W杯グループリーグ雑感:ドイツ、イングランド、アルゼンチン、コートジボアール、オランダ雑感

ちょっと忙しくてブログ更新できませんでしたが、気がつけばW杯も始まってもう4日目ですね。いよいよ日本代表が登場となりますが、その前に開幕戦からの昨日行われた試合までの雑感を書いていきたいと思います。まず開幕戦から。

■グループA:ドイツ対コスタリカ

まずドイツ対コスタリカの開幕戦について。結果はご存知のように4-2でドイツが勝ちました。順当な勝利でしたが、この4-2というスコアをドイツの「強さ」と見るのか「脆さ」と見るのかは意見の分かれるところでしょうけど、私には「脆さ」に見えました。なんと言いますか、あまりに「イケイケ過ぎ」というか「大人のサッカーができてない」とでも言いますか。

「最終ラインを高く保って、前からプレスをどんどんかけていく、攻撃的なサッカー」

クリンスマンのドイツ代表のサッカーは簡単に書けば、こんな感じだと思います。ある程度の失点は覚悟の上でゴールを奪いにいって「打ち勝つサッカー」。守るよりも攻めて勝つサッカーという感じだと思うんですが、魅力的なサッカーと言えばそうなのかもしれません。ただ、ぶっちゃけ攻撃力はそんなにあるとは思えないんで、この「攻撃的サッカースタイル」だけでは決勝トーナメントに入ってからは厳しいと思う次第です。まぁサッカーはやってみないとわかりませんし、この「攻撃的スタイル」で最後まで勝ち進める可能性ももちろんあると思います。ただ、やっぱ、もっと試合展開に応じて柔軟に「勝利をもぎ取れる」戦い方ができないと、上位進出は厳しいと思うんですけどねぇ。えっ? DF陣にタレントがいないから、この「イケイケ攻撃サッカー」のスタイルは理に適っている? というか守備的なサッカーなんてつまらないし、そもそも昔のドイツ代表よりおもしろくていい? そう、ドイツ代表と言えば、80年代初めから90年代初めのW杯で結果を出した頃の「結果出すけど現実的過ぎて内容がつまらない」という感じのスタイルを思い起こすんですが、そういった「ドイツらしさ」は今のチームには良くも悪くもないように感じるんですよね。で、私的にはその結果を最重要視したスタイルは嫌いではないですし、その「勝利への執着心」というか「つまんなくても何が何でも勝つサッカー」こそが「ドイツの強さ」であると思っていたするんですよねまぁ、結局は結果です。クリンスマンがこの攻撃的スタイルで結果を残せればすごいと思いますし、その時は評価したいと思いますが、現状ではそうなる可能性は低いかなぁと。先日、「アクションサッカーを期待」とか書いておきながら、ここで「つまんないサッカー希望」と書いている私ですが(笑)、基本的には結果重視な人間なんで(笑)、そのあたりはご了承ください(とは言えユーロのギリシャ優勝には憤慨しましたが)。

■グループB:イングランド対パラグアイ

「つまんないけど勝つ」。内容よりも結果云々ということで考えれば、初戦のイングランドの勝ち方はある意味、往年のドイツ代表ぽかったと言えるのかもしれません。ベッカムのFKからのオウンゴールで上げた虎の子の1点を守りきっての勝利だったんですが、私的には評価したいですね。追加点を奪えなかったのは確かにマイナス評価だと思いますが、安定感ある戦い方で勝利できたというのは、このチームの強さのように感じました。クリンスマンのチームと比べると派手さのない戦いでしたし、攻撃陣に物足りないと感じた人もいるかとは思いますが、先制した後の戦い方や90分通しての戦い方に「安定感」というか「大人のサッカー-」みたいなものを感じたんですよね。まぁ、今のイングランド代表は「堅守速攻」がベースのチームなので、単にそのスタイルが「安定」して見えただけなのかもしれませんが…。

さて、この試合のイングランド代表の攻撃陣の「アクション」部分を見てみますと、左サイドのジョーコールがそれなりに光っていたように見えました。ゴールには絡めませんでしたが、ドリブル突破からの仕掛けはよかったと思いますし、後半途中からトップ下にポジション変えてからのパスも味があったように見えました。もう少しシュートの意識があってもよかったかなと思いましたが、それは次の試合への期待ということで。続いてランパード。この試合のMVPでしたっけ? 積極的にミドルシュートを打っていて、惜しくもゴールはなりませんでしたがその姿勢は評価したいですね。ちなみに前半41分のこの「動き」もよかったですね。DFでのボ-ルポゼッションから右に展開してガリーネビル→ランパード→ベッカム→ガリーネビルとパスを回して、ベッカムが下がって生まれたスペースにランパードが走り込んで使うシーンがありました。



【イングランド代表:前半41分:ランパードの攻撃参加】

         ●クラウチ                  ○ランパード
                ●オーエン          ↑        
                                     ↓
                                     ↓
                                     ↓
                           ●ネビル     ○ベッカム
                           ↑

