欧州チャンピオンズリーグ決勝「バルセロナ対ユナイテッド」超雑感 メッシの起用法から考える今のトレンド

■守備がいい!

バルセロナ見事でした。ユナイテッドが悪すぎたようにも感じましたが、それもまぁバルセロナが強かったから故なんでしょう。試合をダイジェスト的に見ましたが、どちらかと言えば攻撃よりも守備での勝利だったのかな?

■アンカーとか最高!

バルセロナの選手全員が守備の意識高かったように見えたし、実際にきちんとサボらず守備していたのはさすがでした。また、アンカーの選手(ブスケツ選手でしたっけ?)のポジショニングもすばらしかった。時には4バックの最終ラインにアンカーの選手が入って5バック的に守ったり、前からプレッシング時に空いたスペースを埋めたり。フォアリベロの選手に判断力があって、気の利いた守りをできるチームはやっぱすばらしいなぁと。

■出来が悪かった理由は?

で、残念ながらこの日のユナイテッドはそういう気の利いたフォアリベロがいなかったんだよねぇ。思った以上にフレッチャーの不在は痛かったということか。というか、そもそもこの試合のユナイテッドの選手たちのコンディションが悪かったようにも見えましたが、コンデョション調整に失敗したのかなぁ。天下のユナイテッドですから、まさか、そんなわけはないか。ただ、失点シーンが象徴するように、この試合のユナイテッドの守備は予想以上に緩かった。もちろんバルセロナがうまかったのでプレス守備が機能しなかったという考えもできるんだろうけど、それ以前に気持ちの面で負けていたように感じたのは私だけでしょうか?

■レアルマドリード攻略方法と同じ?

何となく見ていておもしろかったのは、バルセロナがメッシをセンターFW的に起用し、エトーを右サイドに配置していたこと。例のレアルマドリッド戦同様に「ユナイテッドもボランチに弱点あり」と研究したんですかね?

「レアル・マドリーのビデオをチェックすると、両ボランチが持ち場を離れることが多く、その背後にスペースができることが分かった。メッシをそこに置いて、シャビ、イニエスタとプレーさせるのが目的だった。もし、(センターバックの)カンナバーロかメッツェルダーがマークに出てくれば、今度はスピードのあるエトーとアンリに、手薄になるサイドを突破させるつもりだった」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0809/spain/text/200905040002-spnavi.html

ユナイテッド戦のバルセロナの先制点は、中央突破から右サイドのエトーへパスをつないでゴールが生まれたわけですが、要は「今度はスピードのあるエトーとアンリに、手薄になるサイドを突破させる」狙いがうまく功を奏したってことだったのかもしれません。このウインガーをセンターFWで起用したり、センターFWをウインガーの位置で起用する「3トップのポジションチェンジ」ってのが、なんとなく今シーズン(というかここ数年のシーズン?)の流行だった気もします。

■もしかしてトレンド?

今言ったバルセロナのメッシ&エトーのポジション変更と同様、ユナイテッドはロナウドをセンターで起用しルーニーをサイドで起用するフォーメーションでよく戦っていたし(この試合もそう?)、アーセナルでは長身のベントナーをサイドで起用したり、チェルシーではアネルカがやはりサイドで起用されていました。まぁそれぞれのチームで、その起用の意図は違うんだろうけど、単純に「3トップのポジション変更」と考えるとけっこうそれを採用しているチームが多かった気がするんですよね。で、斬新でもあった。まぁ1つの「ゾーンプレッシング攻略方法」なんだろうけど、グアルディオラが上で言うように相手のゾーンを研究して「意図的に数的有利な状況」を作り出したり、「ギャップができるような1対1の状況」を作り出したりして、相手の守備の弱点を突くことが今のトレンドなのかもしれません。

■ゾーンとマンマークという観点

ちなみにバルセロナは、チェルシー戦ではメッシが試合中にサイドから中央へポジションチェンジしてマークを外そうとしていましたが、そういう「試合中の大胆なオフザボールの動き」と「最初から違うポジションで起用すること」をうまく使い分けていたのもすばらしい戦略でした。まぁチェルシーの守備がすばらしかったので、メッシの試合中の大胆なポジションチェンジに対しては、サイドバックのアシュリーがそのまま追いかける「マンマーク的な対処法」で応対し、アシュリーが空けたスペースは他の選手がカバーできていたけど、状況状況によって「ゾーンディフェンス」で守ったり「マンマーク」で守ったりする臨機応変な守備ができるチームでないとバルセロナのようなトレンド最先端の攻撃は防ぐことができないのかもしれません。って、まぁチェルシーも最後の最後にやられちゃったんだけどさ(笑)。

■複数のポジションをこなせる能力!

もちろんバルセロナが、そういう大胆なポジションチェンジができるのも、メッシがサイドでもセンターでもこなせる天賦の才能を持っているからなんでしょうが、今後、攻撃的な選手なら誰しもこのような「複数のポジションをこなせる能力」が問われるようになるのかもしれません。

■おめでと

というわけで、まとめますと、今シーズンのバルセロナの成功は、やっぱグアルディオラ監督の力抜きにしては語れないんでしょう。みんなの好きな「バルセロナのアイデンティティ」を保ちながら、相手の弱点をきちんと研究して理論的に戦ったその采配はすばらしいいものでした。優勝おめでとう。って、決勝戦はちゃんと見てはないし、別にそれほど今のバルセロナを見ていておもしろいとも思わないんだけどね。

一番最初に聞いたブラックミュージックは何だったんだろう。
たぶん、マイケルジャクソン。ビートイットかビリージーン。
ビリージーンは好きだった。あのプロモーションビデオも含めて。
でも、当時のブラックミュージックのプロモーションビデオで言えば
ライオネルリッチーの「オールナイトロング」も好きだな。
ブラックなんだけど黄色とかオレンジとかミドリみたいな原色を中心とした
カラーバリエイションが「黒人らしく」感じて好きなんだ。
スパイクリーの初期の映画もそれと同じ理由で好き。
まぁ実際のニューヨークのハーレムとかには、そんな「色」ないんだろうけどね。
All Night Long


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