コンフェデ杯「日本代表VSブラジル代表」プレビュー  ホッキ・ジュニオール攻略の前に守備

ブラジル代表の弱点は、ホッキジュニオール(実名)!

ブラジル代表は、なぜにホッキ・ジュニオールをセンターバックで使っているのであろうか?

コンフェデ杯でブラジルがメキシコに敗れるという波乱がありました。まぁこの大会というか南米予選でもそうですが、ブラジルのDFはそんなによくないですよ。ルシオはいいCBだと思いますよ。ですがホッキ・ジュニオールは正直、穴だと思います。このメキシコ戦でも失点シーンでは、CKからボルヘッティのマークを外してしまいヘディングを決められてましたし、前半もメキシコにPKを与えるファウルをしています。南米予選の0-3で負けたアルゼンチン戦でも思いっきり使い物にならないように見えましたがパレイラ監督はずっと使い続けているんですよね。謎です。

コンフェデ杯のブラジル代表を分析! 日本代表はどのくらい戦えるのか?

というわけでコンフェデ杯、日本代表の次なる相手は王者ブラジル代表です。お互いメキシコに敗れたため決勝トーナメント進出をかけて「ガチ」で戦うことになりそうですが、ポイントは「ブラジル守備の穴、ホッキ・ジュニオールを攻略できるか」ってことと言いたいのですが、現実的なところでは「ブラジルの攻撃陣をいかに抑えることができるか?」ってことになると思います(涙)。というわけで、メキシコ戦をちらっと見た感じからコンフェデにおけるブラジル代表のシステムや特徴などを攻撃陣を中心に検証してみたいと思います。まずシステムですが、このコンフェデではおなじみの「4-2-2-2」を使っているみたいです。



             ●GKジーダ
       ●CBルシオ ●ホッキ・ジュニオール
●シシーニョ                  ●ジウベルト
       ●エメルソン ●ゼ・ロベルト

       ●カカ     ●ロナウジーニョ

       ●ロビーニョ ●アドリアーノ

メキシコ戦ではボランチにゼ・ロベルトでしたが、ここにジュニーニョ・ペルナンブカーノが入るほうが普通なんでしょうかね? 今回のブラジル代表はおなじみエースのロナウドと両サイドバックのカフー&ロベルトカルロスは不在。基本的に「ポゼッション」を基調とした攻撃的なサッカーを嗜好しているところは何の変化もないですが、メキシコ戦を見る限りではサイドからの攻撃があまりなくカカ&ロナウジーニョ&アドリアーノを中心とした「中央からの攻撃」が多いように感じました。いわゆる「サイドハーフやウインガー」みたいなサイド攻撃を得意とする職人を置かないのは、80年代以降のブラジルサッカーのスタイルなんでしょう。2列目にカカ&ロナウジーニョと言った「トップ下」「攻撃的MF」を置くブラジル4-4-2は、この2人の「創造性」や「テクニック」を駆使した攻撃がメインとなります。ドリブル突破にワンツー突破など、FWのアドリアーノやロビーニョとのコンビからの中央突破が多いです。というわけでたまーにサイドからセンタリングを入れますが、ともかく警戒すべきは中央! ズバリ日本代表としては、いかにしてブラジルにバイタルエリアを使わせないかがポイントとなると思う次第です。

ギリシャ戦の継続で「4-4-2」か? もしくは「3-4-2-1」か?

――今日は4バックでしたが、相手のやり方に対応してということか
 確かにギリシャに勝つためにということで、後ろを4枚にすることによって、数的に前にもう1枚選手を置ける。日本の動きの良さとすばしっこさ。あるいは技術、ボールのタッチを十分に生かせると思ったので今回は4バックにした。しかし、システムというより、みんなが理解してチームの勝利のために労を惜しまなかった。そういったことを考えると、やはりシステムで勝ったわけではない。選手のクオリティーで勝ったと思う。
――今日はとてもいい試合だったが、ブラジルに対してどうなるか
 まったく別の戦い。常に勝つということを、まず大前提に置く。ただし、やり方は自分たちの良さを出しながら、相手の良さを消していくということに尽きる。今日のブラジル対メキシコ戦の結果(1-0でメキシコの勝利)によっては、自分たちが次のステージに行けるかどうかの大事な戦いになるので、勝ち点3を狙いに行きたいと思う。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/confede05/column/200506/at00005117.html

