スペースに対する考え方  ~スペースオデッセイ~

距離=速さ×時間


ご存知、小学校のころに習った方程式だけど、これサッカーの「スペース」を考える際にもあてはまる。


「スペース」とはピッチ上の相手がいない空間であるが、「時間」が経つと、そこはスペースではなくなる。
相手選手が動いて、そのスペースを埋めるからだ。

「スペース」には大きさがある。広大なスペースがあれば、ほんのわずかしかないこともある。
相手の守備陣が高いラインを引いた場合、その裏には「広大なスペース」ができることが多く、逆に相手がリトリート(引いた)守備陣形の場合はスペースはほとんど無く、強いチームは、その「わずかなスペース」を攻略してゴールする。

「スペース」における「時間」とは、そんな攻撃のスピードのことをいう。早いパス回し。すばやいシュート。すばやいオフザボールの動き。攻撃のスピードによって、「スペース」が生きたり死んだりするのだ。

「スペース」は見たままの空間だけではない。選手の頭の中にある、小宇宙でもある。
選手は頭の中でスペースを想像し、それを実際に作るために行動する。
「スペース」は1人で作ることもあれば、共同で作ることもある。
相手が間違って作ってくれることもあるが、基本、自ら創造するものであると考えるべきなのだ。
タイミング。スピード。相手のポジション。それらを複合的に考えて創造する。


距離=速さ×時間

無意識のうちに、その方程式に取り込まれているのだ。



守備するほうは、どうして「スペースメイク」を許してしまうのか。

簡単に言えば、1人の選手が守れる範囲に限りがあるから。選手と選手の間の隙間が狭いほどスペースは狭くなるが、スペースを完全に埋めることはできない。

なぜならピッチは広大であり、サッカーとは広大な台地を走るスポーツだからだ。



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