ジーコ日本代表ドイツ戦プレビュー  守備の課題&緊急ミーティングについての考え方

バラック出るというニュースが流れてますが、どうなんでしょうね? まぁバラックがいてもいなくてもジーコ日本代表がやることは変わらないと思うので、がんばってもらいたいですが。ってわけでドイツ戦の見どころを…と思ったんですが、試合直前にまたこの問題が噴出してきたみたいですね。
●福西崇史選手(磐田)
「昨日はみんなで話し合いをした。結論には至らなかったけど、思っていることを話した。時間的には20~30分くらいかな。トレーナーズルームにみんなで集まって。結論が出る問題でもないし、紅白戦に関してああだこうだという話をした感じ。何が正しいということもなく、一つになるためにみんなで意見を出し合って考え方を近づけていきましょうということだった。後ろの意見としてはプレスに行ってほしい、前の人はもっと前に行きたいという感じで、意見にズレがあったのも事実。やるならどちらかにあわせる必要があるし、ドイツ戦でみんなで一緒にやって形を出せればいい。とにかくバラバラにならないようにすることが肝心。自分は後ろも前も見なきゃいけない。両方の意見を考えながらプレーしたい」
http://www.jsgoal.jp/news/00033000/00033727.html

例によって(?)プレスの仕方や位置についてミーティングしたみたいですね。こういう話をするのはいいことであると思います。で「意見にズレ」がある件ですが、この問題は極論で言えば、守備の問題というよりも攻撃の問題だと思うんですよね。要は攻撃陣が「ハーフカウンター」じゃないとゴール奪えませんって主張しているところがポイントであると。まぁ確かにハーフカウンターというのは最大のゴールチャンスですし、1人で切り崩してゴールできる選手なんてほとんどいないわけで、攻撃陣の主張もわかります。ただ私としては相手がボールを持った状態で仕掛ける「リアクションからの攻撃」はもちろん必要だと思うしトライすべきだと思いますが、それを戦術の基本にするのはどうなんだろうなぁって思うんですよね。結論から言いますと「前からプレス」も「引いて守る」も、どちらもやりましょうと言いたいわけです。どちらも必要なことであると思うし、どちらか1つというよりも両方できるのがベストだと思うで併用しましょうと提案したいわけです。で、その2つの戦い方を状況によって如何にして使い分けるかを決めるのが理想であると言うか、ジーコ日本代表に必要なことであると思うんですよ。ジーコもきっとそう思っていることでしょう。

ジーコ>> サッカーを熟知した選手やチームは、まず先制点を早めに取って、1-0にする。5分、10分で1点取れた場合は、引かないで、どんどん追加点を狙う。その代わりバランスは崩さない。相手も同点を狙って前に来ているので、2点目、3点目が取りやすい。ただし取れなかった場合、20分くらいからは一回引いて、スペースを構築していくんです。さあ今度は、後半の30分まできた。残り15分。そういうときには、無理はしない。カウンターで行くこともあるけど、まずはしっかりとボールをつなぐ。日本人でよくあるのは、ここで引き過ぎてしまうところです。
岡 田>>分かる、分かる。
ジーコ>> Jリーグでも、ジュビロが4対1で勝っていて、3点入れられて4対4になる試合がありましたね。ブラジルではまずあり得ない。3点リードしていれば、少し引き気味にして、少しコンパクトにして、1枚戻して、しっかり守りながら、相手を引き出しておいてカウンターを狙うのに…。
岡 田>> そう、それ、何なのだろう。メンタリティーの面で弱気になってしまうのか…。http://www.soccer-m.ne.jp/special/main/index_03.html

またまたWEBサッカーマガジンからの引用ですが(本当にたびたびすみません)、昔からジーコはこういっていたんですよね。要は状況によってフレキシブルに戦い方を変えましょう。大人のサッカーをやりましょうって。まぁ結局それがこの時点までできてないのは残念なことですし、できないなら最後は誰かが音頭をとって「形」にしないといけないと思うんですが、福西が言うように本当に「どちらか1つ」に決めないとうまくいかないのでしょうかね? 「試合時間」と「点差」でやるべきことが変わるのは当たり前な気がするんですが、これもきっちりとマニュアル組んで決まりを作って対処すべきなんでしょうか。

例えば前半15分までは「プレス」。その後は「引いて守り」、行けそうな時はカウンター。後半も15分までは「プレス」。その後は「引いて」、後半終了10分前に「プレス」とか。まぁ、こんなアホみたいな決め事を作るハズはありませんが、もしかしたらジーコは最後に何らかの「マニュアルを作る」のかもしれません。「規制」「管理」よりも「創造性」「自主性」を重視するジーコですが、W杯で勝つためには手段を選ばないかもしれないですし。えっ、すぐにでも意見のズレを調整すべき!? それが監督の仕事?

西部謙司氏の「監督力」という本の中で、元日本代表監督の加茂周の言葉が掲載されてます。「いい監督とは勝てる監督。もし昼寝して勝てるんなら、昼寝しているのがいい監督である」と(ちょっとうろ覚えですが)。私は、その通りだと思ってます。なのでジーコが決まりごとを作らなくても、それで勝てれば問題ないと思ってます。もちろん負ければジーコの責任ですが。で、この加地のコメントとか読むと、今の日本代表は「昼寝してても勝てる」方向へ向かっている気がするんですけどね(笑)。

●加地亮選手(G大阪)
「話し合い? 攻められる時は取られ方も悪いんで、そこから逆襲を食らうことも多い。そういうミスを集中してなくそうという話をした。横パスとかバックパスを取られるのが問題。それと攻守の切り替えを早くすること。取られてすぐに取り返すことが肝心。相手もボールを奪ってすぐは一番ボールが見えていないから、こっちにとってもチャンスだし。話し合いではほぼ全員が意見を言った。方向性がハッキリ出たわけじゃないけど、後ろからの声でコミュニケーションをとっていこうという話をした。後ろからの声が一番優先されると考えていいと思う。ドイツ戦では攻撃から守備、守備から攻撃の切り替えの速さと声によりコミュニケーションが大事になってくる。本番を前にこういう話し合いは1回ちゃんとやっておきたかった。ツネさんが言い出して30~40分やったと思う」
http://www.jsgoal.jp/news/00033000/00033727.html

「コミュニケーション」「後ろからの声」「攻守の切り替えの速さ」。これがまんまジーコ日本代表の重要なキーワードになると思うんですが、ドイツ戦もこのあたりに注目して観戦したいと思います。まぁTV画面からではわからないこともありますが…。
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