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zoom RSS 「脱・お役所仕事的サッカー」のススメ とチェルシー戦プレビュー

<<   作成日時 : 2010/09/19 17:24   >>

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■「お役所仕事」とサッカー

「お役所仕事」という言葉があります。「融通が利かない杓子定規な仕事」という意味で使われる場合が多いと思われますが、この言葉はサッカーのプレイや戦術という観点からも当てはまる場合がある気がするんですよね。

たとえばサッカーの守備に置いて、あまりに戦術がマニュアル化し過ぎてしまっているチームや、そういう戦術をある意味頑なに守ってプレイしている選手は「お役所仕事」的サッカーと言えるのかもしれません。要は守備戦術があまりに単純化・マニュアル化されていて、ピッチ上の各選手が「自分に課された(マニュアルに書かれた)守備タスクだけを行えばいい」という雰囲気が感じられるサッカーがそれです。まぁ、今時のサッカーで、さすがに「自分に課されたゾーンだけを守る守備戦術」とか、「自分が課された相手だけをマンマークする戦術」とか採用しているチームはないと思いますが、要は守備で緊急事態が発生したときなどに「融通性」がないサッカーをしているチームがあるとすれば、それぞ、まさしく「お役所仕事サッカー」と呼べるのかもしれません。

続いて攻撃について考えてみると、岡ちゃん日本代表が一時期採用していたとされている「アーリークロス攻撃」とか、そんな「お役所仕事サッカー」に陥る可能性が高いと言えるのかも知れません。要は、どんなときでもアーリークロスからの攻撃ばかりになって、「融通が利かない」とか「杓子定規」な攻撃に陥ってしまことがそれで、そんなサッカーはまさに「お役所仕事サッカー」言える気もするわけです。もちろん、選手はプロですし、さすがに90分間攻撃はアーリークロスだけってことにはならないとは思いますが、そういう攻撃マニュアルが監督から配られたら、どうしても「その攻撃スタイルが第一」となってしまうのは、致し方ないところな気もするんですよね。

まとめると、サッカーは監督よりも「あくまでピッチ上の選手」であるという意見はその通りだと思うんですが、監督の戦術や指導によってピッチ上の選手たちのプレイ自体が変わることもあるといいたいわけです。それは仕事と一緒で、誰もがお役所に勤めれば「お役所仕事」に陥る可能性は高いし、そうでない会社に勤めれば「融通性がある仕事」が出来る可能性があるみたいな感じ? もちろん、それは個人によって差はあるんでしょうし、お役所に勤めていても「お役所仕事」でない人もいると思いますし、逆にどんな会社であっても「お役所仕事」をする人というものいるんでしょうけど。

というか、そもそも「お役所仕事」でOKという場合もあると思いますし、それ以上のことをしようとするほうが「悪」となる場合もあるのかもしれません。さて、サッカーの場合はどうなんでしょう? 「お役所仕事」なシステムや戦術を採用するチームのがいいのか、それとも、「お役所仕事」でないほうがいいのか?

まぁ、何を持って「お役所仕事サッカー」とするのかにもよると思いますが、私は「お役所仕事」でないサッカーのほうが強いと思いますし、そういう戦術やプレイをすべきだと思ってます。戦術がいらないという意味ではないんです。何というか、戦術に幅があるサッカーがいいという意味で「脱・お役所仕事サッカー」が好ましいと言いたい訳です。要はこのブログでよく主張する「選手が状況判断に優れたサッカー」がそれです。通り一遍のマニュアルがあったとして、それが通用しなくなった時に、次の最良の一手を打てるサッカーとでも言いますか。もちろん、その「次の最良の一手」自体もマニュアル化されたものかもしれませんが、数あるマニュアルの中から「自分にできる最良のプレイを状況に合わせてできる」選手がそろっているチームがベストだと思うんですよ。それぞプロの集団とでも言いますか。

たとえばコンサートライブやお笑いのトークの生ライブで考えてみたとして、その場のお客さんの年齢層や反応によって「状況を判断して」、そこに最適な演奏したり、トーク(ネタを変化)させることができる歌手や芸人こそはプロだと思うんですよね。もちろん、そんなの関係なく、いつでもどんな状況でも「曲目リストどおりに演奏」したり、前もって決めていたネタで「誰でも笑わせちゃう」のもプロの仕事といえるんでしょうけど。

