KET SEE BLOG「高い位置から奪いに行くプレス」をいただいて、ちょいと

前回のKETSEEさんの『2006大会の趨勢と日本(テクニカルレポートより)』について思うところを書いたのですが、それについてのお答えをKETSEEさんよりいただきました。どうもありがとうございます。

■、「テクニカルレポートの検証」と「KETSEEさんの見解」を混同

ジーコジャパンの問題、敗因に関しては、先にあげたように多岐にわたるものがあり、そのどれもがそれぞれ重要だと思います。ただここでは「テクニカルレポートにある世界の趨勢と違うサッカーであった」ということを確認しているに過ぎません。http://ketto-see.txt-nifty.com/blue_sky_blue/2007/01/dorog.html

なるほど、了解です。私の読解力が拙いところもあり、「テクニカルレポートの検証」と「KETSEEさんの見解」を混同していたところがあったのかもしれません。変に誤解して申し訳ありませんでした。ただ失礼&誤解ついでに言わせていただきますと、ポルトガル代表とメキシコ代表をサンプルにされているところがちょっと気になりました。「背の高い敵という点で(オーストラリア/オランダ)共通し、終盤に押された試合内容が近いと思い」と書かれてますが、オーストラリアとオランダは私はそれほど共通してないような気がするんですよね。まぁ監督がオランダ人というものは共通かもしれませんし、どの国のサンプルでも数値は変わらないのかもしれませんけどね。KETSEEさんのデータ採取された行為や行動力はすばらしいと思いますし、なにもしてない私がああだこうだ言う筋合いはないのですが、例えばトリニダードトバゴとかはどうだったのかとかは気になるところですね。あと、ブラジル戦のガーナ代表って、そのあたりの数値はどうだったんですかね。あの試合のガーナ代表は高いラインの裏をブラジルにカウンターで突かれて失点し敗退してしまったわけですが、イメージ的には「高い位置からのフィジカルコンタクトして負けた」感じだったように記憶してます。あくまでイメージで実際のところはわかりませんが、あの試合のデータとかは知りたいですね。

■粗探しみたいで、すみませんでした

確かに「高い位置でのフィジカル・コンタクト数は、高い位置で奪うプレスの指標にはなる」、けれども「ハードワークや闘う姿勢の指標には完全にはなっていない」とは言えます。(KETSEEさん)

なんだか粗探ししたみたいな感じですみませんでした。私も「日本はハードワークや闘う姿勢において、強豪国に劣っていた」と感じますが、どうしてそう見えたのかの「答え」は人それぞれということなんでしょうかね。「それにまったく触れないテクニカルレポートには、大きな不備がある」は同意ですが、そのそもその触れてない理由がなんなのかも気になるところです。あえて触れなかったのか、それとも触れることができなかったのか、それとも触れる必要がないと判断したのでしょうか。これについては、このエントリーの最後にちょいと私見を。

■「正常化」について

しかし、テクニカルレポートではそれが「ドイツ大会の日本ではできていなかった」とされていますし、私も同感なのです。ですからまずは、その部分を「正常化」し、それをステップボードとしてその先へ行こうということではないかと思っています(その「先」がどこかというのは興味深いですが、それはまたいずれ)。http://ketto-see.txt-nifty.com/blue_sky_blue/2007/01/dorog.html

オシム日本代表の方向性については「アジアカップ」以降に考えたほうがいいのかもしれませんが、そもそも気になるのは「正常化」「正常な方向」というのを、誰が何をもって定義するのかということですね。日本サッカー協会のテクニカルレポートの見解が「正常な方向」ということなのかもしれませんが、それはあくまで「協会にとっての正常」であり、本当に日本にとって正常かどうかは微妙というか別問題な気がするんです。まぁ「協会の方向性=日本の総意」と結果としてなるのかもしれませんが、そもそもテクニカルレポートの分析がどれくらい信頼できるものなのかって個人的には思っているので、なおさら「正常な方向」という表現が気になるんです。たとえば湯浅氏のコラムで「ドイツサッカーコーチ連盟主催の国際会議」について書かれたものがありますが、そこにはこのように書かれてたりします。

