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zoom RSS 欧州CL決勝「インテル対バイエルン」超雑感  ドイツのチームでもオランダ的になるんだなぁ

<<   作成日時 : 2010/05/24 23:31   >>

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■ドイツのチームでもオランダ的になるんだなぁ

「今日のうちは攻撃陣がいつもと違って“グッド・シェープ”じゃなかった。それでもこのゴールが決まっていれば1−1となっており、試合の流れは違ったものになっていたはずだ」、「このサッカーがわたしの選択。そしてバイエルンの役員が決めた選択だ。われわれはアトラクティブなフットボールをし、観客のためにフットボールをする」
 こうしたボールを支配し、攻撃的なサッカーを貫いたからこそ、バイエルンのファンも試合後、今季の余韻に浸り続けていたのだろう。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/eucup/text/201005230008-spnavi.html

要は結果よりもスタイルが大切ってことが言いたいんでしょうが、なんかドイツのチームらしくないコメントなんで笑いました。まるでオランダというか、まんまオランダ的なコメントだよね、これ。やっぱファン・ハールはオランダ人だし、ドイツのチームでもオランダ的になるんだなぁと、ある意味、感激しました。監督によってスタイルが変わるの当たり前の話だとは思いますが、改めてそれを実感したとでも言いますか。言わばコレ「最後に勝つのはドイツ」から「勝利よりも美くしさが大切というオランダサッカー的思考」への意識革命ですよ(笑)。で、その方向性はファン・ハールが言うように「バイエルンの役員が決めた選択」なんでしょうけど、果たして本当にそうなんだろうか? バイエルンの役員は「ゲルマン魂」とか「最後に勝つ」を捨ててまで、オランダ化することを望んだのでしょうか? そこはぜひとも、ルンメニゲとかブライトナーに聞いてみたいところだね。

ちなみに個人的な意見を言わせてもらうと、今のバイエルンは言うほど「アトラクティブ」で「攻撃的なサッカー」だとは思わないけどなぁ。それをするには人材不足かなと。確かにロッベン、リベリーの両サイドは確かに魅力的だとは思うし、シュバインシュタイガーの中盤での起用はおもしろいとは思うけど、それ以外のメンツは正直それほど凄いとは思えないし、それで攻撃的云々やろうとするのはある意味幻想が大きいのかなと。確かにFWオリッチやSBラームはいい選手だと思うし、嫌いじゃないですよ。ただ、ぶっちゃけチェルシーやユナイテッドやアーセナルやレアル・マドリーやバルセロナと比べたら、FWや中盤やCBの選手のレベルは一段落ちるわけで、その選手の攻撃力レベルの低さは、いわゆる「攻撃的なサッカー」を実現する上ではとてつもないハンデになると思うんですよ。まぁ、選手の質はビッククラブに比べて落ちるけど、それでも果敢に「攻撃的なサッカー」をしているところに価値があると主張したいなら、その通りなのかもしれません。ただ、それくらいのことはプレミアリーグのエバートンあたりでも実現しているからなぁ。「我々バイエルンはエバートンみたいにビックネームはいないけど攻撃的で凄いんだ」と主張したいなそれは結構だけど、一応ドイツの雄バイエルン・ミュンヘンなんですから、それくらいのことで威張られてもなぁというのが正直ベースな感想。もちろんファンハールはすばらしい指揮官だと思うし、ここで言わんとしていることもわかるけど、何というかもっと「バイエルン・ミュンヘンの歴史」を尊重した発言をすべきだと思うんですよ。自分のオランダ的なスタイルの尊重だけでなく、もっとドイツ的なすばらしさも排除しないようなスタイルを模索すべきとでも言いますか。というわけで、このCL決勝の感想は、何というか「あまりにオランダ的に美しく戦って、オランダ的に美しく負けて、オランダ的に醜く敗戦の弁を聞かされた試合」だったというところでしょうかね。もっとピンポイントで言えば「CBのレベルの違い」が明暗を分けたとも言えるんでしょうが、それ以前にもうモウリーニョとファン・ハールのサッカーの哲学の部分で勝負アリでしたよ。

