セリエA不正疑惑の裁定などから考える、2部に落ちるということ!?

■PART①:セリエAの不正疑惑事件に裁定下ったわけですが…!?

【ローマ海保真人】サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)の不正疑惑事件をめぐり、同国サッカー協会のスポーツ裁判所は14日、昨季リーグで2連覇を果たしたユベントス、4位のフィオレンティナ、6位のラツィオの計3クラブに対し、2部リーグ(セリエB)への降格と来季の勝ち点減点の裁定を言い渡した。ユベントスは過去2季の連続優勝はく奪も宣告された。2位のACミランはセリエBへの降格を免れたが、来季勝ち点の減点が科せられる。4クラブは控訴する方針で、来週にも開かれる控訴審で最終的な処分が確定する。4クラブとは別に、不正疑惑の中心人物とみられるユベントスのモッジ元ゼネラルマネジャー(GM)▽国際オリンピック委員会委員でもあるカラーロ前サッカー協会会長▽フィオレンティナのデラバッレ・オーナーらに4~5年間のサッカー界追放などが言い渡された。不正疑惑事件は、モッジ氏をはじめ4クラブの幹部が、サッカー協会幹部らと共謀し審判員を事前に選び、試合で自チームに有利な判定を引き出したもの。特にユベントスは回数が多く悪質だった。選手は関与していないとされる。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20060715-00000019-maip-spo

ついに裁定が下されたみたいですね。セリエB落ちがユベントス、フィオレンティーナ、ラツィオで、ミランはセリエA残留ながらマイナスの勝ち点でシーズンインですか。個人的にはユベントスだけでなく「4クラブも絡んでいた」のが衝撃でした。まぁ本当はもっと絡んでいて、バレたのが「4チーム」だけだったのかもしれませんが(笑)、兎も角バレたチームはしっかりと反省してもらいたいです。まぁこの判決が妥当かどうかはわかりませんが、明らかなのは今シーズンのセリエAが「変わる」ということでしょう。ユベントスにフィオレンティーナにラツィオが抜ければ、普通に考えればセリエAの「レベルダウン」は必至ですよね。

セリエBに降格した場合のユベントスの損失は、少なくとも約2億5000万ユーロ(約365億円)となる。イタリアの経済紙「ソーレ・ベンティクアトローレ」電子版が試算した。
 その内訳は、来季欧州CLに出場すれば、欧州サッカー連盟(UEFA)から得られるはずの分配金収入が1500万ユーロ(約21億9000万円)。有料テレビ・スカイのテレビ放映権料は、セリエAの8000万ユーロ(約116億8000万円)から、セリエBでは300万ユーロ(約4億3800万円)に激減。加えてナイキ社のスポンサー料もセリエBに落ちた場合は50%以下になるか、契約破棄となる可能性もある。現在、試算が可能な分だけで冒頭の額となる。http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20060717-OHT1T00079.htm

このニュースによればユベントスは365億の損失。当然、主力放出となるわけですが、それらの放出される選手が「セリエA」以外のリーグに流れるのは間違いないことでしょう。ビッククラブの主力はスター選手であり、高額の給料を稼いでます。で移籍するにあたり普通に考えれば「高額な給料を払えるチーム」が移籍候補の第一となるのは間違いないわけです。で、現状、セリエAにおいてそういう金持ったクラブはインテル以外はないわけです。ミランは「セリエA残留」ではありますが、CL出場権剥奪でその分の収益が減りますし、CL出場権が転がり込んできたローマだってそれほど金に余裕はないハズ(たぶん)。となるとユベントス、フィオレンティーナ、ラツィオの主力が流れる先は、自ずとスペインとかイングランドのビッククラブになるかと思うのですが、少なくとも「監督が渡った」レアルマドリードが動くのは間違いないでしょうね。カンナバーロ、ザンブロッタ、エメルソンあたりの名前が噂されてますが、この3人が軒並みカペッロとともに動くことになったら、レアルマドリードが強くなる可能性は間違いないと思いますが、果たして?? プレミアリーグではマンチェスターユナイテッド&チェルシーあたりがどう動くか注目ですが、まぁ今後の動向に注目しましょう。ちなみにチェルシーでは、デルオルノの放出の噂やロベカルやカンナバーロ獲得の噂がありますが、少なくとも「攻撃的サイドバック」をほしがっているのは間違いないでしょう。あとクレスポの動向にもよりますが、ドログバ、シェフチェンコに次ぐ「第3のFW(控え?)」も普通に必要だと思うのですが、そのあたりもイタリアから調達するのかどうか注目ですね。アーセナル? ベンゲルが金ないと言っているみたいですが、どさくさにまぎれてイタリアから「青田買い」はするのではないかと睨んでますが…!? って、そんなに大勢はユーベ、フィオレンティーナ、ラツィオから放出はない!? ちなみにユベントスの新監督のデシャンはいシーズンでの昇格は難しいと言っているみたいですが、まぁそうですよね。でそうなると、どうなるんでしょうユベントスは? まぁ本拠地が同じで客も入るトリノがセリエAに昇格するみたいですので、とりあえずは代わりにがんばってもらう感じでしょうか? というのは冗談で、名門の早期復活を心からお祈りしてます(ネドベド&デルピエロは本当に残るのか?)。