■チェルシー戦プレビュー

好調ブラックプールとの対戦となりますが、ホームでの試合ですし、きっちりと勝ち点3をゲットしたいところ。ブラックプールは格下の昇格チームとは言え、昨シーズンはそういうチームに足元すくわれたところもあるわけで、正直、油断はできません。チェルシーの弱点は「前から厳しいプレス守備」され中盤をつぶされてゲームメイクできなく場合だと思うんですが、もしブラックプールがそういう「ひたむきなサッカー」を展開すると苦戦する可能性は十分あるかなと。それでなくても、噂によるとチェルシーはランパードがまだ不在のようですし、相手に関わらず中盤のゲームメイクで自滅する恐れだってあるわけで、そのあたりが試合のポイントになる気がしているんです。ランパードの代わりとしては、CLで調子がよかったベナユンに期待したいところですが、ラミレスやマルダがそこでプレイする可能性もあるのかな? まぁ、前節のようにセットプレイからゴールできれば問題ないのですが、そういうセツトプレイもこの試合もカギになるのかもしれません。何にせよホームでの試合ですので、きっちりと結果を出してもらいたいものです。
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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
どうも!3連休ですが、特に予定もないコージです。
反論というわけではないんですけど…
かなり以前からこのテーマは頭の中にあって。
アメフトの戦術って話によると100通り近いマニュアル化されているとか…。
もし、フットボールにそれを導入したらどうなるのかな?って思っていたんですよ。ベーシックなマニュアルに枝葉がついていけば100通りになるでしょうし、アメフトと違い瞬時に状況が変わるのがフットボールなんで同じスポーツでも異なるだろうけど、なんか良し悪しではなくある種の究極的なお役所フットボールってありかな?と。まぁ、問題はどこがこのお役所的な最終形かは分かりませんけど…実は、戦術(反意として、例えばジーコ的自由)やフットボールを語る上でで、この辺は論議の余地あるかな?と。

自分の方で書け!って感じですけど(笑)
コージ
2010/09/19 17:55
「自分に課されたゾーンだけを守る守備戦術」
これが機能したら完璧ですね。役所的に。
露西亜なんて一昔前までは、GKとカリスマリベロとセンターFW以外はポジションなんてあってないようなサッカーでしたからね。
全員攻撃全員守備で、みんなマーカー兼ゲームメイカー兼アタッカーなんで一芸に長けた選手はいないけどポリヴァレントで流動的で面白かった。
バスケみたいな感じ。

トップレヴェルでそんなサッカーは戻ってこないでしょうから、とことん分業してみてくださいって感じですね。こちらが(見る気も起こらないほど分からないのですが)アメフトですかね。

現時点ではモウリーニョのような自陣ではゾーンDFとピッチを広く使ったポゼッションと敵陣ではポジショナルマーキングでのプレスからカウンターの組み合わせが勝つためにはベストですかね。
バルサやアーセナルに代表されるような狭いところでの技術も高いチームでは常にコンパクトな状態を保ちながら戦うスタイルが目指されます。
チェルシーも日本もそういう方向でしょうか。
CSKA352
2010/09/19 19:18
ブラックプールは後半になって「ひたむきなサッカー」してましたね。
チェルシーはお役所的対応でしたでしょうか。
前の三人は使い使われる関係ができていますね。
オレがオレがは続かない。人は愛し愛されることに幸せを見出す生き物。

アンチェロッティーの選手起用はチーム内の役割があるというより、とにかく場所(ポジション)に入れて仲良くやってねって感じ。
自由で民主的な今の世の中にゾーンDFの考え方はマッチしているかもしれない。
相手は関係ない。自分らしくこっちの好きなようにやらせていただく。
チーム内の事情という民意は最大限反映させる。

露西亜なんかではポジションで縛ることはないけど、チーム内で役割がある。
トップ、トップ下(本田の希望)、ゲームメイカー(CSKAでの本田)、サイドアタッカー、守備MF、サイドバック、センターバック、リベロ、GK。
同じ役割をこなせる(有望な若手とか)選手がベンチに控える。
役割は決まっているけど、布陣は相手に合わせることができるのでギャップや数的不均衡は対応できる。
自分の仕事が出来ている限りチームとして機能するので、目標達成へ向けて個人がうきすぎる事はない。
やっぱ社会主義のほうがお役所ですかね。
お邪魔しました。
CSKA352
2010/09/20 12:30
>コージさんへ
コメントありがおつございます。「100通り近いマニュアル」の話、興味深いですね。
そのマニュアルの内容にもよるんでしょうが、それを状況に合わせて「選んで使うこと」こそが、まさに脱・お役所仕事サッカーともいえるのかも知れません。すみません、私の文が「インプロイビゼーション=脱・お役所仕事」と読めたのかもしれませんが、そこまで反システマチックな意見ではないんですよ。

doroguba
2010/09/21 22:17
>CSKA352さんへ
コメントありがとうございます。「脱・お役所仕事サッカー=ポリヴァレントで流動的な話」と言えばそうなんですけど、ただ、その昔オシム日本代表監督時代に書いた「トータルフット的ポリバレント反対論」に今回も近いかもしれません。例えば、CBテリーが状況に応じてポリバレントにポジション替えてもOKだけど、守備時には自分の基本のポジションに戻れるなら戻るべきであるみたいな感じ。って、そのこと事態と「お役所仕事サッカー」はあまり関係ないといえばそうなんですけど。
doroguba
2010/09/21 22:26
「脱・お役所仕事的サッカー」のススメ とチェルシー戦プレビュー doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
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