■たとえばベニテスとかヒディンクなら

「インテルは素早いカウンターから追加点を奪った。典型的なインテルのやり方で、僕らはもっと気をつけなければいけなかったんだ。彼らの強さは、相手に対するリアクションにあるんだよ」http://news.livedoor.com/article/detail/4784890/

こちらはファン・ボメルのコメントですが、まぁその通りだと思います。で、やろうと思えば、もっと「インテルのカウンター対策」はできたと思うんです。マンマーク的にミリートを抑えるとか、最終ラインを下げてカウンター対策を第一に戦うとか。たとえばベニテスとかヒディンクなら、それを第一に考えた戦い方で挑んだと思うんですよね。「カウンター対カウンター」という”お互い窒息死させる”ような戦術を選んで、”我慢比べ大会”を実施したとまでは言わないまでも、インテルのカウンターを封じる策を何らか行ったのは間違いないと思うんです。で、それをされた時のインテルは、果たしてどうだったのか? その姿が拝めなかったのが今回の大会の残念なところであり、インテルが今回優勝できた最大の要因だった気がするんですよね。モウリーニョはチェルシー時代に何度か、CLでベニテスのリバプールにまさにそんな「窒息合戦」に敗れたからだったわけで。ファン・ハールも、そんなベニテスばりのモウリーニョ対策をやれば結果は変わっていた気がしなくも無いんですよ。って、さっきからずっと同じようなことばかり書いているけど、それくらいファン・ハールの古きよきオランダ美学には失望したことが言いたいんです。まぁ、確かにミリートはすばらしかったし、インテルの守備もよかったですよ。それはわかるけど、ただ、やっぱ、あまりにもバイエルンが無策すぎたと思うんですわ。

■モウリーニョ・インテル総括:まるでそれが嘘のように守備が堅くなったのはマジで見事

モウリーニョについて言うと、シーズン途中から守備組織を立て直したのは見事だったなぁと。正直シーズン中盤あたりまではMFを中心に酷い守備していた試合は何試合もあったし、それを見た限りは「こりゃ今期のインテルはダメだろう。というかチェルシー楽勝」と思っていたのは事実でした。なんかモウリーニョらしくない酷いチームだなと思っていたんですが、2010年になってから、まるでそれが嘘のように守備が堅くなったのはマジで見事だったなぁと。特にこの試合には出てなかったけどMFモッタの変わりぶりは驚きでした。カンビアッソができる子というのはわかっていたんですが、そのパートナーをしっかりと磨き上げたのはさすがだなと。「スタンコビッチ&ムンタリ外し」というのが1つのアイデアだったのかもしれないけど、この決勝戦のMFにサネッティを起用したのはその守備改革の一環だったんでしょう。あとパンデフをシーズン途中で補強できたのも大きかったんですかね。彼は守備もできるがんばり屋さんなんで、エトーと合わせて守備ができる両ウイングをそろえる事ができたのは、モウリーニョ的にはポイントだったんでしょう。ルシオ&サムエルでCBが安定したのも大きかったと思うんですが、そんなレギュラー陣をはじめマテラッティなどの「使えるベンチ要員」も、シーズン途中で失わず確保できていたのも大きかったのかもしれません。で、結果的に言うと「イタリアのアンチ・フットボール的なインテルいじめ」と「バロテッリの非行問題」という事件が、それら「使えるベンチ要員たち」のガス抜き&結束に好影響を与えたのかもしれません。まぁ、あくまでそれは「お話のこじつけ」に過ぎなんですけどね。

■インテルのゴールに「接近、展開」を見た!

