていなかったが)あれは3トップの選手が絞りすぎていた。自分の仕事をしたいというのは分かるんだけど。ほかの人との連動があっての自分の動きをしないと。だから最初は開いていてそこから動き出すとか、外から見ているとそのほうがいいと思ったから(大久保)嘉人にはアドバイスした。中から外ではなくて、外に行ってから中に入ったときに連動してサイドバックがオーバーラップして初めて、中に入った価値があるわけだから。シュートも少なかった。前に出して、出したところにサポートというのが少なかったから。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/comment/200911150002-spnavi.html

さて、ここで中村俊輔選手が言う「今まで4−4−2での土台」というのは、果たしてどの地点からのことを指しているのでしょうかしら? すなわち「カペッロが言うところの、サッカーしている人なら誰でも知っている4−4−2」というニュアンスに近い「土台=コモンセンス」という感じ? それとも、岡ちゃん日本代表になってから「土台」というニュアンス? いやいや、岡ちゃん就任前のオシム監督時代からの「土台」? それも違って、なんと、もっともっと遡って、ジーコ日本代表のころからの「土台」だって? これについては、いろいろな解釈があると思うんですが、たとえばアルファブロガーでいらっしゃるところのキリタニブログ様はこのように申しております。

元々僕らのイメージの中のサッカー監督、岡田武史に『ポゼッションサッカー』のイメージは微塵も無かった訳で、いまの日本代表のポゼッションベースのサッカーは、岡田さんのサッカーというよりは、オシムさんが日本代表に残した遺産と考える方が妥当なのだろう。その中心を成していたのが遠藤保仁であり、中村俊輔である。この二人のスタメン起用に、いま岡田さんが執着するのは、ある意味無理からぬことなのかも知れない。http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kiritanishin/article/282

キリタニ氏が考える「岡ちゃん日本代表ポゼッションサッカー」とはオシムの遺産であり、その理由は「遠藤と中村」とのこと。この意見には、私もかなり同意なんですが、ただ、その一方でカペッロの言うところの「4−4−2=コモンセンス」という発想も捨てがたいのかなと、つい3時間くらい前に考え付きました。本当はもっと前から考えつこうと思えばつけたんでしょうが、そう考えたくない自分がいたのも確かなわけで(笑)。だって、皆さんご存知のようにアンチ岡ちゃん日本代表の私としては「攻守の切り替えが早い=カウンター=アンチポゼッションサッカー」という方程式のが都合がよかったわけで、あえてそう極論で書いていたところもあったんですよ。つまり、自分で言うのもなんですが「岡ちゃん=カウンター」はあくまでコンセプトから逆算した極論なわけでして、本当のところの岡ちゃん日本代表は、ポゼッションサッカーを完全に放棄しているわけでもなく、それはそれで奨励していることであるわけです。だって、ポゼッション否定していたらサッカーできないんで、そりゃ、当たり前と言えば当たり前ですよね(笑)。で、岡ちゃんに好意的に考えてあげると、たぶん岡ちゃん的なポゼッションサッカーとは「オシムの遺産」ではなく、もっと原始的なカペッロの考えに近い「わざわざコンセプトで挙げるまでもないけど、サッカーのコモンセンスみたいなもの」的なものと位置づけることもできるのかなと。で、その「4−4−2=コモンセンス」の理論を安易に「4−3−3も同じようにコモンセンスなんじゃね?」と考えてしまったところが、今回の南ア戦の問題だったんじゃないかなと思うんです。つまりカペッロは「4−4−2は誰でもOK」のところを、岡ちゃんは「4−4−2も4−3−3もOKなハズ」としてしまった安易なところが墓穴を掘った? というか、岡ちゃんは「4−4−2も4−2−3−1も4−3−3も3−5−2も、みんなコモンセンス」と考えているって? まさか、流石にそんなことはないよね。

ウイングが大きく張り出した4−3−3システムは、オランダ人にとってフットボールの代名詞になっている。だが、プレイヤーの身体能力が飛躍的に向上したことでピッチ上の空間が消え、ウイングの有効性に疑問が投げかけられるようになった。素晴らしいウイングがいないだけなのか、それともウイングそのものが時代遅れなのか。
 すると、記者は迷わず断言した。
「いや、ウイングは必要だ。オランダ人は幼いころから4−3−3でプレーしている。結果を出すために4−4−2をやるチームもあるが、アヤックスは違う。美しく勝たなければならないんだ」
http://number.bunshun.jp/europe/column/view/3793/


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>オシムの遺産であり、その理由は「遠藤と中村」とのこと。
ある程度、ポゼッションサッカーになってるのは確かにそうなんでしょうが、4-4-2で遠藤・中村・長谷部を使うとそれはそうせざるを得ないんじゃないですかね。少なくとも中盤で守備に効く人材でもないし(長谷部くらいかなあ…)、遠藤・長谷部両選手とも短いパスならともかく、長いパスはそこまで得意ではないんで。余りオシムは関係ないかと。遠藤と中村を使うこと自体がオシムの遺産だというのなら、別に良いんですが。自分としては遠藤選手の替わりに稲本選手か小笠原選手でも置いて、守備面の強化と、サイドへの展開・カウンターの精度を高めた方がいいとも思うんですが、どうなんでしょうね。長谷部の飛び出しも生きてくるでしょうし。もちろん中村を外す、と言うのが普通なんでしょうが、あのパスの精度とキープ力はちょっと活かしたい気もするんで。あと4-3-3に関しては4-4-2の論理がそのまま適用できると考えた、とはちょっと考えづらいです。やっぱりdorogubaさんも感じられたようにバルサとロナウジーニョなんじゃないか、と。本田がいなければ、あの布陣をやったんだろうか?という気持ちが自分には有ります。

キリタニさんと言うのはアルファブロガーなんですか…うーん。ざっと読んでみたところサッカー的な部分とはちょっと違う意味で面白いです。こういうブログもあっていいんでしょうね。ネットのいいところです。
jerry
2009/11/18 07:26
>jerryさんへ
ジーコの時まで遡ると違和感ありな気もしますので、やっぱ今のチームはオシム日本代表がベースだとは思います。で、オレ流の中身が、果たして、そのオシム日本代表をぶっこわせというものなのかが、説明不足でよくわからないのがポイントなわけで。
doroguba
2009/11/19 01:39
いえ、別にジーコがベースだとも思ってないんですよ。ずいぶん前にも言いましたが代表は監督が変われば戦術的な意味では壊れるものだと思ってるし、下手すれば試合ごとにも色々変化があるものなんで。

上で言ってるのはこのシステムで中村と遠藤と長谷部(まあ長谷部はパスワーク以上に他に良い特徴があるとは思いますが)を使えばオシムに関係なくある程度ポゼッション志向になるだろう、ってことなんで。
あえて言うならばJリーグがベースなんじゃないですかね。Jリーグで最良の中盤の選手を選べばこうなった、と言う感じです。それが日本化、なのかどうかは知りませんけど。
jerry
2009/11/19 05:56
>jerryさんへ
どうもです。わかりにくくてすみません。ジーコがベースというのは私の「たとえ話」でした。監督が変わればチームは変わるはその通りだと思いますが、たとえば今のチェルシーを「モウリーニョ時代からの延長戦」と考えることもできると思うんです。というか私は勝手にそう思っていて、岡ちゃん日本代表をその理論で考えると「ジーコよりオシムかしら」みたいな感じではあるんですよね。まぁ感覚的なものですし、そんなことはどうでもいいのかもしれませんが。
doroguba
2009/11/19 22:48
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