チェルシーのオフシーズンの注目点と、セルジオ越後のいいたいこと

■チェルシー

今更という感じですが、チェルシーが新たに獲得した選手について。レディングからMFシドウェル、バイエルンからペルー代表のFWピサロの2名を獲得してますが、どちらも移籍金なしですか? 安くていい選手を獲れたわけで、チェルシーがいい買い物をしたのは間違い無いでしょう。まぁアブラモビッチが離婚の影響とかで使える金が尽きたのかどうかは気になるところですが、どちらも普通に使えるいい選手だと思うので、賢明な買い物だったと思う次第です。今期の主力メンバーが全員残留するものと考えれば、欲しいのは「バックアップメンバー」なわけで。そう考えるとシドウェルとピサロというのは、まさに打ってつけのメンツである気がします。もちろん、彼ら2人のがんばりようによってはレギュラーにもなれるし、その素質も十分にあるんでしょうけど。にしても、2年連続でバイエルンからフリートランスファーで獲得というのは、ちょっと興味深いですね。バイエルンが「商売下手&フロントが浅はか」なのか、「計算の上」なのかはわかりませんが、バラック&ピサロレベルの選手が移籍金なしってのは正直考えられないですね。まぁチェルシーも他人事ではなく「高く買って安く売る」というビジネスの常識を覆すことだってやっているわけですが、そういう「成金パフォーマンス」も、もうそろそろ潮時って感じなんですかね。

選手の「買い時」「売り時」というのは非常に難しくもあり、またそのやり方によってクラブのアイデンティみたいなものが垣間見えたりするんですが、たとえばアーセナルなんかは徹底して「安く買って、高く売るチーム」なんですよね。「青田買い」→「成長させて価格UP」→「選手が旬の時期に売る」というのを徹底していて、極端に言えば「チームの成績」よりも「選手の売り買い」のほうが優先されているようにも見えるわけです。対する昨シーズンまでのチェルシーは「経験のある旬の選手を高額でも購入」→「チームにフィットしない選手は売却」って感じで、これまた極端に言えば「選手の売り買いで赤字」であっても「チームの成績」が優先であったわけです。まぁ、こんな図式はあえて今さら言及するものでもないのですが、チェルシーのその図式が今シーズンあたりから変化していくのか?それとも変化しないのかぅてのが個人的には非常に気になっているわけで。このオフシーズンの最大の注目点なんですよね。「選手獲得と売却の収支は?」「どんな選手を、どうやって、いくらぐらいで獲得するのか?」、そして「どんな選手を放出するのか?」

アブラモビッチ5年目、モウリーニョ4年目を迎える今期は、ある意味「チェルシーの過渡期」であると思っているので、このオフシーズンの「動き」で「いろいろなものが見えてくる」気がする次第です。まぁ、本当の「過渡期」は今期でなく来年かもしれないですし、もっと先の先の話なのかもしれませんが。

■個と組織とオシム

ピッチで戦っている選手は、個性を発揮して状況を打開しようとしていない感じを受ける。常にベンチを、オシム監督を意識していたのが気になる。コロンビアと戦っているというよりは、オシム監督と戦っているようだ。選手の個性が消えている。勝てば、それでも良いけど、勝てなかった。このチームで、以前のようにスタジアムを満員にする戦いをすることは難しいんじゃないかな。http://blog.nikkansports.com/soccer/sergio/

まぁちょっと誇張して言っているんでしょうが、いいたいことはわかりませすね。「個性を発揮して状況打開しようとしてない」のと「組織を考えて複数で状況を打開しようとする」ことが同じと考える人もいるんでしょうし、まったく違うと考える人もいるという話です。たとえば学校教育なんかでも、これと似たような議論になることがあるわけですが、どちらが正解とかってのはないんでしょう。どちらにも利点があり、欠点がある。そこにある違いは「バランスの問題」であったり、「発想の問題」であったりするわけですが、例えばある組織において「個性5:規律5」のイーブン状態であっても、個性と規律のどちらも「主」であることはないと思うんです。どちらか1つが「主」であり、もう一方が「従」であるんだけど、それを補正して「5:5」の状態にしているとでも言いますか。まぁ、普通は「個性」が主であり、それをうまくまとめるため組織化するために「規律」というものを与えるというのが基本だと思うんですが、集団を形成する人々の性格や国民性(?)によっては、その個と規律のバランスがとれるのが必ずしも「5:5」の状態ではなく、「個4:規律6」のがバランス取れたり、逆に「個6:規律4」のがバランスよかったりする場合もあるんですよね。

さて、サッカーに話を戻すと、私は日本代表に必要なのは規律よりも個の部分だと思っています。もちろんサッカーには規律が必要ですし、特に現代サッカーではそれがないと致命的ではあるとは思います。また「個」がなく「組織さえ」しっかりしていれば、試合をしても「そこそこがんばって戦っている」ように見えるとも思います。ただやっぱサッカーって最後の最後のところでは「組織」よりも「個」がものを言うスポーツであると思うんですよね。まぁオシムは「ちっぽけな個性」よりも「組織力」という考えなんでしょうし、それはあながち間違いでないんでしょう。ただ、個人的にはやっぱ「組織」だけではサッカーは勝てないと思うし、たとえ「ちっぽけ個性」であってもそれを生かすべきだと思うんですよね。もちろんオシムも「個」は無視してはないと思いますし、「個」を生かすための「組織」を植え付けようとしているんでしょう。それは見ててわかるんですが、個人的にはオシムのやろうとしている方法では、オシムが考えているようには「個」が育たないように見えるんですよね。まぁ、勝手な妄想ですが。まぁオシムもそれをわかっていて、それを承知でチーム作りをしていて、結果としてたとえ個が無くなろうとも「試合に勝てる」と思っているのかもしれないし、現実的にそれでそこそこは勝てるチームになるのかもしれませんが。要は何が言いたいと言うと、ベンゲルとかジーコとかは「日本には組織はあるけど、個が足りない」とそこ=弱点を強化しようとした。一方オシムは「個が足りないけど組織がある、もっと組織を極めれば強くない」と、弱点よりもいいところを前面にフィーチャーし、弱点をそれでもっと補おうとしているように見える。で、その方法論は一見正しいようにも見えるが、果たして本当にそれで補っていけるものなのか? その方向性でいいのかってことです。いいと思っている人のが多いのですかね? それなら、それでもOKですが。
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