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zoom RSS FA杯チェルシー戦&ミラノダービープレビュー、プレミア「リバプール対スパーズ」超雑感ほか

<<   作成日時 : 2010/01/22 22:04   >>

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■FA杯チェルシー戦プレビュー

今週末はFA杯で、チェルシーはプレストンとアウェーでの対戦。プレストンに関してはまったく知識がありませんが、やっぱイングランドらしい「フィジカル」を活かしたチームなんでしょうか? 今期アンチェロッティ・チェルシーは、そのような格下「フィジカル」チームにやられていたりするので、プレストンがもしそういうチームだとしたらちょっといやな感じですよね。今期のFA杯では、すでにユナイテッドとリバプールがそんな格下チームに足元すくわれているわけですし、カップ戦では得てしてそんな「ジャイアントキリング」が起こりやすかったりするわけで。怖いのは出会い頭的に失点し焦って攻撃して空回りし0−1終了という展開だと思うんで、ここは一つプライドを捨てて守備重視の戦い方で挑むのはどうでしょう。最悪「再試合でもOK」という慎重な戦い方で臨んでみるほうがベターな気もします。まぁワトフォード戦のように「ガンガン行こうぜ」で勝てれば、それに越したことはないんですけどね。その他の試合だと、前回ユナイテッドを破ったリーズ対スパーズが注目でしょう。リーズにはがんばってほしいですが、うーん、今回は厳しいかもしれませんね。もちろんユナイテッド戦のようなハードワークができれば、ジャイアントキリング再びとなるかもしれませんが…。

■プレミア「リバプール対スパーズ」超雑感

もともとリバプールの強さはプレッシングを中心とした守備力だと思っていたんですが、この試合ではそんな「らしさ」を垣間見ることができた気がしました。特にCBの2人の対応がすばらしく、クラウチとデフォ−の2トップにほとんど仕事をさせなかったことは、今期のこれまでの戦いぶりから考えると驚きでしたね。CBキリアコスって何となくヘタレなイメージがあったんですが、あんなに対人守備が強い選手でしたっけ? まぁスパーズがレノン不在で、サイドからドリブルで仕掛けられてセンタリング入れられるシーンがほとんどなかったので守りやすかったとは思いますが、両CBが2トップへのクサビのパスに対して鋭くチェックし、前線でためを作らせなかったことが勝因だったように感じました。中盤のマスチェラーノのハードワークもすばらしかったし、守備は100点満点の出来でしたね。それに対して攻撃陣はジェラード、トーレス抜きという厳しい状況もあって、それほどいいところはなかったように感じましたが、そんな中2ゴールと結果を出したカイトの活躍は見事だったと思いました。特に先制ゴールは、強引ながらも「シュートを打った」ことを評価すべきかなと。その「自分で決める」という意識が今のリバプールには大切だと思うんですよ。アクイラーニもトップ下でがんばっていましたが、今後はそういう「シュートの意識」も要求したいところですかね。まぁリバプールファンでないんで、別に今のままでも良いと言えばそうなんですけど(笑)。さて、一方のスパーズ。この試合はクラニツァルとモドリッチという2列目でしたが、チームとしてボールポゼッションがうまくいかず、この2人の良さを生かせてないところが問題だったように感じました。リバプールの守備がよかったから機能しなかったところもあるんでしょうけど、もっとサイドバックとボランチの選手がボールを持てて捌ける選手じゃないとクラニツァルとモドリッチの2人の同居は難しいのかもしれません。もちろん、何試合かこのメンバーで戦えばそれなりに機能してくるのかもしれませんし、プレミア中堅くらいのレベルのチームなら大丈夫なのかもしれませんが、今のスパーズにはやっぱレノンの縦への破壊力が必要不可欠なもののように感じました。というわけで4位争い直接対決はリバプールが意地を見せて勝ちましたが、この2チームにシティとビラを交えた4チームの「CL出場権争い」はシーズン最後まで続くことになるのは間違いないんでしょう。

■ミラノダービー:プレビュー

一方、インテルのマッシモ・モラッティ会長は「ロナウジーニョはサッカーをつくり上げる。予測できないし、好調で、今は満足もしている。もっとも恐い選手だよ」とコメント。もっとも脅威となるミランの選手は、FWロナウジーニョだと話している。また、ジョゼ・モウリーニョ監督とレオナルド監督という主役2人の対決については、「彼らのように最高に知的で、真剣な2人が、どのようにサッカーを読みとるのかを見るのは興味深いね」と話した。http://news.livedoor.com/article/detail/4563027/

