セリエA「ローマ対インテル」

ローマのあれ、ゼロトップシステムって言っているんでしたっけ?
あれ、どうしてこんなに日本で称賛されているのだろうね。今までにないスタイルだから? トータルフットボール的だから? 未来型のシステムだから?

まぁ確かにポジションが頻繁に入れ替わるスタイルは見てて面白いよね。サッカーでそれは重要だと思うし。

でも、ちょっと待って。

FWがいたら、ポジションが入れ替わるが出来ないのかな?

FWがいても別にいいんじゃないかな?

ゼロである必要はないんじゃないかな?

ってわけで、ローマ対インテル。
普段、ローマの試合はほとんど見てないんだけど、私が見た試合は何故か虐殺されることが多いんですよね。何でだろう。
まぁ、ユナイテッドにインテルと強豪が相手だったからというのがその理由なのかもしれませんが、それでもこうも大量失点する試合を目の当たりにするとシステムに欠陥があるんじゃないかって疑いたくなってしまうものです。

ぶっちゃけ、大敗した試合をみる限り攻守のバランスが悪いというか、なんと言いますか、まぁ一言で言えば、トータルフットボールという幻想の元の、超・前輪駆動車ゆえの欠陥みたいな感じ?

攻撃的と言えば聞こえはいいかもしれないけど、守備に対する保険がゼロという感じで、特に自陣の最終ライン前の広大なスペースを相手攻撃陣にプレゼントしているのは、ある意味、男らしくて素敵だなみたいな。

まぁ、ゼロトップシステムが最終ライン前のスペースを気前よく相手にプレゼントする理由は、机上の空論から考えると、あながちわからなくもないんですがね。

だって中盤の選手がバイタルエリアの守備の心配ばかりしてたらさ、縦のポジションチェンジなんて怖くて出来ないですものね。

守備よりも、トッティのサポートやトッティを追い越してFWとしてプレイすることのがゼロトップでは大切な哲学?

だって、FWがいないんですよ!
ゼロですよ!

中盤の選手やサイドバックの選手など、みんなでFWの変わりをやらなきゃ!

走って、トッティを追い越さなきゃ!

それこそが、みんなの大好きなトータルフットボールなんだ。
全員攻撃、全員守備。
走れ!走れ!
走れメロス。
あなたはオシムって知っとるけ?

というのは半分冗談ですが、今のローマはゼロトップであることを意識し過ぎなのか、ちょっと守備の意識が足りない気がしますね。
サッカーではやっぱ守備も大切なんだよね。
中盤の選手たちはもっと最終ラインの手助けしないと強豪相手には守れませんよ。センターバックがショボいんだから尚更。簡単に最終ラインの前で相手の強靭なFWに前向かれすぎ。で、それは、最終ラインの守備力だけのせいじゃないんだよね。

別に攻撃参加が悪いと言っているわけではなくて、守備のことも考えましょうってこと。

トッティを追い越すのと、センターバックを助けるのとではどっちが大事?

試合に勝つためには、どっちが大事?


さてインテル。ミラノダービー以来の観戦でしたが、中盤の出来はあの時から格段に向上したように感じました。ムンタリの運動量、カンビアッソの最終ラインを助ける守備力が利いていたように感じました。

特にムンタリの運動量はインテルに活力を与えていたと思うんですが、シュート力がショボいことを除けば合格点という感じ?

まぁモウリーニョはまだチームのバランスを探っているところなんでしょうが、このローマ戦が今後の戦いの一つの目安になる気がしました。

ローマが悪すぎたのは確かだけど、インテルが悪くもなかったのも確かなわけで。それゆえの大差がついた試合だったという感じでしょうか?

というわけで今週のCL。チェルシーの相手はそのローマですが、インテルにあやかりたって勝ち点3取りたいですね。