セリエAの不正疑惑でセリエB降格処分を科されたユベントスのデシャン新監督が15日、1シーズンでのセリエA復帰に白旗を上げた。処分が確定すれば、ユベントスは降格と同時に勝ち点30を減点される。昨季6位で昇格プレーオフに進出したチェゼーナは勝ち点66(42試合)で、ユベントスがそのラインに到達するには27勝15分け無敗(勝ち点96)などの快進撃が必要。指揮官は「勝ち点30を減点されれば、昇格はほぼ不可能。勝ち点10減点でも厳しいのに…」と弱音を吐いた。http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/07/17/08.html

■PART②:リーグは違いますが、降格といえば海外の2人の日本人選手が絡んでますが…!?

リーグは違いますが、2部リーグと言えば、どうやらこの選手は残るんでしょうかね?
現地時間15日、日本代表MF稲本潤一の所属するウェストブロム(イングランド)が、下部リーグのキダーミンスター・ハリアーズ(イングランド)と練習試合を行ない、0対0で引き分けた。
 この試合、稲本は先発フル出場。精力的な動きでチームを引っ張ったが、勝利に導くまでには至らずゲームはスコアレスドローに終わった。
 昨季プレミアリーグに所属していたウェストブロムは、19位でシーズンを終えたため、リーグ・チャンピオンシップ(2部相当)に降格。稲本にとっては、プレミアリーグ復帰をかけての2006-07シーズンとなる。 http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=japansoccer&a=20060716-00000045-ism-spo

中田英が辞めて、稲本が2部落ちとなり日本人「枠」がなくなりそうなプレミアリーグですが、正直、ちょっと寂しいですよね。この1月に小笠原がウエストハム移籍の噂がありましたが、W杯のアピール度から判断するにたぶん実現しないでしょうから今シーズンは日本人なしかなぁ。で、稲本ですが、「2部でもイングランドに残る」のなら、その選択は、私は評価したいですね。まぁ残りたくても所属クラブの事情で、しかたがなくJ復帰する選手もいるわけですが、そういう問題がないなら、たとえ2部に落ちようと「海外の所属クラブ」でがんばるのはアリなのではないかと思います。なぜって、一度、日本に帰ったら再挑戦するのはなかなか難しいと思うからです。まぁレッドスターに移籍した鈴木みたいな例もありますし、そもそもJリーグに復帰というのは全然ありだと思いますが、ただ戻るなら「海外での経験をJリーグに還元」なんていう幻想は捨てたほうがいいと思います。スペインでは「スペインのスタイル」があるし、イングランドでは「イングランドのスタイル」があるように、Jリーグにも「Jリーグのスタイル」があり、プロの選手なら、何はともあれ、そのリーグのスタイルの元で結果を出すことが第一であると思うからです。もちろん質の高いサッカーを目指すべきだと思いますし、その志を持つのはすばらしと思いますが。

大久保は05年から1年半、世界最高峰と言われるスペイン・リーグでプレーしてきた。レアル・マドリードなどスター選手が集結する強豪と戦った経験から、日本サッカーへの見方が変わった。
 「日本は速攻、速攻ですよね。スペインは時間をかける。スペースが見つかるまでパスを回して、確実に通していく。パスを回されたら相手も取りにいくのがきついですから。その辺も考えてる。他の海外リーグと比べても日本のサッカーは展開が速すぎる。何とかした方がいいと思う」
 スペインで身につけたものは「余裕」だ。ロナウジーニョ、ロナウドらと対戦し、彼らのプレーから感じ取ったことだ。
 「エトオとかロナウジーニョとかには追いつけないなとは思ったけど、学んだことも多い。ひとつは余裕ですね。彼らはパスを回してるから、どこかが空くんですよ。その時にボールをもらっても慌てない。自分もその辺は身につけたと思いますよ。自信も付いた。デビュー戦でゴールしたり、残留かけた試合でアシストしたり、自分でもやれるんだなと感じた」http://www.sponichi.co.jp/soccer/special/2006_japan_wc/rensai_saisei_2/KFullNormal20060708116.html

大久保の言わんとすることはなんとなくわかります。その通りのところもあると思いますが、ただあまり「スペインでの幻想」を引っ張るとJで苦労することになる気がするんですよね。まぁともかく「結果を出せるように」がんばってほしいです。
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稲本潤一 1979-2002