「ロナウジーニョの怖さ」って何だろう? レオナルド・ミランになってからのプレイはほとんど見てないんだけど、バルセロナ時代やブラジル代表でのプレイから考えると、彼の怖さは「左サイドのペナルティエリア角あたりでボールを持って、いろいろできること」なんですかね。例えば「サイドバックの攻撃参加」を引き出したり、例えば「そのままゴール前にセンタリング」を入れたり、例えば「ちょんと横に流してミドルシュートのお膳立て」できたり、例えば「自ら切れ込んでシュート」を打ったり、などなど。こんな感じでサイドの高い位置からですと、いろいろな攻撃を繰り出せるわけですが、そのすべてのプレイをハイクオリティに演出できるロナウジーニョの技術とセンスが「怖い」のかなと。もちろん、他にも「怖いところ」はたくさんあるんでしょうが、一番警戒すべきは「左サイドのペナルティエリア角あたりでプレイさせること」だと思うわけで、逆に言えばロナウジーニョを封じるには、そこでボールを持たせないように守備することだと言えると思うんですよね。つまりはロナウジーニョが左サイド高い位置にいるときにはパスが渡る前にインターセプトする、もしくはパスを通されても前を向かせないようにすれば「それほど怖くはない」みたいな?

というわけで、あまり勝敗には興味ないミラノダービー・プレビューなど書いてみたいと思いますが(笑)、試合の1つのポイントは、この「インテル守備陣がロナウジーニョ封じを成功させることができるか」ということになるんでしょう。で、ここで考えるべきなのは、ロナウジーニョ本人よりも「ロナウジーニョにボールを運ぶ人とシステム」になってくると思うんですよね。

たとえばバルセロナでは「ボールポゼッション」という戦術の元、ロナウジーニョにいい位置でボールを渡せる技術を持った選手たちやシステムが存在していました。中盤での華麗なパス回しや、CBやアンカーの選手(マルケスとか)からのピンポイントパスという武器を駆使して、ロナウジーニョに「左サイド高い位置」でボールを渡していたわけです。過去のCLでのチェルシーはこの対応に苦戦して、たびたび「ロナウジーニョからの攻撃」を浴びせられることになってしまったわけです。というわけでバルセロナ時代のロナウジーニョはチームメイトや戦術によって彼の良さを「生かされていた」わけですがが、果たして今のミランにはこのバルセロナのような「ロナウジーニョをいかせるシステム」が存在するのでしょうか? そのためには「ボールポゼッション」でインテルを上回ったり、ピルロらのピンポントパスでロナウジーニョに仕事をお膳立てすることが大切だと思っているのですが、そういうプレイをミランの選手たちがすんなりできるのか。または、チーム戦術的にそういう形を作りやすくなるような選手構成やフォーメーションを採用しているのか? まずは、このあたりを注目して試合を観戦するのもいいと思うんですが、まぁこれは普段ミランの試合を追ってない私のような素人の楽しみ方ですかね。

というわけでミラニスタの方にとっては「何を当たり前のことを」って感じかもしれませんが、もしミランがバルセロナみたいにボールポゼッションできて、「左サイド高い位置」でロナウジーニョが前向いてプレイさせることができれば、私もミランに勝機が出てくる気がしてます。なぜなら、インテル守備陣が「ロナウジーニョからの攻撃」に対応するのは難しいと思えるからです。先日の試合を見た感じだと、インテルの中盤の選手や前線の選手が最終ラインの選手と連動して守備している感じが希薄だったわけで、そのやり方じゃ「ロナウジーニョからの攻撃」を防ぐのは難しいかなと。もちろんインテルにはセザールという素晴らしいGKやルシオ、コルドバ、サムエルというスーペルな最終ラインの選手たちもいるわけですし、それらの選手たちの個の守備力でどうにか抑えちゃう可能性も無きにしも非ずなんですけどね。

エトー抜き&中盤の選手がいないインテルですが、自ずとリトリート守備&カウンターという戦術になってしまうんですかね。フォーメーションは「4−2−3−1」という噂がありますけど、「3」の両サイド高い位置である程度ボールがキープできれば、それほど慌てる展開はない気がするんですけどね。まぁ攻撃は「スナイデルと前線の2人(または3人)」で何とか出来ちゃうわけで、「ロナウジーニョからの攻撃」に対処しながらカウンターを狙うって展開がさもありなんという気もしますが、あんまりドン引きしてゴール前を固めるのは得策ではない気がするんだけどな。まぁ次にCLでインテルと当たるチェルシー的にはミランにがんばってもらって、「攻略法」的なものを拝むことができればうれしいかなと。

