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zoom RSS ワールドカップ「日本代表対パラグアイ代表」超雑感  というか岡ちゃん日本代表の総括的なもの 

<<   作成日時 : 2010/06/30 20:02   >>

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「ありがとう」「感動した」に水差すようですみませんが、私はそこまで感情移入できなかった。

でも、思うところはある。ここでは、そんな思いについて、思いつくまま、書きなぐってみました。

■死に方の問題?

試合後にオシムが言いたかったのは、「死に方の問題」という風に勝手に解釈。いつかは死ぬんだし、その時に悔いがないように一生懸命に今を生きようみたいな。スティーブ・ジョブズ的? つまり「負けないように戦う」よりも、「リスクを冒して戦う」ほうが悔いが残らないだろ?みたいなことかなと。まぁ、昨日の試合のように「最後まで負けないように戦うこと」だって、それは1つの生き様ですし、悔いはないんでしょうけど。「一生懸命がんばりました。感動をありがとう」というのが好まれる国ですから、リスクを冒すよりも「最後まで負けないように戦うこと」のが支持されるのかな?(追記:私は、そんな「最後まで負けないように戦うこと」を支持します。オシムと違って。)

■選手

選手について言うと、松井のミドルシュートには惚れた。4年前に見たかった。中沢の国歌を歌う姿にも感動した。なぜかヴェルディの入団会見時のことを思い出したんだけど、そのサクセスストーリーもこれでおしまいなのかな? トゥーリオも4年前に見たかった。

■4年前

4年前というキーワードで言うと、皆さんご存知のようにジーコ日本代表と今の岡ちゃん日本代表ではちょとばかし類似点があったりする。それは、ワールドカップの戦いにおいて「低い位置での引いたプレス」の守備戦術で採用したことだ。ジーコの時は2戦目からだった。中田英寿は、その守備戦術に反発していた。怪我人も多かった。で、ブラジルに虐殺された。今の岡ちゃん日本代表なら、4年前のそのブラジル代表と戦ってもいい試合を展開したんだろうか? 逆に、4年前にクロアチアとは引き分けたジーコ日本代表だけど、もし仮にその4年前のジーコ日本代表でこの南アフリカワールドカップを戦っていたら、どうだったんだろう。0勝3敗ですか?

■0勝3敗

0勝3敗といえば、この大会前に「0勝3敗」というムックが発売されていた。あと、読んでないけど”イタリア人監督が貶す岡ちゃん戦術”的な本も出ていた。それらの本に携わった人たちは、今回の岡ちゃん日本代表についてどう思っているんだろう。サポティスタさんの「日本サッカーが世界で勝てない本当の理由」も含め、これだけ日本代表に対して否定的な本が出たのにはそれなりの理由があったんだと思う。そういえば、逆に「岡ちゃん日本代表賞賛本」ってあったんだろうか?

■ジーコ日本代表の進化版?

というわけで戦術についてだけど、岡ちゃんに聞きたいのは大会に入って採用した「低い位置での引いたプレス」は、どのチームのものを参考にしたのかってこと。まぁ今時「引いたプレス」なんてどこでもやっているんだし、自然発生的に生まれたものなのかもしれないけど、私は絶対どこかのチームを参考にしている気がするんだよね。勘だけど、例えばモウリーニョとか、4年前のジーコ日本代表とか(笑)。そのコピーライトについては、ぜひ教えてほしい。

で、ここでは仮に「4年前のジーコ日本代表」を岡ちゃんが参考にしたとしましょう。で、そう考えると、実は今回の岡ちゃん日本代表は、ジーコの守備戦術から“例の問題点”が改善されていることに気がつくわけだ。問題点とは、ずばりオシムが指摘した「水を運ぶ人」のこと。そうなんです。フォアリベロに阿部を置いた「4−1−4」って、実は4年前のジーコ日本代表をオシムの提言通りに修正したものに近いんですわ。あと、中田英寿と違って、「ボランチの基本的な守備をサボらない長谷部と遠藤」という中盤に変えているのも大きな違いなんでしょう。中田英のボランチ失格論は4年前にこのブログで書かせていただいていたわけですが、実はその不備も見事に解消しているんです。今回の岡ちゃん日本代表は。違うという意見もあるかもしれないけどね。

