ボジノフとベラミー

>フィオレンティーナがレッチェからブルガリア人FWバレリ・ボイノフを獲得したのだ。レッチェには
>1300万ユーロ(約17億5000万円)前後が支払われ、またチリ人MFハイメ・アンドレス・バルデ
>スの所有権が譲渡される。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20050201-00000019-spnavi-spo.html

 今年のレッチェ快進撃の原動力となったボジノフは18歳。チェルシーなどのビッククラブが狙っているやら、この冬には移籍しないやら、いろいろな噂が流れてましたが、この土壇場でなんと同じセリエAのフィオレンティーナへの移籍が決定しました。移籍金は1300万ユーロ。バブルがはじけた欧州サッカー市場ですが、この金額が高いかどうかって聞かれれば…高い?? 
 ちなみに、この冬に同じくレアルマドリーからリバプールへ移籍したモリエンテスの場合、移籍金は900万ユーロ(約12億2000万円)と言われています。単純に金額だけで比べてみると、ボジノフの評価額が高いのは明らかです。

>「今日のサッカー界において、我々のようなクラブ、また選手はチャンスを逃してはいけない。ボジ
>ノフがイタリアのクラブ、デッラヴァーレのような偉大な企業家のもとに移籍するというのが、私に
>とってはせめてもの救いだ」
http://mpw2.plala.or.jp/cgi-bin/bravo/dnmemo/dnmemo.cgi 

 レッチェのリコ・セメラーロ会長の言葉ですが、ここで会長が言うところの「我々のようなクラブ」とは、「選手を自前で育てて、他のクラブへ売る」ような経済力があまりない、中小クラブのこと。そして「選手」とは「優秀な育成システムを持つ中小クラブに育てられ、若くして大舞台で活躍する逸材」のことを指していると思われます。
 そして「チャンス」というのは、レッチェというクラブ的には、「育成選手」に試合で活躍してもらい、ビッククラブへ移籍させ「高額の移籍金」を獲得することを指し、ボジノフのようなレッチェで育成された選手的には、ビッククラブへ移籍し「給料を増やすこと」を言っているわけです。

つまりは、クラブと選手の両者が「ビッククラブへの移籍する」という思惑で一致しているわけです。

 さて、話はイタリアから飛んでイングランドへ。
こちらも同じく土壇場だったのですが、ニューカッスルのFWベラミーのセルティックへの移籍が決まりました。詳細はこちらで。

http://jp.uefa.com/competitions/UEFACup/news/Kind=1/newsId=276410.html

>3年半にわたってニューカッスルでプレーしてきたベラミーだったが、最近はグレアム・スーネス監
>督との関係が悪化。レンタル移籍を提案されていた。その確執ぶりは、メディアでも大きく取り上
>げられている。

 先々週に行われたプレミアリーグ、アーセナルVSニューカッスル戦でも、出場せずベンチで試合を眺めていたベラミーでしたが、どうやら監督の確執がその理由だったみたいです。
 ニューカッスルのスーネス監督が、ベラミーをFWで使わず別のサイドのポジションで使っていたことが原因みたいですが、まぁその昔、中田英がパルマにいた時にプランデッリ監督と揉めて移籍したのと同じ類と思えばわかりやすいでしょうか? 
 選手的には、他のクラブで他の監督の下で「本来のポジションで力を発揮したい」。
 監督的には「選手がいやなら仕方がない」もしくは「言う事聞かない奴はいらない」。
 こちらもある意味「選手とクラブ(監督)」の思いが合致した移籍なのですが、先ほどのレッチェ&ボジノフとは違った「マイナス的」な意味でのものと言えると思います。

 このように同じFW移籍でも、レッチェのボジノフと、ニューカッスルのベラミーでは「選手&クラブの状況や意図」が違うわけで、それぞれのクラブごとに「お金の問題」であったり「選手の問題」であったり「人間関係の問題」であったりと、さまざまな事情があるわけです。

 ボジノフとベラミー、そしてレッチェとニューカッスル。
それぞれの選手とクラブにとって、「この冬の移籍」がどのように作用するのか? 
 成功失敗の評価は、クラブや選手の「成績」「結果」によって決まるのは言うまでもないところ。

 最後にフィオレンティーナについて。
 監督がゾフに変わり、ボジノフ、ドナデル、パッツィーニをこの冬に獲ったわけですが、今期の目標は最早「ヨーロッパ進出」(UEFA杯出場枠圏内)でなく「セリエA残留」となった感じがしますが、はたしてどうなのか? 
 ボジノフの今後の出来が、大きく状況を左右するのは言うまでもないことだが、ゾフ監督がレッチェのゼーマン監督のように「ボジノフを生かせる」ことができるのかは正直疑問だ。 

人気blogランキングへ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0