■ブラジル代表の「理想」と「現実」を考えてみる

ロナウジーニョついでに、ずっと前にスカパーの「FOOT!」でやっていたブラジル代表特集についても言及しておきましょう。ドゥンガ・ブラジル代表はブラジル国民に支持されているかどうかみたいな議論がおもしろかったんですが、要は「勝てばうれしいけど、守備的な戦い方には不満も多い」という論調が多いみたいですね。コーチのジョルジーニョがインタビューで「現代サッカーで勝つには、黄金の中盤的なブラジルじゃダメだ」的なコメントしていたのが興味深かったんですが、要はジーコ日本代表のときの「水を運ぶ人のバランス論」をここでも展開している感じなんですよね。たぶんブラジルには「テレサンターナ(ジーコ黄金の中盤)時代の守備よりも攻撃サッカー」VS「ドゥンガの現実的サッカー」という図式があるんでしょうが、この対立図式というものの存在が「王者ブラジル」を形成している根源である気がしました。つまり「理想」だけ掲げてもダメだと思うし、「現実」だけを追ってもダメだと思うんです。この2つを同時に追い求めることによって、強くなれるのかなと。えっ、現実だけで強くなれるのではないかって? まぁ、そうかもしれませんが……。

ちなみに、言うまでもなくジーコは「テレサンターナ派」なわけで、監督としても基本そのスタイルを受け継いでいるように見えます。で、それはもうどんな国であろうと、どんなチームであろうとジーコのサッカー哲学として曲げられないものなのかなと思っているんです。もちろん一方でジーコは「負けず嫌い」&「勝者・王者ブラジル」の権化でもあるわけで、なんとしても勝つという哲学もそこには少しは同居しているのも確かな気がしますが、それでも優先すべきはテレサンターナ師匠の流儀や哲学なんでしょう。つまり、これを捨ててまで「勝利」を選ぶことはないと思っています。どちらかというと旧オランダの「勝利よりも美しいサッカーが第一」に近い感じ? まぁオリンピアコスでのアーセナル戦とか見た感じだと、哲学よりも「勝ち」を優先していたように見えなくもなかったですが、はたしてどうだったのか?

さて、ジーコは置いておいて、我らが日本代表の現状を見ると「理想」と「現実」の2つをきちんと追っているんでしょうか? 国民の世論も含めて。

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さて、サポティスタさんで紹介されていた小沢健二の特設サイトですが、インタビューはなかなか興味深かったなぁと。フェイスブックとタイガーウッズの話とかなるほどと思いましたし、故青木さんのエピソードなども興味深かった。早く新アルバム出してほしいですが、個人的には「政治的/社会的」な作品(というかスライの「暴動」とかプリンス「サイン・オブ・ザ・タイムズ」とかのようなもの)を期待したいなぁ。まぁ、そういうのは出さないとは思うけどね。
http://hihumiyo.net/

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ロナウジーニョはたしかにキレが戻ってきてますね。映像をみましたがやばい感じでした。
フィジカルが特にいいのではと?
ジーコは鹿島のときは、勝ちに特化したサッカーをやってたようですが、代表では本当にオランダでしたね。
えびくた7
2010/01/23 18:43
返信遅くなりました。エシエンがいた頃のリヨンです。CLで当時のミランなどのビッグクラブともいい勝負をして悔しい思いをしたのを思い出します。余談ですがエシエンはセンターバックでもたまに使われていた記憶があります。よかったかイマイチだったかはあまり覚えていませんが…今回も興味深い記事でした。モドリッチとクラニツァルの同居は、ユーロ2008では縦の関係で機能してた気がしましたが、他のメンバーにもよるのですかね。
バルサ時代のロナウジーニョはチェルシー戦では活躍してましたね…自分はチェルシーがトータルスコア4ー5で勝ったモウリーニョ監督になった年のバルサ×チェルシー戦(決勝トーナメント1回戦)は衝撃でした。モウリーニョは試合後勝ってすごく喜んでいましたね。またも長文すいませんでした。
セレッソファン
2010/01/24 21:07
>えびくた7さんへ
コメントありがとうございます。すみません、鹿島のときのジーコはよく知らないんですが、あのつば吐き事件は「勝ち」にこだわっていたからならではなんですかね。
doroguba
2010/01/25 22:52
>セレッソファンさんへ
コメントありがとうございます。FA杯リーズ戦のクラニツァルとモドリッチは「縦の関係」でしたね。で、やっぱその方が機能する感じ。あのバルサ戦は確かに衝撃でした。第1戦、第2戦ともおもしろかったなぁ。なので、今回のインテルとの敵としての対戦も楽しみなんです。
doroguba
2010/01/25 22:55
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