■サッカーの話

つまり、4年目のジーコ日本代表の問題点をきちんと修正したのが、今回のカメルーン戦以降の岡ちゃん日本代表という見方もできると提言したいわけです。ただ、はたしてその考えが正しいのかどうかは、私には判断できません。だって岡ちゃん本人が自分たちのチームが採用している戦術について、ほとんど説明らしき説明をしてないから。説明してないというより、「具体的なサッカーの話」が足りないというのが正しい? とういうか「大西理論」とか「ハエ」とか「ケンゴーシステム」とか「攻守の切り替え」とかキーワ−ドはたくさんあるんだけど、それぞれが薄っぺらでそこから話が発展しないみたいな感じ。例えばトルシエの時の「フラットスリー」「ウェーブ」とか、ジーコの「黄金の中盤」「1人余る」とか、オシムの「水を運ぶ人」「ポリバレント」「走るサッカー」とかは、それぞれのキーワードはサッカーの話が膨らむ中身を伴ったものであったと思っています。各監督がそのキーワードに対して自信を持って我々にメッセージを発していたと思うし、その真摯なメッセージに対して我々自身がどう考えるべきかという「回答」も求められていました。「我々、日本代表はこういう戦術でこう戦うつもりです。いろいろ分析しました。戦術も研究しました。で、これなら行けると踏んだんです。どうです、みなさん、我々のサッカーは? この戦術でこのメンバーなら勝てる気がしませんか? どうですか?」みたいな感じ? そんな「サッカーの話」を提供してくれていたと思うんです。例えばオシムのときに「記者の質問」に注文つけて話題となったこともありましたが、あれは嫌がらせでもなんでもなく「サッカーの話をたくさんしようよ」というメッセージだったんでしょう。で、監督が岡ちゃんに代わって、そういう「サッカーの話をしよう」というスタンスがなくなってしまったことが、私が岡ちゃんを支持しない最大の理由だったりするんです。

まぁ、岡ちゃん本人はサッカーの話をしているのかもしれないけど、残念ながら私にはあまりそれが伝わってきませんでした。特に例の就任したてのころに「サッカーマガジン」に掲載された独占インタビューは、個人的にかなりガッカリさせる内容であったわけで。その後も某新聞での新春インタビューでも似たようなことを言っていたのを記憶してますが、そんな一連のインタビューから岡ちゃん不支持となったことを、最後にもう一度言わせていただきましょう。

■「選手がんばれ」もいいけど

「インタビューなんて関係ねぇよ。だいたい監督に拘りすぎ。選手は一生懸命だから黙って応援しときな」「監督インタビューなんてマスコミと戯れているようなもの。そんなの信じるな」「親善試合でオタオタ言うんじゃない。本番を信じて応援しろ」という意見もあるんでしょう。もちろん、そういう考え方もありだと思うし、それはそれで悪いとも思わない。ただ、私は違う。「選手がんばれ」もいいけど、もっとサッカーの話をしたいんです。だから、ブログを立ち上げたところもあると思う。もちろん選手がんばれとも書く時もあるけど…。

というわけで、今回の岡ちゃん日本代表の総括についてですが、(前回のテクニカルレポートみたいなものとかは)果たしてどうなる(評価する)のか。まぁ、試合を見た人がいろいろと勝手に判断を下せばいいだけなのかもしれないけど、監督の発するメッセージやサッカー哲学やコンセプトと照らし合わせて語るほうが価値がある気はするんだけどね。まぁすべてのサッカー監督がしゃべり好きなわけではないと思うけど、普通は人の上に立つものは、たとえ話が下手糞だろうとも、一生懸命に「自分の考えをほかのひとに理解してもらうために必死になる」べきだと思うんだけどなぁ。「がんばれ!」「感動した」もすごく大事だとは思うけど、私がサッカーに求めているのはそれだけではなかった。まぁ、この2年間はそんな感じでした。
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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
岡ちゃんとジーコの守備、似てるのはお題目だけなように思います。