ギリシャ戦後のジーコのインタビューから。「自分たちの良さを出しながら、相手の良さを消していくということに尽きる」と語るジーコですが、ふつうに考えれば対ブラジル戦はまづブラジルの良さから消すのが先だと思う次第です。だって「個」の差は歴然ですから(ホッキジュニオールを除く)。なので、ジーコがブラジルの良さを消すために、どんな布陣を組んでくるのかがまづは注目です。「3バック」か「4バック」か? ちなみにギリシャ戦では「3トップ対策」として「4バック」にしたという人もいますが、実際のところはどうなんでしょうね。この会見を読む限りでは「後ろを4枚にすることによって、数的に前にもう1枚選手を置ける」と言っているように、守備というよりも攻撃面から考えての4バックだったような気もします。まぁ本当のところわかりませんけど(笑)。なので、もし巷で言われるように「相手のFWの人数に合わせてディフェンスの数を決める」のであれば、このブラジル戦は「3バック」という選択肢となるわけですが、…ギリシャ戦がよかったので「継続」して「4-4-2」という選択肢も当然あると思います。個人的には「3バック」というか「5バック」の「5-4-1(3-4-2-1)」がいいと思います。ブラジルの中央突破対策としては「5バック」が有効だと思いますし、たぶんポゼッションで圧倒され、かなり守備に追われることになると思うので中盤の人数を増やして対応するということでワントップという考えです。ブラジルを恐れすぎと言われればそうかもしれませんが、ブラジルに勝ったメキシコも「ある程度人数をかけて、スペースを与えないような守備」を90分やり続けたのが勝利に繋がったと思ってますので、やっぱまずは「守備を固める」という戦術がベストだと思うんですよね。アルゼンチン並みの「個」があれば別かもしれませんがね。

5バックよりも中盤からのプレッシング? ゾーンを消すという考えが一番重要!

ただ「5バック」を「3バック」と考えると、問題は「ブラジルのサイドバックの攻撃」なのは間違いないんですよね。カフー&ロベカルというレギュラーはいないものの、それでもブラジルのサイドバックの攻撃は脅威です。シシーニョは荒削りな感じはしますが、攻撃が好きそうですし、日本がポゼッションで圧倒されればガンガン攻撃参加してくると思われます。カカ&ロナウジーニョが中央から、そして両サイドバックがサイドから分厚い攻撃を仕掛けてくるとなると、それは脅威なわけです。

そこでジーコが選択したのが「隅をつぶす」ための4バックだった。両サイドの「隅をつぶす」ことで、相手に決定的なクロスを出させない。特に対応が難しい、サイドからのえぐるようなクロスは、完全に封じること。そうすれば、勝機も開けてくるというのが、4バックを選択した背景にはあったはずだ。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/confede05/column/200506/at00005123.html
スポナビで宇都宮氏がこうおっしゃってますが、「隅をつぶす」というのはブラジルに「おいても同様って言えば同様な気もするのですが、結局のところ「サイドも中央もすべてケア」ってことになってしまうわけです(笑)。えーーーい、そんな引きこもりの守備ではダメダメ!!! プレス!プレス! 前線からの積極的なプレス! これでブラジルの攻撃を食いとめるのじゃぁ!!!! という感じでDFラインを積極的に上げて、前線からのプレッシング守備でブラジルの攻撃を未曾有に防ぐという戦術ももちろんあると思います。ギリシャ戦でも中盤のプレスが利いていてそれが勝利につながったとも思います。ですが、そこはブラジル代表。ギリシャよりも技術があと思いますし、プレスを交わす術も熟知していると思います。もちろん中盤からの守備、プレッシングは大切だとは思いますが、あまりに最終ラインを高くしすぎたり、積極的に複数でボールを奪いに行き過ぎると、かえって墓穴を掘る事になると思うんですよね。対ブラジルの戦いにおいてプレッシングの第一目的は「ボールを奪うこと」ではないと思います、プレスの目的はあくまでも「自陣のスペースを消すこと」。ゾーンを消すことです。特に中盤の選手は「ゾーンの意識」を持って守備しないと、メキシコ戦の1失点目の二の舞みたいなことになってしまうと思うわけですよ。カカもロナウジーニョもジュニーニョもアドリアーノもすごいミドル持ってますよ。しかもシュートレンジはめちゃ広いです。打たせてはいけません。

実はエメルソン&カカのカウンター攻撃が一番怖いわけですが。

実はブラジルの攻撃でもっとも怖いのは「ポゼッションからの攻撃」でなく「カウンター攻撃」だったりします。中盤にはユベントスでもおなじみの、世界最高MFとも言えるエメルソンがいます。ブラジル代表においても攻守の要です。日本代表が攻撃に移ったとき、この世界最高のMFが襲い掛かってきます。下手な取られ方をしたら、そのときこそ最後です。エメルソンはカカへパスをします。このカカこそ、世界最高のカウンター攻撃の職人(?)です。ミランでもおなじみですが、カウンター的な状況からドリブル突破してFWに出すスルーパスは脅威ですし、自らそのままシュートも打てます。昨シーズンに比べるとシュートの精度がイマイチのような気もしますが、それでも決定力があるのは確かです。エメルソンのプレスからカカのカウンター。これを一番注意しなければならないでしょう。

防げないかもしれませんが、アドリアーノの左足に要注意

最後にFWアドリアーノについて。彼とロナウジーニョについては今更説明するまでもないかもしれませんが一応。アドリアーノは雑なところはまだありますが、技術もあるし高さもあるしパワーもある万能ストライカーです。決定力あります。この人FKもすごいんですよねぇ。パルマ時代、ものすごいの蹴ってましたね。左足で。そうです、この左足はほんと脅威です。少々遠目からでもゴールが見えたら打ってきます。まぁ、まったく当たってなくて安全なときもありますが、アドロアーノがボールを持ったら「左足でシュート打たせない」ようにするのが常識です。
 ちなみにシステムは関係ないなんて嘘です。システムといっても数字でなくて、どんな役割の選手をどのように配置するかは大いに関係あると思いますから。
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