インテルのゴールシーンについて。ミリートのテクニックがすばらしいのは言うまでも無い事だし、インテルのカウンターが鋭かったことも同様。で、それらを抜きにして、単に「攻撃の形」だけにスポットを当てて考えてみると、実はあの先制ゴールの形は、岡ちゃん日本代表が提案する「接近・展開…」を具現化したものだった気がしないでもない。そうなんですよ、ミリートとスナイデルの2人だけの関係で、狭いスペースをショートパス&オフ・ザ・ボールの動きで突破してゴールするわけですが、あれぞまさに岡ちゃんの目指す日本オリジナルの形でありました。岡ちゃんの目指していた方向性は間違ってなかったんです。世界の先取りをしていたんです。もっと言えば、欧州世界一のインテル攻撃陣が、我らが岡ちゃん日本代表のスタイルを真似をしていたということなんです。これはスゴイ。ちなみに後半頭のバイエルンの中央突破からのビッグチャンスも、同様に「岡ちゃんの日本オリジナルの接近・展開スタイル」に近かったわけですが、この試合の両チームの攻撃の要所要所に、そんな「岡ちゃん日本代表のオリジナルの攻撃スタイル」が垣間見えたのは驚くべき事実でありました。さすが岡ちゃん。アンチェロッティ監督やリッピ監督にもいろいろと戦術のアドバイスをしているとは聞いたことがあったんですが、まさかモウリーニュやファン・ハールにも師事していたとは。恐れ入りました。これからは岡ちゃんのことを「サッカー界のスティーブジョブズ的な先駆者」と呼ぶようにしましょう。なーんて。嘘だよ。ウソ。って、また韓国に負けたらしいじゃん。だめだなー。そんな韓国戦については、明日にでも書けたら書こうかな。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ベニテスってなんであんなにモウリーニョとやりあえたんでしょうね?戦力的にはチェルシーのが上なのにCLやFAcupではモウリーニョ時代のチェルシーにとって天敵でしたよね。いまだに不思議です・・・
Wcole
2010/05/25 03:13
やっとインテリタとしてはビッグイヤーとれて
ほっとしてます^^たまにチェックしてるドログッパです。
決勝戦のMFにサネッティを起用したのはその守備改革の一環なんですが
サントン・キヴの怪我がしてなければジョゼ的に中盤起用らしいぽいです
あとキャプテンはスタメンフルがジョゼのポリシーかと思いました
あと予選での接戦がインテルの守備を強固にしたと思ってます。
予選バルサ戦があったから準決勝リベンジできたって思ってます。
監督も選手もプライドありますしね^^
かってな憶測ですが予選が厳しい方が結構結果でやすいのかなって思います。
予選が厳しかった事とエトーのアフリカ選手権のための要員の
パンデフの加入が一番の三冠の要員かと思ってます。
もちろん新加入が全部あったって連携が何故かピッタリ!
前線4人が新加入って・・・・。
チェルシー的観点言えば正直途中移籍要員をアンチェロッティがいらないって
言ったことはリーグの観点で
もし三冠を今シーズン獲るという野望があれば獲るべきだったと感じました。
途中加入でアグエロなりサイドバックの要員獲ったら案外インテル戦は別の結果だったと感じます。個人的にはバルサ戦よりチェルシー戦がポイントだったかなと。スコア以上の差はあんまりなかったと思ってます。
アンチェロッティは案外遠慮したりするんで
もっと欲がでて野望持てば案外来シーズンは簡単に獲る気もしてます。
最近ジョゼを意識しすぎる感じは案外プラスになりそうと思ってます。
インテルはもうジョゼがいなくなってサポーターもなかなかモチベーションが
たもてないと自分も思ってます。でわ長文すいません
ドログッパ!!
2010/05/25 20:28
>Wcolemさんへ
コメントありがとうございます。ここ数年は違うかも知れないけど、ベニテスの守備戦術に手こずっていた感はありましたよね。バルセロナとかもそれでリバプールにやられてましたけど。
>ドログッパ!!さんへ
コメントありがとうございます。「チェルシー戦がポイントだった」は同感ですね。って、まぁチェルシーファンだからそう思うだけだとは思いますが、ファーストレグの戦いというかミリートのゴールがすべてだった気もしてます。
doroguba
2010/05/29 00:01
欧州CL決勝「インテル対バイエルン」超雑感  ドイツのチームでもオランダ的になるんだなぁ doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
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