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zoom RSS 欧州CL消化試合「マルセイユ対チェルシー」雑感  チェルシー不調の理由と「BOX-TO-BOX」

<<   作成日時 : 2010/12/09 20:00   >>

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■「BOX-TO-BOX」

試合中スカパー解説の人が、「BOX-TO-BOX」という言葉を発していましたが、今のチェルシーの不調の原因の80%はこの言葉にあるのかもしれません。「BOX-TO-BOX」についての詳細は以下を参考に(って、引用元の言葉の解釈が違っていたらすみません)。

「上がり目も下がり目もなく、攻撃的でも守備的でもなく、全部やりなさい、自陣のペナルティエリアから敵陣のペナルティエリアまで担当だ」ということだろう。そしてこの言葉に合う適した日本語がないようなので、前述の本では、そのまま「ボックストゥボックス」と表現されたのだと思う。ロイ・キーンの自伝の多くの読者は私のように、意味不明のまま読み終えたに違いない。Wikipediaには「ボックストゥボックス」で代表的な選手はランパードとジェラードとも記されている。http://kansatsu.sports.coocan.jp/xoops/modules/wordpress/index.php?p=162

さて、このマルセイユ戦の前半だったか後半だったか忘れましたが、こんなシーンがありました。カルーがペナルティエリア内のシュートをふかした時に、その逆サイドでエシエンがフリーで「何で俺にパスをよこさない?」と怒っていたシーンがそれです。エシエンの効果的な「BOX-TO-BOXな動き」だったわけですが、そういう「中盤の攻め上がり」を有効に活用できていないのが、今のチェルシーの得点力激減の最大の要因だと思うんです。

というか、問題はどちらかというと、そんな効果的な「中盤の攻め上がり=BOX-TO-BOXな動き」を使えてないことよりも、「そういう動きができてない」ところが今のチェルシーのダメな理由なのかなと。特にエシエン以外の選手が、そんな「BOX-TO-BOXな動き」を効果的にできてないのが。

■「BOX-TO-BOX」ができないのに4−3−3でOK?

要はランパードの不在が勝てない理由ってことなんですが、もっと言えば「4-3-3チェルシー」の攻撃が機能するには、アンカーを除く中盤2枚の選手の「BOX-TO-BOXな動き」が必要であると言いたいわけです。

ランパードとエシエンは言うまでもなく、最高の「BOX-TO-BOX」プレイヤーです。彼らは個のレベルにおいて高い水準で「BOX-TO-BOXな動き」ができる選手であると思うんですが、さらにチェルシーはチーム戦術としても「モウリーニョ監督時代からの遺産」として、そんな「中盤のBOX-TO-BOXな動き」を攻撃のスタイルとしてうまく組み込んでおりました。それは、アンチェロッティ監督になった以降のチェルシーも同様。ランパードを軸とした「中盤のBOX-TO-BOXな動き」は監督が変わっても引き継がれ、昨年あたりはさらに磨きがかかっていたわけですが、残念ながら今期、その形は「ランパードの怪我による離脱」とともに崩壊してしまいました。何故、崩壊してしまったのか?

■昨年はランパードの代わりがいた?

答えは簡単。それは、ランパード(&エシエン)に代わって「BOX-TO-BOXができる選手」はいないから。昨シーズンは代わりがいたんですよ。たとえばバラック。彼は「BOX-TO-BOXができる選手」でした。そしてデコ。彼も、そういう動きができる選手でした。守備には難があっけど。そうです。つまり昨年までのチェルシーは、なんと「BOX-TO-BOXができる選手」がランパード、エシエン、バラック、デコと4人もいたんです。改めて思えばすごいよね。で、4人もいれば、システムを変えずに人を代えるだけで、そのままでなんとかなったんです。ベレッチというマルチな選手を使いまわす選択肢もあったしね。

ですが今期、そこから3人がお払い箱になり、さらにシーズンがスタートした後に、ランパードとエシエンも怪我。新戦力のベナユンも怪我。選手がいないんですよ。ランパードの代わりで「BOX-TO-BOX」が出来る選手が。マルダ、ジルコフ、ラミレス、ジョシュももちろんいいプレイヤーだとは思いますが、残念ながら、彼らは「BOX-TO-BOX」を高次元でできる選手ではないんです。少なくとも現状は。でも、アンチェロッティ監督は、彼らに「ランパードの代わりになること」を要求し続けました。彼らならできる(ランパードみたいなプレイが)と信じたのか、それともシステムを変えることによる不具合を恐れたのかわかりませんが、継続し続けました。ですが、残念ながら、結果はご覧の通り。

■変える方向性で模索すべき

そんな簡単にシステムやフォーメーションはいじるのはよくないという意見もあるかもしれませんが、じゃ、ランパードの代わりを見つける(作る)のとどっちが可能性あるのかという話だと思うんですよね。私は現状の中盤のメンツから考えれば、ランパード(&エシエン)がいないときは「チェルシーのシステムの最適化?または見直し?」が、必要であったと思うんです。それがどういう形になるかについては、いろいろな意見があると思うんですが(私は高い位置からプレス派)、少なくとも「変える方向性で模索すべき」だったのではないでしょうか。まぁ、ジョシュをピルロ的に使う「似非ピルロシステム」がそれだと言われてしまうと、返す言葉がなかったりするんですがね(笑)

■その他、暴論

・そもそも論として消化試合の闘い方として考えると、この中途半端なメンツで正解だったんだろうか?

・パウロ・フェレイラを器用貧乏的に使い回して、選手層の薄さを取り繕うよりは、アーンホルトとかブルマら若手を最初から使ってもよかった気がする。

・彼ら以外の他に有望な若手がいるなら、それらの選手を抜擢してもよかったし、そのほうが建設的だったと思う。

・完全なる捨て試合にしたくなかったという意図はわかるんだけど、勝者のメンタルがない現状のチーム事情を考えれば、もっと大胆でドラスティックなやり方が必要だと思うから。

・つまり今チェルシーに必要なのは中途半端なベテランの経験ではなく、強制的な選手入れ替えによる「若手の無垢なメンタルを引き出すこと」のが有効だと思うわけです。

・というか、それもダメかもしれないけど(笑)。まだ、その言い訳で敗れるほうが救われる。

・勝者のメンタルがないなら、それしかないという消去法的な発想。残念ながら、そういうチームになってしまいました。

・唯一の光明はエシエンのインターセプト力。BOX-TO-BOXの動きもよかったけど、それを生かせる選手すらいないが今のチェルシーのお寒いところ。エシエンのプレイだけ見て楽しむしかないんだよね。

・早く戻ってこいランパード。怪我明けの60%の力でも、あいつよりは100倍マシだろうし。少なくとも、他の選手が機能する。

・まぁ、ラミレスだって守備専門のお仕事に強制労働となれば、威力を発揮するのかもしれないけど。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
てか、今季のドログバの噛み合わなさは異常。
アーセナル戦以外でまともに機能したとこ見たことない。
あきらかにコンディション不良、マッチフィットネスの不良。ふつーのストライカーに成り下がってる。
蹴球
2010/12/10 00:41
>蹴球さんへ
どうもです。私はドログバも出来も中盤のサポートありきなのかなって思っているんですが、コンディションがわるところも確かにあるんでしょう。フリーキックも不調ですしね。
doroguba
2010/12/12 02:48
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