CL決勝トーナメント「チェルシー対バルセロナ」プレビュー②  チェルシーが勝つための秘策は!?

日曜日にFAカップ・コルチェスター戦を迎えるチェルシーですが、気を抜かずにしっかりと勝って次に駒を進めてほしいところです。で、勢いをつけてCLバルサロナ戦を迎えてほしいと思ってますが、今回はそのCLバルセロナ戦のプレビュー第2回。前回はグランドの話と戦術を絡めて書きましたが、今回は個人的なチェルシーの戦い方の予想を独断と偏見で書いていきたいと思います。

■CLのレギュレーションを確認:ホーム&アウェイの戦いは、第2戦ホームのチームのほうが有利!?

まず、CL決勝トーナメントの試合方法の確認ですが、ホーム&アウェイで戦ってトータルスコアの優劣で勝敗を決します。同じスコアの場合はアウェイでのゴールが多いほうが勝ち抜けとなり、それも同じ場合は延長戦での決着となります。延長戦は15分ハーフ。ここでもアウェイゴールルールが適用されるため、延長戦が無得点の場合のみPK戦となります。これがレギュレーションですが、やっぱ第2戦がホームで戦えるチームのほうが有利でしょうかね。延長戦以降のことを考えると特に。なので、第1戦をホームで戦うチームとしては、ホームでの戦いで可能な限り「得点差をつけて勝っておきたい」というのが誰しも思うことで、しかもアウェイゴールを相手に許さないで試合を終えれば言うことなしってところでしょうか? この考えは、たぶんチェルシーのモウリーニョ的にも同じでしょう。特に第一回目のプレビューで指摘したようにピッチが広い「カンプノウ」での戦いは苦戦が予想されるだけに、是が非でもスタンフォードブリッジでの第一戦には勝っておきたい。これがモウリーニョの本心ではないでしょうか。ではチェルシーが勝つためには、どういうサッカーをすればいいのか、もしくはしなければならないのでしょうか?

■バルセロナが攻撃的にくるのか守備的にくるのか? これが最大の問題だ!?

これは、もちろん対戦相手のバルセロナの戦うスタイルにもよるわけですが、簡単に書けば「バルサがいつもどおりの攻撃サッカー」で仕掛けてくるなら、チェルシーは昨年のスタンフォードブリッジでの戦い方同様「高い位置からプレッシング」をかけて、ボールを奪ったらSBの裏へという「ハーフカウンター」で対抗するのが効果的と思われます。バルサが昨年よりもSBの攻撃参加が少なくなって「サイドのスペースをケアして守備している」とは言え、中盤をコンパクトにした最終ラインを高い位置で保つ“いつものバルサ”スタイルで来るなら、結局はいっしょ。チェルシーはバルセロナの高い守備ラインの「裏のスペース」を狙うことになるのは間違いないでしょうし、そういう「相手陣にスペースがある場合」に力を発揮できるタレントが揃っているわけです。例えば左ウイングのロッベンは、その得意のドリブルからのシュートを狙いやすいでしょうし、ジョーコールやダフ、それにSWPも同様。スペースがあればスピードで勝負できまるので、チェルシー自慢のウインガーたちが力を発揮できるわけです。そして、それはFWのクレスポも同様。オフザボールの動きと、その「裏への飛び出す技術」とゴールの嗅覚&決定力を持つクレスポは、間違いなくスペースがあるほうが生きるタイプのFWなわけです。まぁたまにオフサイドトラップに掛かりまくるという「悪い癖」がでる場合もありますが、それでもスペースがないよりはあるほうが断然「生きる」タイプのFWと言えるでしょう。


【バルサの最終ラインがいつもどうり高い場合】
                 ●GK

   ※最終ラインが高く、ここに広大なスペースがありゃねぇ。


     ↑     ↑  ●マルケス  ●プジョル      ↑
    ○ロッベン ○クレスポ                ○ジョ-コ-ル  

 ●オルゲール                         ●ジオ

なので、バルセロナが最終ラインを果敢に上げて「攻撃的」に来てくれたら、これはチェルシー的には狙いどころ。もちろんサッカーですので、攻めてもゴールとならない可能性もありますが、昨シーズンのスタンフォードブリッジでの戦いのように大量得点も期待できるわけです。その反面、チェルシーが失点する可能性も当然でてくるわけですがね。ですが、もしバルセロナが「いつもと違うスタイル」で来るなら話は変わってきます。

