CL準々決勝「リバプールvsユベントス」ファーストレグ雑感  メンタルの強さは侮りがたし

>前半は、あまり戦えていなかった。リバプールに2ゴールを浴びせられたことで、より積極性が
>出るようになった。前半に2-0とされた後だけに、後半の戦いぶりには満足だ。リターンマッチに
>ついては、選手たちを信じている。後半からは、実際にチャンスをつかみ始めた。より攻撃を仕
>掛けるようになり、相手守備陣を困らせていた。リバプールの戦い方は分かっていた。リバプ
>ールとユベントスは、どちらも素晴らしいチーム。確かにここまでのところは、リバプールが実
>にいい戦いぶりを見せている。もし試合が2-0のまま終わっていたら、非常に厳しい展開となっ
>ただろう。私は同点に追い付くことを期待していた。
http://jp.uefa.com/competitions/UCL/fixturesresults/round=1970/match=1084879/Report=RW.html

 「もし試合が2-0のまま終わっていたら、非常に厳しい展開となっただろう」
 ユベントスのカペッロ監督がこう言うように、2-0で終われば勝負は「ほぼリバプールのもの」になっていたと思うのですが…。あの状況からアウェイゴールで1点返すことができるのがユベントスの強さであり、今年のリバプールのもろさであると感じてしまった。確かにファーストレグはリバプールが勝って状況は有利なんでしょうがね。

 立ち上がりからユベントスはどこかおかしかった。開始早々チームの要であるエメルソンが突然足を取られて転び、ユーベ首脳陣をヒヤッとさせたのが始まりでした。何かおかしい? 見ている方も、そう感じるほど、選手の動きが悪いというか重いユーベ。前半30分くらいまでのユーベは、まるで眠っているような感じでした。対するリバプールはいい立ち上がり。中盤を完全に支配しパスもダイレクトでぽんぽんとリズムよくつなぎ、左右ワイドににダイナミックな展開をして仕掛ける、まさにいい時のリバプール。そして得点が生まれます。CKからニアでこぼれたボールを、ファーサイドに回りこんでいたヒーピアが見事なボレーシュート! ヒーピアってこんなにシュートがうまかったっけ? と言うのは失礼かもしれませんが、FW顔負けのナイスゴールでした。そして2点目。今度は絶好調のルイスガルシアがペナルティエリア外からのこれまた見事なロングシュート! ドライブをかけてブッフォンの頭上を越えてストンと落ちたボールが、そのままネットを揺らすというファインゴールでした。
 まさかの展開。まさかのDF崩壊。ここまでの展開は、リバプールが描いていた以上のものだったと思います。得点を喜ぶよりも、選手の気を引き締めるベニテス監督。このあたりはさすがか?
 やはり先週末試合がなかったことが、ユベントスに影響しているのでしょうか?

 ですが2点差となってユベントスが目を覚まします。前半終了間際から攻勢にでたユベントスは、後半になるといっそう攻めに出ます。この日、完全に消えていたブラージに代えて、ペソットを投入したカペッロの采配も当たり、前半と違って中盤を支配するユベントス。玉際の勝負も激しくなり、ネドベドを中心としたコンビネーション&オフザボールの動きも活発になります。ズラタンまでボールが回り、SBザンブロッタが攻撃参加できるようになると、これはもうユベントスの形。そして迎えた後半
の18分についに得点します。さかんに攻撃参加していたザンブロッタがあげたセンタリングにカンナバーロがヘディングで競り勝ちゴール! 貴重なアウェイゴール。これで戦況はわからなくなります。

>失点シーンは、スコット・カーソンにとって難しい位置でボールがバウンドし、セーブしにくかった。

 ベニテス監督はこう言いますが、確かにこの日CL初登場となったGKカーソンはよくやってました。ですがこの失点の場面は、いいゴールキーパーなら「もっとうまく対応できた」と思えるシーンでした。チェルシーとの争奪戦のうえ、この冬リバプールに移籍してきた期待の若手GKカーソンにとっては悔いの残るシーンだったハズ。試合はこのまま終了し、リバプールが2-1でファーストレグを勝利。大健闘でしたが、ユーベにアウェイゴールを許さなければ100点満点と言えた試合でした。

 まぁこれでセカンドレグの戦いが非常におもしろくなったわけですが、ユベントスはこのアウェイゴールで第2戦を1-0で勝てればOKという状況になりました。十分に勝機はあります。対するリバプールは第2戦を引き分け以上で終えることができればOK。ジャラードが言うように、守りに入って守りきれるチームではないと思うのでアウェイでも攻めに出るのでしょうが、トリノで得点できるかが1つのポイントになるのは間違いないでしょう。

 最後にユベントスについて。この日の前半の不調は「セリエA試合延期」と久々の「4-4-2」の影響などもあったかもしれません。もしくはアンフィールドの雰囲気に飲まれたところもあったかもしれません。ですが、前半不調でも後半にキチンと「たて直しができる」チーム力はサスガと言うか、脅威に感じました。ネドベドも尻上がりにチームにフィットしていった感じがしました。2-0になっても精神的に切れなかった「メンタル面の強さ」は、もしかしたら本物の強さかもしれません。
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