           ●テリー        ●リオ

このベtゥカムが下がって空けたスペースを、サイドバックや中盤の選手が使うというのはイングランド代表の1つの形であると思うので、ランパードにもどんどん使ってほしいですね。あと欲を言えば、もう少しペナルティエリア内に入ってフィニッシュに絡めるシーンが見れれば最高でしたが、このあたりは課題でしょう。次の試合ではぜひともゴールを決めてもらいたいです。以上よかった点で、続いて、不満足の面。まず2トップですが、イマイチ機能してませんでしたね。まぁパラグアイの守備はふつうに固いんで、FWに多くを求めるのは厳しいのかもしれませんが、オーエンに活躍してもらわないとコレから先の戦いは厳しいかもしれません。あと中盤のジェラードの攻撃参加もイマイチだったかなぁ。守備ではかなりがんばっていましたが、ジェラードには攻守での活躍を期待しているのでがんばってほしいです。あとは全体的にフィニッシュの精度&センタリングの精度はダメでしたね。コンディションの問題なのかボールの問題なのか? ヒナキさんのブログによると「暑さ」にやられたところもあったみたいですが、そのあたりの対策をキチンと立てて次回に臨んでもらいたいです。

次の相手はトリニダード・トバゴ。スウェーデンは攻め倦んでしまいましたが、こういう「引いた相手」を崩せるかどうかはグループリーグでは重要になってきます。で、ゴールを奪うにはポゼッションからの主導的な崩し「アクションサッカー」の部分が重要になってくるわけです。イングランド代表の力量を見てみたいと思います。

■グループC:アルゼンチン対コートジボアール

続いて、グループC。まずは、アルゼンチン対コートジボアール戦ですが、これも順当な結果? アルゼンチンの貫禄勝ちというところでしょうかね? コートジボアールはよくやりましたが、W杯予選でのカメルーン戦やアフリカネーションズカップ決勝のエジプト戦とかと同様に勝負弱いところというか経験不足なところが出てしまったという風に見えました。前半はもっと慎重に戦うべきだったと思った次第です。まぁアルゼンチンがしたたかだったと言えばそうですし、コートジボアールは挑戦者なので前半から攻撃的に行くのは間違ってないのかもしれませんが。アルゼンチンのシステムについて。ソリンが4バックのSBや3バックのWBになる変則4-4-2でしたが、そのポジションチェンジは見事だったと思いました。攻撃時のソリンの積極的な攻撃参加はアルゼンチン代表のポイントになるわけですが、きちんと「穴」を埋める対策も施したというところか? まぁ常時ソリンをWBにした「3バック」にすればいいじゃないかという意見もあるのかもしれませんが、対欧州の強豪国をシミュレートすると「3バック」よりも「4バック」のがいとペケルマンは判断したんでしょうね。尚且つソリンの攻撃力も生かしたい。ということで考え付いたのがこの変則4-4-2? このリケルメ&ソリンのビジャレアルコンビを軸とするんでしょうが、メッシやテベスをどう使っていくのか注目したいですね。W杯予選やコンフェデでは代表チームではあまりやらない「ローテーションシステム」を採用していたペケルマンですが、まさかW杯では……やったりして。最後にドログバですが、ゴールは見事でした。ただ当たり前なんですが、チェルシーのドログバとは「動き」がだいぶ違うように見えました。これはオランダ代表のロッベンも同様に見えたんですが、攻撃専念という感じであまり守備に参加してないんですよね。個人的にはドログバはもっと前線からの守備もできる&うまいと思っているので、そういうプレイが見られないのは残念なんですが、その分、攻撃でがんばれってことなんでしょう。次の試合でもゴールを決めてもらいたいですね。ちなみにクレスポはアルゼンチン代表でもチェルシー同様の守備をしてました。つまりペケルマンサッカーはそういうサッカーということです。もひとつちなみに、セルビアモンテネグロのFWケジュマンも元チェルシー。なんで、グループCの各国のFWはすべてチェルシーに縁のある選手なんですよね。それだけですが。

■グループC:セルビアモンテネグロ対オランダ

続いて、そのセルビアモンテネグロ対オランダ。ロッベンのゴールで、1-0でオランダが競り勝ったわけですが、思ったよりもセルビアモンテネグロの守備が固くはなかったというところか? ロッベンのゴールシーンですが、パスを出したファンペルシはフリーでしたし、ロッベンもフリーでした。プレッシャーもかかってないのに最終ラインは高く、あの守備ではロッベンを押さえるのは難しいかと。この試合のセルビアモンテネグロをはじめ、ドイツ代表やコ-トジボアール代表もそうですが、フラットな最終ラインを破られてゴールを奪われるシーンがけっこう目立ってます。オフサイドトラップ崩れというヤツですが、やっぱ今のサッカーではあまりにオフサイドトラップに頼り過ぎるフラットな最終ラインは危険だよなぁと改めて思った次第です。普段応援しているチェルシーではあまり極端に最終ラインを上げませんし、「オフサイドトラップ崩れから失点」ってほとんどないんですよね。それはイングランド代表でも日本代表でも同様!? この大会で「そういう流れ」になる気がするんですが、いかに!?
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