全体が走り回って泥臭く体をぶつけていくような守備、
ドイツではお目にかかれませんでしたよ。

サボる云々はむしろ逆で、中田がクロアチア戦ブラジル戦で
バテバテになるまで走り回ってプレス掛けてたのを
全員がサボらずやったのが今の代表だと思うんですけどね。
リュウ
2010/06/30 21:49
 走らない車で最終ラップにリスクを負ってアタックし、元チャンピオンを含む2台をぶち抜いて(2台目は最終コーナーで)、7位に入賞した小林可夢偉の方によっぽど感動しました。
蹴球
2010/06/30 22:24
今回躍進の最大の要因は、4年前に比べてフィジカルをトップフォームに維持出来たことだと思う。
高地、低地、高地、高地、と4戦あったが、連続同じスタメンで行けるとは。
結果が出たから言えることなんだけど、日本人に合った体調管理は日本の専門家が適しているのかなと思う。その日本の専門家を有効活用出来たのは、日本人監督ならではだったのかなぁと。
ヴァ
2010/06/30 22:53
4年前、ジーコを支持して現実に裏切られ。
今回、岡田を否定し続けて現実に裏切られ。
チェルシーを支持してアブラモビッチ(バルサのようなサッカーを希望してモウリーニョを首に)に裏切られ。

現実に裏切られ続けているあげく、4年前の失望をこんな歪んだ現実把握によって再生させる。

現実に裏切られ続けているのは、実はあなたが一番現実から目をそらしている末の結果だということに気づかない。モウリーニョ信者としてはいかがなものか
カベッロ
2010/07/01 10:25
「0勝3敗」というムックは気持ち悪いので読んでませんが、”イタリア人監督が貶す岡ちゃん戦術”的な本はいい内容でしたよ。
素人(草サッカーおっさんプレイヤー)が読んでも実践できて明らかに向上できるレベルで。
まおちゃん
2010/07/01 15:11
ブログ主さんは引くに引けないんですね。
ブログを続けてきた以上、痕跡があるから誤魔化しがきかない。
プライドの高さ故、最近は、過去の自分の擁護を目的として
持論を展開している。もはやそれは持論でも何でもない。
大昔のエントリーに赤面するのは、きっとブログ主さん自身。
そもそもニワカっぽいブログタイトルが象徴的。
そういうブログ主さんの切迫した苦し紛れっぷりも愛読するゆえん。
ビバ
2010/07/01 17:16
ビバって人もニワカなんだろうなぁ

2010/07/01 20:51
>リュウさんへ
コメントありがとうございます。「似てるのはお題目」だけとは私は思いませんが、そもそも中盤の構成メンバーの違いはあるわけで、もちろんそこは明確な違いではあるんでしょう。ジーコはやりませんよね。中田英寿をワントップにして、中村ベンチとかは。でも、それやっていたら、勝てていたかもしれません。
>蹴球さんへ
いつもどうもです。申し訳ありません。小林可夢偉の方の活躍については知りませんで。勉強します。
>まおちゃんへ
コメントありがとうございます。、”イタリア人監督が貶す岡ちゃん戦術”的な本はそうみたいですね。今後もそのような本が出ることに期待したいですね。
doroguba
2010/07/04 02:00
>ヴァさんへ
コメントありがとうございます。すみません。お返事忘れてました。
そのとおり「フィジカルをトップフォームに維持出来たこと」は私も特筆すべきことな気はします。そこは、ちゃんと結果を分析して、今後につなげてほしいですね。
doroguba
2010/07/05 23:44
ワールドカップ「日本代表対パラグアイ代表」超雑感  というか岡ちゃん日本代表の総括的なもの  doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
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