とある決勝戦について。

ドイツチーム同士の決勝は偶然ではなく、ブンデスリーガのサッカーが強くなった証であるのだと思う。ただ、個人的にはそれよりも、スペインとイングランドプレミアリーグのチームが弱くなったことが重要視すべき点であるような気がしている。チェルシーを筆頭に、バルセロナ、レアルマドリード、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスターシティがふがいないだけなのだ。

 我々日本人にとってJリーグの進化系みたいな感じのチームが「チャンピオンズリーグの決勝」に残ったということは特筆すべき点なのかもしれない。ただ、だからといって、何かが変わるわけではない。昨年のチェルシーの優勝が偶然ならば、今年のチャンピオンズリーグの決勝戦も偶然なのだ。ムーブメントではなくて、偶然。もちろん、これから未来永劫、ずっと偶然が続くことだってありうる。それがサッカーの成功した姿なのか、死んだ姿なのかは現時点ではわからないが、ひとつ確かな事は、今年のチャンピオンズリーグの決勝戦を私は10分見て止めたということだ。テレビを消した。自信を持って。そして、悲しい気分になって、ジョークを言おうとしたのだ。

決勝戦なんて、いつもつまらない? 確かにそうだ。スピルバーグの映画みたいに、見ている人をいつも魅了する演出なんてないわけだし。もちろん、スピルバーグの映画だってすべてが面白いわけではないのはご存知ですよね?