守備では、システマティックな「プレッシング」が目立ったという指摘がありました。とはいっても、ラインをどんどん上げるというのではなく、どちらかといったら下がり気味のラインをベースに組織的なプレッシング守備を仕掛けていく傾向が強かったということです。フムフム・・http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_3.folder/06_itk_2.html

これはエーリッヒ・ルーテメラーの(ドイツ協会が組織したアナライズチームの)分析内容の一部とのことですが、この分析では日本サッカー協会のテクニカルレポートと比べて「高い位置」へのこだわりはないように読めます。まぁ、私はテクニカルレポートを読んでないので、そこに「固い位置」への表記があったか知りませんし、上の引用文もあくまで湯浅氏の言葉を通してというフィルターがかかってはいますので、実際のところ正確なものはわかりません。ただKETSEEさんのコラムと湯浅氏のコラムを読む限りでは、私的にはテクニカルレポートの分析よりも「ドイツサッカーコーチ連盟主催の国際会議」分析のが納得できます。

まぁどちらにせよ、「日本サッカー協会の仕事」と「日本代表監督の仕事」は基本的に違うと思うのですが、先の「正常化」の話ってのは、協会がサッカーのスタイルや戦術まで足を踏みいれることになる気がするのが引っかかるところだったりします。もちろん監督を選ぶのは協会の仕事ですし、その監督の人選に置いて協会は「サッカースタイルや戦術」を考慮することになるんでしょうけど、「サッカーのスタイルや戦術」を決定するのはあくまで監督で、それをサポートするのが協会の役目であると思うんですよね。まぁブラジルやオランダみたいに「スタイルありき」の国というのもあるわけすが、それでも監督によって戦術は変わると思うんで。どこまで協会がスタイルに口を挟むのかって問題は、簡単な問題ではないと思う次第です。もちろん、雇った監督の仕事を分析して評価して次に生かすというは必要なことであると思いますが、その分析や評価を「1つの戦術(たとえば、高い位置とかプレス)」からのみ行うのは間違いである気がする次第です。だって、そもそもKETSEEさんが正常だったとおっしゃる「98年、02年のスタイル」って、協会のスタイルというよりも加茂&トルシエのスタイルだったわけで、「高い位置&プレスサッカーだから」彼らを監督にしたわけではないと思うんで。で、これとか読むと、ほんと日本サッカー協会は「1つのサッカースタイル」でしか分析できないのかなぁって不安になるんですよね。

ちなみに、4年前のカンファレンスでは「2002FIFA World Cup 日本の準備と戦いについて」と題し、トルシエの目指したサッカーについて、世界のトレンドを引き合いに出しながらの検証報告が行われている。このときの講演者も田嶋氏で、トルシエを中心に行われた3年8カ月のち密な計画と準備に一定の評価を示していた。
 ところが、同じ日本代表監督でありながら、ジーコの4年間そのものへの精査や総括はほとんど行われることなく、第5回フットボールカンファレンスは「Brand New Start!(新たなる前進)」という、実に心地よい響きのフレーズととともに閉幕したのである。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200701/at00011993.html

これは私は協会が「総括すると都合悪い」からしないだけでなく、単純に「分析の仕方がわからない」ところがあるから「できない」のではなんて邪推してたるするんですが、どうなんでしょう。すみません、だんだんKETSEEさんのお答とは関係ない話になってしました。まとまらずに書いたところもあり、あまり言いたいことがうまく書けていないかもしれませんが、適当に読み飛ばして下さい。コメントいただいた皆さんどうもです。返事できてませんで申しわけありません。チェルシーについても書けてません。時間ができましたら、書きます。できれば明朝くらいまでには、返事を…(こんな駄文書くくらいなら、先コメント書けと言う噂もありますが)。
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↑読んでおもしろかった…、って人はいないですよね…。

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