■バルセロナだって「引いて守ること」もできる!? 昨シーズンの終盤にはこんな戦い方も…

驚いたことに、バルセロナは持ち味の高いラインディフェンスとアグレッシブな前線からのプレスを捨て、エトー以外の9人が自陣に引き込もる「集中的退却」に守り方を変えてきた(バルセロナの守備戦略、集中的退却についての詳細は、“守備は最大の攻撃”バルセロナの勝利を参考にしてほしい)。ピンと来ない人は、チャンピオンズリーグ対バルセロナ戦でのチェルシーの守り方をイメージしてもらえればいいだろう。
 ただ、プレスを100パーセント捨てたわけではない。
 自陣では変わらずボールとその周囲にプレッシャーをかけ続ける。相手陣では最もボールに近い者だけがプレスに行って攻撃を遅らせ、その間に残りは自陣の守備位置に戻るというやり方だ。
―中略―
 答えは、ボールに近いシャビ、ロナウジーニョ、エトーがプレス。残りが退却だった。プレッシャーをかけバックパスを誘って時間を稼ぎ、その間に集中退却の基本スタイル――1トップが敵陣、残りが自陣で待ち構える――を回復するわけだ。
 ボールに触って攻め上がるやり方は、ボールの周囲に選手が集まるためプレスがかけやすい。攻撃の形に沿った守備への切り替えで、理に適っている。
 と、これも書くのは簡単だが、実行するのは容易ではない。
 プレス(前に出る)と退却(後ろに下がる)という、本来、両立しない概念を使い分けるインテリジェンスと集中力、短いダッシュと背走を繰り返す強じんな体力が要求されるからだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/spain/column/200503/at00004290.html

上はおなじみ木村氏のコラムからの引用ですが、これは昨シーズン終盤にバルセロナが見せた「引いたプレッシング守備」について書かれたものです。この試合はチェルシーのお株を奪うような「堅い守り」を展開して勝ったみたいですが、もしもこれと同じような「引いたプレッシング」をバルセロナが第一戦でやってくるなら、チェルシー的にはゴールを奪うのが厳しくなることが十分予想されます。相手に引かれた場合は、「ポゼッションからの攻撃」でパスをつないで崩すスタイルもチェルシーは持ってますが、正直、そういうスタイルをあまり得意としておりません。というかまだ発展途上とでも言いますか。先日のボロ戦もそうでしたが、プレミアリーグでの戦いでもそういった「引いてくる」チームには苦戦していたチェルシーですから、もしもバルセロナが「いつもの戦うスタイル」から変えて「引いてスペースを消すスタイル」でくるならドログバのフィジカルの強さや高さを生かした攻撃、そしてランパードのミドルや、FKやCKなどのセットプレイからの攻撃に活路を見出す必要が出てくるかもしれません。


【バルサが引いた場合】
                   ●GK
※最終ラインが低く、ここにスペースがないとやばいね。
  ●オルゲール    ●マルケス   ●プジョル    ●ジポ←最終ライン(低)
      ×           ○ドログバ             ×
      ↑             基点?             ↑ 
 ○ロッベン     ↑                       ○ジョ-コ-ル  
            ○ランパ-ド(ミドル狙い)

ただ、その場合の頼みの綱であるドログバはコンディション的にイマイチという噂があり、もしもそれが本当ならかなり厳しい戦いを強いられるかもしれません。

結局のところは、バルセロナの戦い方次第なんですよね。最終ラインを低くして「守備的」でくるのか、それとも「高くして」攻撃的にくるのか? これがスタンフォードブリッジでの第1戦での戦いを大きく左右するポイントになると思うわけです。バルセロナのライカールト監督&テンカーテコーチがどちらを採用してくるのかは注目ですが、まぁバルサがどちらでくるにせよチェルシー的には「ゴールを狙って勝利する」のみなのですが…。

■チェルシーのポイントは、FWとMFをどうするかという選択!? ふつうに考えればクレスポ&グジョンセンでしょうけど。

ここでチェルシー的にポイントとなるのがFWとMFの選択なんですよね。MFはランパ-ド、マケレレ、そしてグジョンセンなんでしょうが、「ハーフカウンター狙い」ならば本来ならエシエンが起用されていたところなんでしょう。グループリーグでのラフプレイのために、このバルサ戦2試合ともエシエンが出場停止というのは痛いわけですが、当初は冬に取った「マニシェの起用」もありかなと思っていたんですよね。ポルト時代の運動量と守備力が戻っていれば「エシエンの代理」として機能するだろうって。ところが、そのマニシェのコンディションが思いのほかよくなく、そしてなかなか上がってこないわけです。これはモウリーニョ的に大誤算であったと思うのですが、まぁどの道「攻撃的」に行く第一戦は「グジョンセン起用」というのが濃厚でしょうけどね。で、問題はFWです。クレスポかドログバか? まぁドログバのコンディションしだいのところもあるんでしょうが、現状ですとクレスポが先発な気がします。ドログバはアフリカネーションズ杯で長らくチームを離れてましたし、そもそもバルセロナが「最終ラインを高くする」可能性のが大ですので、その2つの観点からモウリーニョはクレスポを起用するのではないかと考えてます。で、もしゴールが決まらない場合に勝負どころでドログバを使って2トップ&3バックへ変更というのが、1つのオプションではないかと思うんですよね。

■最後にチェルシーのスタメン予想&イエローカードには要注意です!

まぁできることなら、そういう展開になってほしくはありませんが(笑)。ってことでチェルシーの予想スタメン。GKチェフ、DF、フェレイラ、カルバーリョ、テリー、ギャラス(デルオルノ?)MF、ランパ-ド、マケレレ、グジョンセン、FWジョーコール、クレスポ、ロッベンの4-3-3。

あと付け加えますと、確かランパード、テリーが次にイエローカードをもらうと試合出場停止となってすまうんでしたっけ? くれぐれもイエローカードには注意してもらいたいです。最後にバルセロナについてですが、これはまた来週にでも時間がありましたら書きたいですが、一番要注意はロナウジョーニョでもメッシーでもなくエトーである気がするとだけ言っておきましょう。
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